ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
俺のオカルト好きを知ってか知らずにか、
あんまり仲良くもない "M" が話しかけてきた。
仲良くないどころか、実はそいつの彼女と何度か寝ちゃったから、
( "M" にはバレてないはずとはいえ)俺としてはなんとなく気まずい。
"M" 曰く、「俺、学校裏の神社で幽霊2回見たんだ。
お前、近所だろ? 夜中の1時に絶対行くなよ」
怖がりなヤツなら、それを聞くと昼間も避けるんだが、
俺はというと、幽霊視たさに行きたくて行きたくてウズウズしてた。
そこは四方を山に囲まれた様な神社で、
正面から入っていくには50段くらいある石の階段を登るしかないんだが、
俺は林の中を突き抜けて下る獣道にもならないところを選んだ。
勝手知った道だし、霊を隠れてみたかったから。
到着して時計を見ると、AM1時の20分前。
「早く来すぎたかな~」と辺りをよくみると、
階段を登ってきたら着く場所の側に人影が.....
幽霊のお出ましかと思いきや、包丁持って隠れた "M" だった。
俺は持て余して暇つぶしにH目的の出会い系を見ていたら、
中学時代の友人だった "S" という子のプロフを見つけた。
HN、趣味などはテキトーな感じだったが、
写メを見た瞬間、彼女だとわかった。
俺の地元が "在住" とあるので、間違いない。
これは連絡をとらなくては!と思い、
すぐに貼られていた捨てアドにメールをした。
俺 「やあ! 君は "S" だよね? 覚えてるかな、中学で一緒だったタカシだよ」
すると、すぐに返事があった。
S 「タカシくん? うわー、懐かしい!」
俺 「あんな掲示板で見つけてびっくりしたよ!
それにしても、あんま変わってないね〜やっぱり可愛いな。
今はどうしてるの?」
S 「学校に通ってるよ」
俺 「っつうことは、もしかして、□□大学? 確か家近かったよね!」
S 「そうだよ!」
俺 「スゲーなー!! 中学から成績優秀だったもんね〜」
S 「そんなことないよ。
しかも最近、裏の道路が工事中で勉強に集中できないの」
俺 「裏の道路って□□通りのことか?」
S 「そうそう!なんか新しいビルが建つみたい」
俺 「へー、そういや、コンビニの隣ってずっと空き地だったもんな」
S 「そうなの。タカシくん、よく覚えてるね』
俺 「だって、 "S" の家はしょっちゅう遊びに行ってたじゃん!
中学近かったし、サボってナニした後、
隣の公園でアイス食べるのとか最高だったよな」
次に来たメールを見た時、俺は背筋が凍った。
S 「特定した。ありがとう」
「よう! 久しぶり!」
「久しぶり....ウッ、ゴホ! ゴホっ!」
「どうした? 風邪か?」
「....ああ。悪性のインフルらしい。今、家で寝てるとこ」
「インフルかよ。物騒だな。気をつけろよ」
「本当最近物騒だよ。 近所では通り魔事件が多発してるらしいし」
「何だそれ」
「何でも突然部屋に入ってきて後ろからロープで首をギュッ、といくらしい」
「何それ。気付くだろ。普通。まあ俺なら即返り討ちにしてやっけどな」
「返り討ち? 言うねー、そんなマジキチ相手に? ウッ、ゴホ! ゴホっ!」
「余裕っしょ!」
「マジでか.....なあ、実は....ゴっ! ゴホっ! ゴホっ! ゴホおっ!!」
「おいおい、大丈夫かよ?」
「.......」
「なあ、おいって!」
「......わりい。大丈夫大丈夫。風邪酷くなってきやがった」
「なんだよ、大丈夫か。声変わってんぞ」
「あ? ああ。ところで今度お前んち行きたいんだけどさ。 道教えてくんない?」
「おいおい。何回も来たことあるだろ?」
「忘れちまった。住所教えてくれたら行くよ」
「しょうがねえな。XXXX町XXXX番地な。もう忘れんなよ」
「わかった。必ず行くよ」
「じゃ安静にな」
「ああ」
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田舎というのはホント、何かと不便。
近場で働き口が少ないからわざわざ遠出しなければならない。
俺は毎朝電車で1時間程かけて会社のある駅まで向かう。
この通勤に使うための電車は一両編成の鈍行列車が1時間に1本程度。
田舎とはいえ、本数の少なさからラッシュ時間は意外と混む。
俺の乗る駅は始点駅で、朝は確実に席に座れるが帰りは運次第。
ただ、今夜は残業が長引いて帰りが遅くなっただけに乗客がかなり少ない。
今車内にいるのは俺を含めてたったの7人。
俺は端っこの席に腰かけ、何するわけでもなく窓から景色を眺めていた。
各駅で停車する度に乗客が1人、2人と降りていき、
最終的に車内に残ったのは俺ともう1人だけになった。
自分の降りる駅が近づいてきたところで面倒なことが起きた。
そのもう1人が突然、激しく咳込み始めて、床に倒れてしまった。
どうやらそのまま意識を失ってしまった様だ。
これは一大事だと思い、彼に駆け寄ってはみたものの、
なす術のない俺はとにかく声をかけ続けたが、全く反応がない。
運の悪いことに携帯の電波も繋がらず、外部に連絡することもできない。
やり方なんて分かるはず無いし、
正直、もう助からないと思う。
ある西新宿のビルで職場の同僚が窓の外を眺めていたそうです。
ちょうど同じ時間、
そのビルの屋上から女性が飛び下り自殺を図りました。
そして、彼の目の前をその女性が落ちていきました。
その後、彼がこう言ったそうです。
「俺、目が合っちゃったよ」
人間の目って1番恐いところですよ、全く。
田舎というのはホント、何かと不便。
降りる駅まで長い間揺られるものだから、ついつい眠ってしまうの。
私の夜のお仕事ってやたらと精力使うから。
あらあら、私ったら。
今日も電車でうたた寝しちゃってたみたい。
肩をポンポンっとたたかれてハッと目が覚めた。
見上げると見たことのない陰気なおじさんが立っていた。
「つきましたよ」
もしかして、寝過ごしちゃったかしら?
「起こしていただき感謝します」
私は慌てて立ち上がってホームへ駆け下りた。
バタンとドアが閉まって気づいた。
ちょっと、ここって降りる駅じゃないじゃん!
きっとからかわれた。ああ、無情。
走り出した電車を振り返ると、
さっきのおじさんが妙に清々しげに背伸びして笑っているのがみえた。
不快度100! なんてたちの悪いおじさんなんでしょう!
私が女装してるからって。
仕方がない。まあ、昼間だからすぐ次が来るだろうし。
....にしても、寝違えたのかしら。
肩が重い。
彼がいつもの様にタクシー運転手をしていたある日のこと。
真夜中の2時頃に人気の無い街の郊外を走っていると、
道路脇に喪服を着た女性が手を挙げて立っているのがみえる。
(こんな時間になんで喪服なんて着ているんだ? 実に気味が悪い)
そう、彼は思いつつも、このご時世。
客を選んでいられないので、その女性を乗せて走り出した。
女性は目的地は言わず、かすれそうな小さな声で、
「.....右にお願いします」
「.....真っ直ぐ行って下さい」
と言うだけで終始俯いていた。
(実に気味の悪い女だな)
そう、思いつつも、彼は言われた通りに車を走らせた。
しばらくすると、ある考えに囚われ始めた彼。
(もしかしてこの女....)
次第に彼の額から冷や汗が噴き始め、ソワソワと落ち着かなくなっていく。
「.....そこを左に」
そう言われた時、確信した彼。
「.....そこで止まって下さい」
後ろからその声が聞こえた時、彼は全身に汗をかき、体はガタガタと震えて顔面蒼白、
そして気が狂った様に泣き叫び始めた。
「ごめんなさい! ごめんなさい! 許して下さい! そんなつもりじゃなかったんです!
ごめんなさい! ごめんなさい! 許して下さい! うああああぁぁぁぁああああああ.....」
すると後ろの女性がハッキリした声でこう言った。
「あの日、なぜ逃げた」
あるところにマッチョで絶倫が売りの青年がいた。
そして彼は霊感が非情に強く、所謂「視える」人だった。
ある日、彼は3ヶ月ほど留守にしていた家に帰ってきた。
リビングに入った途端、信じられないほどの喉の渇きを覚え、
冷蔵庫の中にあったパック入り牛乳を一気に飲み干した。
最後の一滴を飲み込んだ後、彼は恐怖し、絶望した。
いきなりですみませんが私の悩みも聞いていください。
悩みというのは妻のことなんですが、実は最近、妻がとても冷たいのです。
原因は2週間前の喧嘩で、始めは軽い口論だったんですが、
私も妻も徐々にエスカレートしていき、
お酒も入っていたせいか、ついカッとなって手を上げてしまったんです。
そこで我に返った私は殴ってしまった罪悪感からその場から逃げ出したくて、
車で家を飛び出しました。
そして次の日、家に帰ると、
案の定、妻は怒っていて布団に入ったまま口を聞いてくれません。
それから今日に至るまで会話はもちろん、料理など家事もしてくれません。
妻は寝室にこもったまま、どうやら食事もとっていない様子。
ゴミはたまる一方で、何か生ゴミくさいです。
しかも喧嘩したその日から、バスの順番待ちで横入りされたり、
レストランではウェイターがいつまでたっても来なかったりと、
立て続けにイライラする出来事が起ります。
そして不幸が重なるというか、仕事もうまくいきません。
今日は幽霊が視えるという子供のカウンセリングに行ってきたのですが、
私が近づくだけで泣いてしまって話になりませんでした。
どうか皆さん、妻と仲直りする方法を、いいアイディアを教えてください!
最初の男が退場させられると、円卓を囲んでいた彼の椅子もすぐさま片付けられ、
4人になった僕たちの頭上からまた放送の声が流れる。
『会話を再開して下さい』
「......いつまでこんなことやらせんだよ!?」
最年長と見える髭面の男が叫んだ。
『予定では最後の1人になるまで続けさせていただくつもりです。では、はじめ!』
しばしの沈黙の後、僕の隣の眼鏡を掛けた男が言った。「めちゃくちゃだ」
「誰だってそう思ってますよ」
僕は頷いた。
「世の中何が起こるか解らないって言うけど、こんな....」
若い神経質そうな女が爪を噛みながら呟く。
「何も、俺たちじゃなくたって良いだろう!?」
また髭面が叫んだ。
「うるさいな!」眼鏡が怒鳴る。「みんなそう思ってんだよ!」
「よ、よして下さい!」
女が立ち上がり、必死に取り繕った笑顔で取りなした。
「いつまでもこんなことやってられっかよ!!」
眼鏡は頭をかきむしった。
髭面が僕の方を睨み付ける。
「よぉ兄ちゃん、ずいぶん静かじゃねえか」
「彼は」眼鏡も冷ややかな視線を僕に向けてくる。
「なるべく余計なことを言わないようにして、私たちが脱落するのを待ってるんです」
釈明しようとしたが、何を言っても火に油を注ぐだけの気がした。
「....すいません」
そう言った僕が気づいたのは頭を下げた後だった。
血の気が引いていくのが解った。
最初の時と同じブザーが部屋に鳴り響く。
「い、いや! 今のは....」
僕はスピーカーに向かって叫んだ。
引きずられながら僕が最後に見たのは、
他の3人の同情と安堵の入り交じった笑みだった。
最初の彼を見送りながら、自分もあんな顔をしていたのかなと僕は思った。
『はい、会話を再開して下さい』
クレーンがあってこそ、クレーンは組み立てられる
2つの階があってこそ、2階建てになる
卵があってこそ、メンドリは生まれ、
メンドリがいてこそ、卵は生まれる
ホント、きりのない話
まず考えてこそ、言葉は生まれる
言葉があってこそ、行動は起こせる
努力してこそ、事は成せる
傷ついてこそ、得るものがある
悲しんでこそ、見つかる喜びがある
ホント、人生って素晴らしい
それって巡り巡る大きな環の様
人生って素晴らしい、その一言に尽きる
夜があってこそ、夜明けは来る
1日あってこそ、君は退屈する。そうだろ? ブラザー
老いた中でこそ、若さが光る
凍えてこそ、太陽の暖かさが分かる
「これ」があるからこそ、「あれ」を知ることができる
恋に落ちるのはあっという間
だけど、本当の愛を知るのは何年もかかる
怖れがあるからこそ、人は信じる
涙があってこそ、錆びるものがある
汚れていればこそ、磨くとキレイになる
ホント、人生って素晴らしい
それって巡り巡る大きな環の様
人生って素晴らしい、その一言に尽きる
静寂があってこそ、音がある
喪失があってこそ、発見がある
道があってこそ、留まることを選べる
犠牲があってこそ、過ちに気づく
落ちる穴があってこそ、登る山がある
人生は全てにおいてに意味がある
ホント、人生って素晴らしい
Jason Mraz「Life Is Wonderful」より
プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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