ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
結婚式を明日に控えて、
親父が久し振りに一緒に風呂に入らないかと言ってきた。
親父とはすごく仲が良くて
中学卒業するくらいまでは背中を流し合ってたんだ。
別に断る理由もないし、何年かぶりの裸のつきあいをした。
「すっかり大人になっちまったなぁ」なんてしみじみ言うもんだから、
こっちまでちょっぴりセンチな気分になっちまう。
良く見るとすっかり老けてしまった親父を見て
「親父こそ、昔はもっと逞しかったのにね」って言ったら
「まだまだ若いさ」なんて強がってやがる。
「なぁ親父、母さん明日の結婚式来れるかな」
母親は高校入学した頃に気が触れてしまい、
それからずっと施設に預けられている。
主治医から母を刺激するのは良くないということで、
面会は親父が必要最低限だけ行くことにしていた。
「ちょっと無理かもしれないな」
「そっか…」
期待はしていなかったが、母が来れないのは寂しかった。
翌朝、式場に母から贈り物が届いた。
母が結婚式の時に祖母から譲り受けた簪だった。
親父は肩をポンと叩いて「母さんも祝ってくれてるんだな」と言った。
何故だか涙が溢れてきた。
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20年前くらいの前の、俺が当時小学4年生だったころの話。
当時、俺は日本海側の港町みたいなところに住んでいた。
父は大工をしていて、朝早く出てって夕方くらいに帰ってくるのが日常。
母は父や俺や兄弟を送り出した後、近くの総菜屋でコロッケを揚げていた。
1月半ばの寒い日のこと、
その日はたまたま俺と小学1年と幼稚園の年中組の弟2人と
一緒に3人で歩いていた。
夕方から夜に変わるくらいの時間で、
少し友だちと遊びすぎて門限を過ぎてしまっていた俺たちは急いで帰ってた。
すると、港の倉庫近くで知らないガッシリとした男3人に囲まれた。
日本語を喋ってなくて、暫く俺たちを囲んだまま何か話していた。
怖かったけど、俺は兄貴だし、弟たちは怯えてるし、で
弟たちを庇いつつ様子を見ていた。
そしたら話し合いが終わった男たちが
いきなり俺たちに襲いかかってきた。
2人の男がそれぞれ持っていた麻袋みたいなのを2人の弟に被せてきて、
俺が「やめろ!」と叫んでその1人を蹴ると、
もう1人に取り押さえられて肩に無理やり担がれて、男たちは走り出した。
それぞれ1人ずつ男に担がれた俺たちはパニック状態。
麻袋の中の弟たちは中で暴れて、くぐもった叫び声が聞こえる。
俺も弟も「助けてー!」とか「誰かー!」とか叫んだんだけど、
夕方の港は仕事がはけてしまって人がいないから、誰も気づかない。
このまま殺されるんだと、絶望して諦めかけていた時、
「何しとるんだっ!! てめえええらああああーー!!」
と怒鳴り声が聞こえて、その方を降り向いたら父だった。
父と同じく屈強な大工の仲間を5人くらい連れて、
みんなが角材を持ってこっちに突撃してきた。
俺たちを投げ捨てて男たちは必死に走ってたけど、
あえなく追いつかれ、大工の仲間たちに角材で殴られてた。
父が「もう大丈夫だかんな」と言って俺たちを抱きしめると
安心と恐怖とで、張りつめたものが一気になくなると
俺と弟たちは大泣きした。
「仲間の大事な子供たちに何してくれてんだぁ! ああ!?」
と大工仲間が怒鳴りながら男たちを蹴ってた。
父と大工たちがたまたま近くで工事してて、
その中の1人が子供の泣き声が聞こえると言ったので、
様子を見にきてくれたらしい。
男たちは隙をみて逃げたので、彼らのその後はどうなったかは分からない。
ただ、子供だけで下校はしないようにと学校から処置をとられ、
それから俺たちは教師たちと一緒に集団下校することとなり、
暫くその地域は夜間の外出は控えるようになった。
「兄さん、あれってやっぱりニュースで賑わしている
"北朝鮮の拉致" だったんだろうね。
父さんたちがいなかったら今頃僕たち、
あそこで日本語教師だったのかもね」
「そう思うと、俺たち本当にラッキーだったよな」
「みんなあんな感じで乱暴に拉致されたんだと思うと、
助かった自分としては、なんだか居たたまれないよ。
はやくこっちに帰れるといいね」
「ああ、そうだね……」
【上京の夢】
子供の頃、デパートの楊枝の先についた小さな旗を集めるのが好きでした。
今でもあらゆる国の旗をみると、胸にジーンとくるのです。
映画「カルメン、故郷に帰る」で、
アメリカ気触れの2人の踊り子の彼方の向こうに
日の丸が翩翻と翻るのを観た時、涙が止めどもなく流れましたわ。
....それが夢でも。
2人の向こうに花火が上がり、弾けたかと思うと、
日の丸、星条旗、トリコロール、ユニオンジャックと、
次々に青空に広がるのですが、どの旗も、どの旗も、
血まみれ、泥まみれ、糞まみれ。
....ごめんなさい、はしたない言葉を使って。
でも、本当に臭い、臭い血の匂い、ヘドロの匂い、腐肉の匂いがするのよ。
火に焼かれ落ちてくる旗も、
ドイツ、ロシア、イタリア、スペイン、カナダ....
1つとて、まともな旗は有りませんのよ。
どういう事なのでしょう。
踊り子たちは陽気にカンカンを踊っています。
....嫌の予感のする夢で、もう見まい、見まいと思っても、
ついまた見てしまうのですよ。
【胡蝶蘭の夢】
また三島さんの夢を見ましたのよ。
夢の中の三島さんは何故かホッカムリをしているのでございます。
元々、私は三島さんの小説が好きで、ファンでございました。
あの方、自決したでしょ、市ヶ谷の自衛隊で。
そうなんでございますよ。
お気の毒でなんとか、元の三島さんに戻したいと、
懸命に首を肉体に縫い付けるのでございます。
最初は絹糸を使いました。
でも、首は呆気なく落ちてしまう。
タコ糸、釣り糸、三味線の糸と、いろいろ試しても、
情けないほど首は取れてしまいますの。
針金まで使いましたのに、コロリと。
私の力、真心でも、詮無いことでございますのかしら。
【大きな金魚の夢】
浜辺に鯨よりも大きな金魚が打ち上げられるのであります。
朱色の綺麗な夏の日差しに、肉体を炙られて、苦しそうにのたうって。
人は大勢居ても誰もどうすることも出来ず、
それどころか、皆が死にかけている金魚に見とれているのです。
日が沈む頃、金魚は死にました。
空が血を流したような夕焼けの下で、太陽の光を反射するその鱗は、
金、朱色、臙脂、橙、鴇色、蘇芳、荒朱、茜、影の摺墨...とっても綺麗。
私は暗くなるまで、ずぅと眺めておりました。
....ですが、日が落ちると、あれほど艶々していた鱗から光が失せて、
松毬みたいにささくれだしたのです。
びっしりとフナムシに集られて、干涸びた目は落ち窪んで虚ろな穴の様。
穴の奥からありとあらゆる災いが溢れ出していきそうなほどに、
それは不吉で、禍々しくて。
そうなると何も金魚を見ようとはいたしません。
それでも、金魚の死体はそこに在ることを主張し続けるのでございます。
その圧倒的な大きさによって、朝な夕なに嫌がおうでも、
死んだ金魚が目に入る。
お分かりですか?
死がすぐそこに在る暮らし。
夢とはいえ、それは不思議に、心休まるものだったのでございます。
鈴木清順監督作品「ピストル・オペラ」より
自動車メーカーのスバルがカナダでオンエアを開始した
「フォレスター」の新CM。
相撲の力士が登場する愛嬌たっぷりの内容が話題となっているとのこと。
このCMは、スバル・カナダが製作したもので、
タイトルは「セクシー・スモウ」。
フォレスターとともに、逞しいというよりは
お茶目な力士が登場します。
今日の日本では八百長問題で激震が走る相撲界だけに、
なぜこの時期に?って感じのこのCM、
動画共有サイト経由で見ることができます。
面白いのでおススメ必見です。
Sexy Sumo/2011 Subaru "Forester" CM(YOUTUBEより)
http://www.youtube.com/watch?v=rOlluDJhXew&feature=player_embedded
"Oh Yeah!" というオリジナルで制作している服屋さんより、
私の描いた絵のTシャツが販売されることになりました。
今のところは星の絵の二種類と火男(ひょっとこ)というタイトルの
ちょっとゲイチックな暑苦しいTシャツ。
よかったら、こちらのネットのお店に覗いてみてください〜
OhYeah!
http://OhYeah.jp
http://www.ohyeah.jp/p/27866.html
プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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