ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
とあるバーにて。
「田中」と名乗り、隣に座る男の話。
男子高校生時代、剣道部の副将であった彼は、
クラスメイトで柔道部の同じ副将であった中里ととても仲が良かった。
ガッチリ大柄で人懐っこくって男らしい中里。
彼はしだいに、憧れから恋愛の対象へと変わっていった。
ある日、彼は意を決して中里に告白しようと旧校舎に呼び出した。
そんな旧校舎は昔、虐められて自殺した男子高生の霊が出ると言われていた。
当時、旧校舎自体は立ち入り禁止になっており、ましては誰も近づくものがいない。
告白するには絶好の場所だと彼は考えたのだ。
前日、中里には昼休みに来るように伝え、
明くる朝早くに彼は旧校舎の扉の鍵を針金で開け、
中の教室の黒板に大きく「中里、好きです」と書いた。
そこで始業のベルが鳴り、慌てて旧校舎を出ようとすると、
その扉の近くでたたずむ男子学生がおり、
彼は「おい、急がないと遅刻するぞ」と声をかけ、教室に戻った。
授業を受け、昼休みに鼓動を弾ませながら旧校舎へ向かうと、
歩いていた彼の目の前に頭から落ちてきた中里。
幸い、死にはしなくとも意識不明の重体だった。
絶叫する彼。
中里は自殺でということになり、学校では誰が鍵をあけたのかが問題になったが、
彼には疑いすらかからなかった。
しかし「旧校舎に呼び出したのは俺、鍵を開けたのも俺だっ!」と自分を責める。
「このままあいつが死んでしまったら、俺は....」
その日から彼は中里の影に怯える様になった。
血まみれの中里が彼に呻き声を出しながら付きまとう。
絶対に俺を恨んでいる、と中里の影にパニックになった彼。
そこに「田中? おい、田中っ!どうしたっ!」と揺さぶるクラスメイトの清瀬が。
「うぉ?」と、彼は我にかえると、
「どうした、田中。俺は中里じゃなくって清瀬だ。お前大丈夫か?」
正気に戻った彼は、
「中里が俺を恨んでいる!実はあそこに呼び出したのは俺なんだ!」
と、清瀬に打ち明けた。
すると、教室の机が一斉にガタガタッ!と揺れはじめる。
「なんだ? 風...か?」と彼が聞くと、教室を見回してから、
「窓は開いてないぞ」と答える清瀬。
家に帰り、夕食後に軽く眠ると、また血まみれの中里が彼に手を伸ばしてきた。
汗だくで飛び起きる彼。
そこで部屋の電話が鳴り、恐る恐る出ると、
「もしもしっ? 田中?」と清瀬の声。
「ああ、清瀬か....」とホッとしたのも束の間、突然混線し、
「田中....ううぅ.....」と中里の声が。
受話器を投げ、怯える彼。
次の日、彼は清瀬にうながされ、旧校舎へ行くことに。
旧校舎の鍵を開け、「こうやって開けたんだ。こんな事になるなんて....」と
中里との思い出を語りながら、黒板に告白を書いた教室へ向かう2人。
そういえば、新学期の初日早々に中里が、あまり友達のいなかった俺に
なにかしら、いろいろと話しかけてくれたんだったな。
そう、清瀬に語るうちに彼は気づいてしまった。
「そうさ....俺には清瀬なんて友達はいなかった....お前は誰だ?!」
そう言って振り返ると、血まみれの変わり果てた清瀬の姿が。
「....俺は昔、ここで飛び降りた。
死ぬ前も誰も俺に話しかけてくれる生徒はいなかった。
そして死んだ後もっ!でもお前は違ったっ!」
あの旧校舎にいた時、声をかけた男子高生は清瀬だったのだ。
今なら分かる。
きっと中里はこいつから俺を守ろうと出てきてくれていたのだ。
「....俺は嬉しかった。お前を誰にも渡さないっ!」
清瀬に凄い力で窓際に引っ張られる彼。
上半身が窓の外に出てしまい、もう落ちると思った時、
「やめろっ! 助けてくれっ! 清瀬っ!! 清瀬っ!!!」
彼は必死に清瀬の名を呼び続けると、
清瀬は何かを叫び、涙を流して消えていった。
そのまま気を失いかけ、外に転落していく彼。
その時、ふっと手が浮いた瞬間、がっちりと掴む手が。
抱きかかえるように助けてくれたのは中里だった。
そのまま微笑んで消えてしまう中里。
黒板を見ると彼が大きく書いた「中里、好きです」の下に
「俺もだ田中、好きだ!」の文字が。
その日に中里の意識が回復し、半年後には完全に復帰した。
むろん、彼は中里と付き合う事になった。
私「それじゃあ、あなたには素敵な相方が居るってワケだ〜」
彼「いや、彼とは肉体的な相性の相違というか....すぐに別れたよ」
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今思うと、本当にバカな事をしたものだ。
山のリゾートバイトでの仲間6人で、廃校だかどこかに肝試しに行き、
1人ずつ順番に次々出発していくんだけど、今だ誰も戻ってこない。
最後の2人になり、あまりにも異常だから1人がもう1人に
「俺が15分経って戻らなければ警察に行け」って言って出発。
15分経っても戻らず、警察に行く。
警察が建物を中を調べてみたら、トイレの1つの個室で全員が首を吊っていた。
という話があった。
他の人がぶら下がってるところをかき分けて首を吊ったということだが、
確かにその様子を想像すると異常過ぎてとても怖い。
しかし、そうした方がずっと良いと思わせるものがあると案外、
そんな事はやってのけてしまえるもんだなと、窮屈ながらに、そう思った。
俺の彼女は「超」がつくくらいの怖がりだった。
昨日の夜、山のロッジで一緒に寝てると、
いきなり俺の両腕をつかんで揺さぶってきた。
驚いて「わ、何だよ!?」と聞くと、
「....何か、変な声が聞こえた気がして!」なんて答える。
「そうか?俺は気づかなかったけどなぁ」と言っても首を振るばかり。
どうにか安心させようと、
「大丈夫だって。何なら、そんな事忘れるようなコトでもまたしよっか?」とおどけて、
そのまま両手を握り返すと、
「バカ、Hなことばかり考えないの!」と笑い、頭をこづかれた。
とある山奥に、深い森に囲まれた一軒の廃墟がある。
戦前、そこで警官が一家皆殺しの末に拳銃自殺したとかいう話らしい。
そういう話があるせいかほとんど訪れる人もいないんだが、
時々夜中に廃墟の方から何かを叩くような音がするなんて噂もある。
俺たちは盆休みの肝試しとして、深夜その廃墟へと向かった。
廃墟は山の上にあるので、途中の道路に車を停め、後は森の中を徒歩。
道なき道を30分ほど進むと、闇の中に廃墟の姿が浮かび上がって来た。
廃墟に侵入しようとした時、どこからか「カーン、カーン」と不気味な音が。
これが噂の怪音らしい。
廃墟の中からではなく、裏手の方から響いてくる。
俺達は引き寄せられるよう、その音の方へ向かって歩き出した。
闇の中、何か白い物がチラチラ蠢いて見える。
白装束を着た人影だった。
「丑の刻参りだ!」それに気付いた瞬間、背筋がゾッと冷たくなった。
忍び足で逃げ出したが、運悪く木の枝を踏みパチッと音が。
その音に気付いて振り返る白装束。
若い女だった....が、顔は鬼のようだ。
すると、錯乱気味な金切り声をあげ、髪を振り乱して追ってくる女。
俺たちは無我夢中で森の中へ。
逃げながら「マジで殺される」と思った。
やっと道路まで出ると、突然「何やってんだ君達?」と呼びかけられた。
地元のお巡りさんだった。
俺達は息を切らせながら彼に事情を伝えた。
「そこだったか...よし、私が見てきてやろう。君たち、もう帰りなさい」
俺達は促されるまま、半ベソになりながら車まで戻り、急いで逃げ帰った。
数日後、あの廃墟の傍で全裸の女の死体が見つかった。
拳銃自殺だったらしい。
今思うと本当に背筋が寒くなる。
霊なんかより人間の方がよっぽど怖い。
ある山村での話。
その村では、柿などの果樹を収穫する時、来年の豊作を祈願するためか、
ひとつだけ取らずに残しておく風習があった。
ところが、それをわざわざ棒で叩き落して歩く男が現れた。
年寄りが「ばちがあたりゃしないか」と言っても馬耳東風だった。
その男はなんでも、この村の人ではなく、近くの町から通ってくるのだという。
男は、村人が実のなる木だからと、
草刈の時に残しておいた幼木も容赦なく引き抜いた。
ところがある時からぷっつりと男は姿を見せなくなったという。
村人はそれを疑問には思わないようで「おかげで猿の害が減った」と話してくれた。
あれは5年前のことだろうか。
休日に妻と幼い娘を連れて山の温泉に行った帰りの出来事。
もう夜もだいぶ遅くなり、急いで車を飛ばした。
後部座席から外の景色をみてる娘が話しかけてくる。
「ねぇとうさん、さっきからお月さまがずうっとついてくるよ、どうして?」
月がついてくる?何のことだ?
天文学の知識に詳しくない俺は一瞬困って、大人のズルい回答、
「みんなを見守るためについてきてるんだよ」と適当にごまかした。
「ふーん」
「クスクス」隣で妻が笑う。
「あれれ? 今お月さまが笑ったよ」
「アハハハ、そうかそりゃー良かった」
「あなた!前危ない!」
おっと!俺は慌ててブレーキかけた。
前方には車が数キロに渡って並んでいる。
ついてない、渋滞のようだ。
「くそ!なんでこんなとこで渋滞なんだ!」
「きっと事故でもあったのよ、無理もないわ。こんなに大雨が降ってるんだから」
「ねぇとうさん、とうさん、お月様がどんどんこっちに近づいてくるよ」
俺はバツイチで1人娘がいる。
ある女性と知り合い、恋に落ちた。
子供嫌いという以外、非の打ち所のない女性だった。
俺は娘がいる事を言い出せないでいた。
だがこんな女性には二度と出会えないかもしれない。
「ねぇとうさん、とうさん」
意を決した俺は、幼い我が娘を、家からほど近い山の中腹の
落ちたら死体は上がってこないと言われている自殺スポットの崖に投げ入れた。
俺たちは晴れて結婚することが出来た。
幸せの絶頂だった。
数ヶ月後妻は妊娠、出産した。
子供嫌いのはずだが、自分の子供はやはり違うらしい。
育児にも問題ないようだ。
ある日、あの自殺スポットに行きたいとせがまれた。
俺は反対したのだが、景色はいい場所なのであまり強く反対できず、
後ろめたさも有り、折れるしか無かった。
妻は娘を抱き、俺は後からついていく。
崖の上まできた。
振り返った妻はニッコリと微笑み、抱いていた娘を崖に投げ入れた。
「な、なんてことするんだ!」
「だってあなたは子供嫌いなんでしょう?」
私がまだ5歳の頃の話です。
当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。
まだ小さかったので母と女湯に入っていました。
ある日のこと、身体を洗った後飽きてしまった私は、
湯船の中でプールよろしく遊んでいました。
今迄気付かなかったのですが、
湯船の横から階段状になりドアが付いているんですね。
(何処もそうなのかも知れません)
私はふとそのドアが気になって段々を昇りドアの前まで行きました。
ドアノブの直下に大きな鍵穴があるのです。
ワクワクして覗きました。
向こう側は何かに覆われて見えない。
なんだ、つまらない。
いったん顔をあげました。
そして何を思ったか、もう一度、鍵穴を覗き込んだのです。
ぼんやりとした明かりの中、ボイラーとおぼしき器械が見えました。
わぁ、すごい。
夢中になって覗いていました。
それからなんとなく、ドアの向こうの気配、
それとも何かが知らせてくれたのか、私は目を離し身を引いたのです。
そして次の瞬間、
鍵穴からはマイナスドライバーの先端が狂ったように乱舞していました。
私は息を呑み、そこを離れるも、
あまりの怖さに、母親にさえ話すことが出来ませんでした。
あれから子供の私は、あの出来事も速攻で忘れて日々を過ごしていました。
間もなく我が家は引っ越すことになり、家の大掃除した後、
あの銭湯に行きました。
私は大掃除で見つけた色々なガラクタを後生大事に持っていったのです。
私は例によって風呂の中で遊んでいるうち、あのドアの鍵穴のことを思い出しました。
しかしあの恐怖を忘れていた私は、
ガラクタを入れた洗面器を抱えて鍵穴を覗きに行ったのでした。
また向こう側は何かに覆われて何も見えない。
私はガラクタの中にあった箸を取り出し、おもむろに鍵穴に突っ込んだのでした。
その瞬間、ドアの向こうでのドタバタする気配。
それにたじろいだ私は、箸から手を離しました。
箸はブルブル震えながらそのままでしたが、やがてこちら側に落ちてきました。
先から数センチが折れていました。
私はまた母親に何も言いませんでした。
その日を最後に、我が家は隣の市へ引っ越して行ったのでした。
数年後、小学生の私は、かつて住んでいたあの町に遊びに行きました。
真っ先に子供の社交場でもあった神社の境内に赴きました。
そこに行けば昔の友人達に会えると思ったのです。
しかし予想に反して、そこには誰も居ません。
いや、境内の裏の大木の前で、一心不乱に何かをやっている大きな男が居ました。
瞬間、かつての記憶が蘇りました。
彼は我々から「ミッキー」と呼ばれ怖れられていた若い男でした。
透明に近いシルバーの髪、兎の様な赤い目、
今考えるとアルビノという病であったのかも知れません。
彼は病的に粗暴で、メンコやベーゴマに興じる我々の中に乱入しては、
物を取り上げたり、殴りつけたりを繰り返す素性が不明の人物でした。
その彼が目の前に居るのです。
私は金縛りに会ったようになり、話し掛けることも逃げることも出来ませんでした。
彼は動作を止めると、ゆっくりとこちらを向きました。
彼の片方の目は潰れていました。
私の職業は精神科医。
以前、ゾッとするようなケースに遭遇しました。
私の家の隣に、60代の夫婦と30歳ぐらいの息子さんの3人家族が引越して来ました。
この息子さんはいわゆる「引きこもり」らしく、
その姿を見かけることはあまりありませんでした。
その家族の口からは直接聞いたわけではありませんが、
世間体などを気にして越して来られたのでしょう。
彼は日が経つに連れ、外に出る回数も減り、いつしか全く部屋から出て来ない、
完全な「引きこもり」になってしまったようでした。
毎晩のように、彼の部屋から母親の怒鳴り声が聞こえてきます。
玄関先でこの母親に顔合わせたりすると、
笑顔で挨拶してくれるのですが、明らかにやつれておりました。
彼を完全に見かけなくなってから、半年くらい経ったある日、
この父親が「明日、我が家に来て欲しい」と、私にお願いしてきました。
個人宅に訪問して診察することは今までなかったのですが、
ご近所の付き合いもありますので、了承しました。
そして次の日、その家を訪れると、夫婦揃って出迎えてくれました。
「こちらです」と母親に案内され、息子の部屋の前まで来ました。
母親が「開けるわよ!」とドアを開けるなり、
「いつまで寝てるのよ!」と大声をあげながらベッドの布団を剥ぎました。
その姿を見た時、俺は驚愕しました。
ベッドには、顔のない裸のマネキンが1体横たわっているだけだったからです。
そして、父親にこう言われました。
「診て欲しいのは、現実を受け止められない私の妻です」
ある電車の中、ガタイの良い若い少年が携帯をいじっていた。
隣にお婆さんが居て、「医療機器使ってるから電源切ってください」と言った。
その少年は「来たメールを読んでるだけだからっ」と言って、いじるのを止めない。
隣のサラリーマンのオジさんがすかさず、
「今は読んでるだけでも読んでるうちにメールが来るかもしれないだろ。切りなさい」
と言った。
少年は怒り狂った口調で「ああっん?!!」と彼を睨んだ。
逆切れだ!オジさんやばいぞ!
見守る人たちがそう思った時、少年は携帯をオジさんに突きつけながら言った。
「見ろよ!俺に来た最後のメールは4ヶ月前だっ! それ以来誰も送ってこないんだよっ!
今更誰が送って来るんだよっ!!! 俺から送る相手もいないんだよっ!!!」
みんな黙り込んだ。
しかしその中に1人だけ、無愛想な顔をして少年に近付くガタイの良い男がいた。
彼は少年から携帯を奪い取ると何か操作をして、再度、突き返した。
少年が呆然としていると、男は自分の携帯をいじり始めた。
しばらくして、少年の携帯が鳴った。
少年は目を見開いてパチパチさせながら携帯を見た。
....もうね、多分みんな心の中で泣いてた。
少年も泣いてた。
世界は「愛」によってまわっているんだと実感した。
同時にお婆さんは死んだ。
犬曰く、
「この家の人たちは、餌をくれるし、愛してくれるし、
気持ちのいい暖かいすみかを提供してくれるし、
可愛がってくれるし、よく世話をしてくれる!」
「この家の人たちは神に違いない!」
猫曰く、
「この家の人たちは、餌をくれるし、愛してくれるし、
気持ちのいい暖かいすみかを提供してくれるし、
可愛がってくれるし、よく世話をしてくれる」
「自分は神に違いない!」
「軍曹!我々は、例え、自分の家族が死に瀕していてもっ!
どんなに、勝ち目がない戦いであったとしてもっ!
自らの命を捨てて、敵を倒さねばならぬっ!
なぜだかわかるか!」
「お答えいたします、連隊長っ!
その件に関しては、私も常々疑問に思っておりましたっ!」
恰幅の良いご婦人がアヒルを連れて酒場に入ってきた。
「おい、ダメじゃないか、こんな所にブタなんか連れてきたら」
「何よ、この酔っ払い。どうしてこれがブタに見えるのさ」
「今、俺はアヒルに話しかけたんだ」
「あのう、すんません。表につないである犬の飼い主はあなたですか?」
「そうですけど、何か?」
「はい、ちょっと私の犬が、あなたの犬を殺してしまいましたので...」
「何ですって!あのライオンのように強く牛のように大きなボクサー犬をですかっ?
あんたの犬はいったいどんな犬なんだ!?」
「チワワです」
「チ、チワワ?いったい全体、どうやって殺したんだ!?」
「あなたの犬が、私の犬を喉に詰まらせたんです」
医者と大工と政治家が議論している。
医者曰く、
「神はアダムのあばら骨からイヴをつくった。
外科手術を施す医者こそ、世界最古の職業だ」
大工曰く、
「いや、神はカオス(混沌)からこの世界を建設した。
だから大工が世界最古の職業さ」
政治家曰く、
「そのカオス(混沌)を作り出すものは誰かね?」
とある日に、NYに住む消防士のビリーが幼い娘2人に
「もしパパが、この世からいなくなったらどうする?」
と、ちょっと意地悪な質問をしてみました。
すると娘2人は、口々に
「エーッ、ダメだよー」
「パパ、まだ死んじゃヤダーッ」
などと言いながら、泣きそうな顔で私に抱きついてきました。
やっぱり子供というのは可愛いものです。
妻はそれを見て、ニッコリ笑っていました。
日常のこんな些細なやりとりに、私は幸せを感じます。
ちっぽけな人生の中で見つけた、大きな輝き。
私にとって、家族は宝物でした。
NY都会暮らしに疲れたビリーは、カナダの大自然の中に山小屋を建てて移り住んだ。
2週間ほど過ぎた頃、不意に髭面の巨漢の男が訪ねてきた。
「やあ、あんた新入りさんだね?」
「あんたは?」
「俺はジョージってんだ。2キロほど向こうの山小屋に住んでる」
「じゃあ、お隣さんってことだな、よろしく!」
ビリーは隣人を歓迎し、バーボンを振る舞った。
すっかりビリーと意気投合したジョージは、赤ら顔で言った。
「あんたは好い奴だから、今週末のパーティに招待するよ」
「パーティ?」
そろそろ人恋しくなってきていたビリーは声を上擦らせて訊いた。
「パーティって、どんなことするんだい?」
「そうさな、たらふく食って、たらふく呑んで、踊りまくってよ、
夜は一晩中、SEXし放題ってところだな」
「SEXし放題っ!?」
ビリーは素っ頓狂な声を上げた。
「でも、そんなパーティに新参者の俺なんかが行ってもいいのかい?」
「なぁに、気にするこたぁねぇさ」
ジョージはバーボンを飲み干して腕をまわしながら言葉を続けた。
「参加者は俺とあんたの2人だからよ」
「....それなら、今からってのはどうだい?」
プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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