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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1258901346

昨日、ドイツの現代美術家レベッカ・ホルンの個展を鑑賞しに行ってきました。
それにしても、東京都現代美術館の駅から遠いこと。
とても寒い日でしたので、かなり厚着をしていたのですが、
着いたころにはかなり薄着になっていましたって、まあ、
どうでも良いことなんですけどね。

サブタイトルの「静かな叛乱 鴉と鯨の対話」と題された本展は、
とにかく、機械仕掛けで動く立体作品の造形が素晴らしく、
エキセントリックさと綿密な美しさに溢れていて、もう虜になりました。
「本展は、パフォーマンスの記録から長編映画まで、映像の代表作全てと、
絵画や彫刻の近作をあわせ、それぞれのメディアを関係づけながら
展開してきた活動を本格的に紹介するものです。
自然や人間の様々なエネルギーの流れを、目に見えるかたちに変換していく、
独自の創造の軌跡を堪能するまたとない機会となるでしょう。」
と、パンフレットにそう詠われているのですが、
まさにそのとおりだ!って感じで、
例えば、ショーウィンドーで飾られた服に魅せられた女達の想いが
生き霊のように執着して取り憑き、なんともいえない力を持ってしまうみたいな。
全てが人工の造形なのに有機的なものに見えてしまう、
まるで不思議な美しい生き物たちの見せ物の様でした。
特にかなり気に入ってしばらく過ごしてしまった「鯨の腑の光」と題された空間。
暗い空間の真ん中に浅めの水槽が置かれ、
その上に機械仕掛けの棒が文字を書いているように動いて、
その度に水が静かにゆれる。
そこから生まれた文字の光が、美しい音と共に空間内を漂い始める。
はじめは鴉と鯨に見立てた造形なのかなと思ったのですが、
鴉は人間、鯨は自然を表してたのですね〜

今回は造形物を主に観にきたのですが、
思っていたよりかなり面白かったので、
次回は映像を主に鑑賞しにいこうと思います。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1258901229

画像引用:上から

映画 「ダンス・パートナー」 1978 Ⓒ2009:Rebecca Horn

《アナーキーのためのコンサート》1990 ピアノ、モーター
Photo: Attilio Maranzano Ⓒ2009:Rebecca Horn

《ジェイムズ・ジョイスのためのヌーグル・ドーム》 2004 ナイフ、モーター
Photo: Gunter Lepkowski Ⓒ2009:Rebecca Horn

《双子の鴉》1997 鴉の羽、モーター
Photo: Attilio Maranzano ©2009:Rebecca Horn

《鯨の腑の光》 2002 水槽、作家による詩、ハイデン・チザムの音楽
Photo: Heinz Hefele Ⓒ2009:Rebecca Horn

レベッカ・ホルン展 「静かな叛乱 鴉と鯨の対話」展覧会概要
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/107/



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プロフィール
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ポテチ/ラダ
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50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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