ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
田舎というのはホント、何かと不便。
近場で働き口が少ないからわざわざ遠出しなければならない。
俺は毎朝電車で1時間程かけて会社のある駅まで向かう。
この通勤に使うための電車は一両編成の鈍行列車が1時間に1本程度。
田舎とはいえ、本数の少なさからラッシュ時間は意外と混む。
俺の乗る駅は始点駅で、朝は確実に席に座れるが帰りは運次第。
ただ、今夜は残業が長引いて帰りが遅くなっただけに乗客がかなり少ない。
今車内にいるのは俺を含めてたったの7人。
俺は端っこの席に腰かけ、何するわけでもなく窓から景色を眺めていた。
各駅で停車する度に乗客が1人、2人と降りていき、
最終的に車内に残ったのは俺ともう1人だけになった。
自分の降りる駅が近づいてきたところで面倒なことが起きた。
そのもう1人が突然、激しく咳込み始めて、床に倒れてしまった。
どうやらそのまま意識を失ってしまった様だ。
これは一大事だと思い、彼に駆け寄ってはみたものの、
なす術のない俺はとにかく声をかけ続けたが、全く反応がない。
運の悪いことに携帯の電波も繋がらず、外部に連絡することもできない。
やり方なんて分かるはず無いし、
正直、もう助からないと思う。
ある西新宿のビルで職場の同僚が窓の外を眺めていたそうです。
ちょうど同じ時間、
そのビルの屋上から女性が飛び下り自殺を図りました。
そして、彼の目の前をその女性が落ちていきました。
その後、彼がこう言ったそうです。
「俺、目が合っちゃったよ」
人間の目って1番恐いところですよ、全く。
田舎というのはホント、何かと不便。
降りる駅まで長い間揺られるものだから、ついつい眠ってしまうの。
私の夜のお仕事ってやたらと精力使うから。
あらあら、私ったら。
今日も電車でうたた寝しちゃってたみたい。
肩をポンポンっとたたかれてハッと目が覚めた。
見上げると見たことのない陰気なおじさんが立っていた。
「つきましたよ」
もしかして、寝過ごしちゃったかしら?
「起こしていただき感謝します」
私は慌てて立ち上がってホームへ駆け下りた。
バタンとドアが閉まって気づいた。
ちょっと、ここって降りる駅じゃないじゃん!
きっとからかわれた。ああ、無情。
走り出した電車を振り返ると、
さっきのおじさんが妙に清々しげに背伸びして笑っているのがみえた。
不快度100! なんてたちの悪いおじさんなんでしょう!
私が女装してるからって。
仕方がない。まあ、昼間だからすぐ次が来るだろうし。
....にしても、寝違えたのかしら。
肩が重い。
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プロフィール
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ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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