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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1305630123

今思うと、本当にバカな事をしたものだ。
山のリゾートバイトでの仲間6人で、廃校だかどこかに肝試しに行き、
1人ずつ順番に次々出発していくんだけど、今だ誰も戻ってこない。
最後の2人になり、あまりにも異常だから1人がもう1人に
「俺が15分経って戻らなければ警察に行け」って言って出発。
15分経っても戻らず、警察に行く。
警察が建物を中を調べてみたら、トイレの1つの個室で全員が首を吊っていた。
という話があった。
他の人がぶら下がってるところをかき分けて首を吊ったということだが、
確かにその様子を想像すると異常過ぎてとても怖い。
しかし、そうした方がずっと良いと思わせるものがあると案外、
そんな事はやってのけてしまえるもんだなと、窮屈ながらに、そう思った。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1305630162

俺の彼女は「超」がつくくらいの怖がりだった。
昨日の夜、山のロッジで一緒に寝てると、
いきなり俺の両腕をつかんで揺さぶってきた。
驚いて「わ、何だよ!?」と聞くと、
「....何か、変な声が聞こえた気がして!」なんて答える。
「そうか?俺は気づかなかったけどなぁ」と言っても首を振るばかり。
どうにか安心させようと、
「大丈夫だって。何なら、そんな事忘れるようなコトでもまたしよっか?」とおどけて、
そのまま両手を握り返すと、
「バカ、Hなことばかり考えないの!」と笑い、頭をこづかれた。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1305631330

とある山奥に、深い森に囲まれた一軒の廃墟がある。
戦前、そこで警官が一家皆殺しの末に拳銃自殺したとかいう話らしい。
そういう話があるせいかほとんど訪れる人もいないんだが、
時々夜中に廃墟の方から何かを叩くような音がするなんて噂もある。

俺たちは盆休みの肝試しとして、深夜その廃墟へと向かった。
廃墟は山の上にあるので、途中の道路に車を停め、後は森の中を徒歩。
道なき道を30分ほど進むと、闇の中に廃墟の姿が浮かび上がって来た。

廃墟に侵入しようとした時、どこからか「カーン、カーン」と不気味な音が。
これが噂の怪音らしい。
廃墟の中からではなく、裏手の方から響いてくる。
俺達は引き寄せられるよう、その音の方へ向かって歩き出した。

闇の中、何か白い物がチラチラ蠢いて見える。
白装束を着た人影だった。
「丑の刻参りだ!」それに気付いた瞬間、背筋がゾッと冷たくなった。
忍び足で逃げ出したが、運悪く木の枝を踏みパチッと音が。

その音に気付いて振り返る白装束。
若い女だった....が、顔は鬼のようだ。
すると、錯乱気味な金切り声をあげ、髪を振り乱して追ってくる女。
俺たちは無我夢中で森の中へ。
逃げながら「マジで殺される」と思った。

やっと道路まで出ると、突然「何やってんだ君達?」と呼びかけられた。
地元のお巡りさんだった。
俺達は息を切らせながら彼に事情を伝えた。
「そこだったか...よし、私が見てきてやろう。君たち、もう帰りなさい」
俺達は促されるまま、半ベソになりながら車まで戻り、急いで逃げ帰った。

数日後、あの廃墟の傍で全裸の女の死体が見つかった。
拳銃自殺だったらしい。

今思うと本当に背筋が寒くなる。
霊なんかより人間の方がよっぽど怖い。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1305631405

ある山村での話。
その村では、柿などの果樹を収穫する時、来年の豊作を祈願するためか、
ひとつだけ取らずに残しておく風習があった。
ところが、それをわざわざ棒で叩き落して歩く男が現れた。
年寄りが「ばちがあたりゃしないか」と言っても馬耳東風だった。
その男はなんでも、この村の人ではなく、近くの町から通ってくるのだという。
男は、村人が実のなる木だからと、
草刈の時に残しておいた幼木も容赦なく引き抜いた。

ところがある時からぷっつりと男は姿を見せなくなったという。
村人はそれを疑問には思わないようで「おかげで猿の害が減った」と話してくれた。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1305631851

あれは5年前のことだろうか。
休日に妻と幼い娘を連れて山の温泉に行った帰りの出来事。
もう夜もだいぶ遅くなり、急いで車を飛ばした。
後部座席から外の景色をみてる娘が話しかけてくる。
「ねぇとうさん、さっきからお月さまがずうっとついてくるよ、どうして?」
月がついてくる?何のことだ?
天文学の知識に詳しくない俺は一瞬困って、大人のズルい回答、
「みんなを見守るためについてきてるんだよ」と適当にごまかした。
「ふーん」
「クスクス」隣で妻が笑う。
「あれれ? 今お月さまが笑ったよ」
「アハハハ、そうかそりゃー良かった」
「あなた!前危ない!」
おっと!俺は慌ててブレーキかけた。
前方には車が数キロに渡って並んでいる。
ついてない、渋滞のようだ。
「くそ!なんでこんなとこで渋滞なんだ!」
「きっと事故でもあったのよ、無理もないわ。こんなに大雨が降ってるんだから」
「ねぇとうさん、とうさん、お月様がどんどんこっちに近づいてくるよ」


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1305632400

俺はバツイチで1人娘がいる。
ある女性と知り合い、恋に落ちた。
子供嫌いという以外、非の打ち所のない女性だった。
俺は娘がいる事を言い出せないでいた。
だがこんな女性には二度と出会えないかもしれない。
「ねぇとうさん、とうさん」
意を決した俺は、幼い我が娘を、家からほど近い山の中腹の
落ちたら死体は上がってこないと言われている自殺スポットの崖に投げ入れた。

俺たちは晴れて結婚することが出来た。
幸せの絶頂だった。
数ヶ月後妻は妊娠、出産した。
子供嫌いのはずだが、自分の子供はやはり違うらしい。
育児にも問題ないようだ。
ある日、あの自殺スポットに行きたいとせがまれた。
俺は反対したのだが、景色はいい場所なのであまり強く反対できず、
後ろめたさも有り、折れるしか無かった。
妻は娘を抱き、俺は後からついていく。
崖の上まできた。
振り返った妻はニッコリと微笑み、抱いていた娘を崖に投げ入れた。
「な、なんてことするんだ!」

「だってあなたは子供嫌いなんでしょう?」


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1305633010


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プロフィール
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年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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