忍者ブログ
ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
[44]  [38]  [30]  [29]  [28]  [26]  [25]  [23]  [22]  [21]  [20
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1220890981

これはもう10年くらい前の、私が白樺湖でリゾートバイトをしていた頃。
面白半分で真夜中、この辺りでも有名な塩尻峠の六角堂に仕事仲間数人と行きました。

工業用地として工場が建ち並ぶ中に、小島のような小高い林の固まり。
その奥に六角の壁がある小さな廃屋があるという。
林の中に入った瞬間、生温かい臭みと拒むような空気感に包まれる。
程なくして、ほぼ骨組みと抜けた床などの破片が散乱する廃屋が現れる。
確かに六角型、しかしせまいなぁ、人が住む目的の建物ではなさそうだ。
結核患者のサナトリウムの廃墟ときいていたが?
それにしても幽霊らしき気配は全く感じない。
むしろ祠のように結界が張られて追い払われている様。

朽ちた床にはなぜか新聞とイヤらしい女の裸の素人写真何枚かが置いてある。
色情に満ちた赤いハレーションの写り込み。
その時からにわかに視線を感じ始めて、妙な臭みが増してくる。
「この臭い、なんかさ精液とか体液っほくない?」

突然、ひとりが走り出し廃屋の中央に立ち、鼻息を荒くしながら服を脱ぎ始める。
「これはヤバい」
堰を切ったようにパニックに陥る私たち。
怖じ気ずく女の子が腰を抜かしたので背負ったり、その彼を連れ出しと、
慌ただしくも無事にみんなで林を抜け出し、六角堂を後にする。

今はもう取り壊されているそうです。

PR
Comment
name 
title 
color 
mail 
URL
comment 
pass    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:


プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター
ブログ内検索
アクセス解析
忍者アド
忍者AD-MAX
フリーエリア
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]