ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
あるサイトで彼と出会った。
そしてある日、初めてデートをした。
少し俺が遅れたからか、彼は怪訝そうな顔をしていた。
緊張していたのか無口なヤツで、あまり言葉を発さなかった。
目もあまり合わしてくれない。
食事を楽しんだ後、彼の部屋に行った。
彼は言葉のとおり、人生に疲れた様だった。
なのでさっそく、とっておきのプレゼントをあげた。
すると彼は激しく喜んでくれた。
代わりに、俺が好きなジグソーパズルをくれた。
俺は一旦組み立てられたパズルを壊すのが好きな "変わり者" だ。
翌朝、1ピースを持って部屋を出た。
俺は今までも "パズルが好きなんだ" といっては、
ジグソーパズルをよくプレゼントしてもらうのだが、
1ピースだけ持って帰って、後は忘れるという変な癖がある。
ついこの間の話さ。
俺はその日、偶然出くわした大学時代の後輩と呑んでヤリすぎちまったせいで、
夜中にトイレに起きたんだ。
その途中、ふと個室の方に目をやると誰か浮いてるんだよ。
暗くてよく分からなかったが、男の様だった。
俺は昔っから霊感が強くって、よくこういうモン見ちまうんで、
またかと舌打ち、無視して寝たんだ。
そうしたら翌朝ビックリさ。
あそこで浮いてたのは俺の首吊り死体だったんだ。
やっぱ、後輩とあの時の
もうすぐ日付が変わろうかという遅い時間、
最近やたらとつかれやすくなった俺は寝ようと布団に入ったところで、
遠距離恋愛中の恋人から電話がかかってきた。
「ういーす」
「おう、コウタか。元気か?」
「なあ、今度はいつ会えるよ?」
「うーん、そうだなぁ、来週辺りには仕事も落ち着いてると思うからさ」
「ふーん、そう....」
「おいおい、なんだよその冷たい返事はー」
「....前から思ってたんだけど、お前、浮気してるだろ?」
「はぁ? なんで? 昔の俺ならともかく、
発展場にも顔出さない真面目な俺がそんなのするわけないだろ?」
「だって、いっつも男の喘ぐ声が聞こえてるんだけど」
「....おかしいなぁ。聞こえるはずはねぇんだけど」
俺はある夜、悪夢をみて目を覚ました。
部屋の中では恋人が漫画を読んでいて、ただ、俺は夢をみていたのだと安心した。
「なんだ、どうしたん?」
俺が起きたことに気づいて、彼は本を伏せて、そう尋ねてきた。
俺はとても恐ろしい夢をみたのだが、どうも内容が思い出せんことを伝えると、
突然、彼が後ろ手に隠した包丁で俺を刺した。
しかしそれは夢で、俺は再び目を覚ました。
悪夢同様に、今度はセフレが漫画を読んでいた。
俺は夢であったと知り、思わず彼に抱きついた。
「おうおう、また再開ってか?」
「ちげーよ。スッゲー怖い夢をみたんだよ。お前が俺を殺そうとする夢」
そう聞いた彼はクスリと笑った。
「バカだなぁ。包丁なんかで殺すわけないじゃないか」
そう言って、側に置いていたドライバーで俺を刺した。
しかしそれはまた夢で、俺はまた目を覚まし、
また彼に殺されるというのを何度も繰り返した。
最後に俺は彼に揺り動かされて、半ば強制的に目を覚ました。
「なんだよ! お前、大丈夫か? スッゲーうなされてたぞ!!」
「......」
そして彼は俺を抱き締めた。
俺の目にすぐそばに置いてあったドライバーが映った。
こっちがやらなければ、またやられる。
俺には既に夢と現実の区別はついていなかった。
もう、これで悪夢はみないだろうと俺はまた布団に入り直し、
再び眠りについた。
Steven Klein 「Games and Restrictions」
http://www.kaltblut-magazine.com/games-restrictions-by-steven-klein/
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3年前の春、妻と俺が念願の娘が生まれ、今年で3歳を迎えると、
アパートも手狭になったので、中古のある一軒家を買った。
それが、築3年で庭付き駅近、信じられないような格安物件だったんだ。
友人には「事故物件じゃね?」なんて言われたけど、
不動産屋に問い合わしたら、誰かがそこで亡くなったということはない様だし、
ご近所の人たちも気さくで優しいし、
今時珍しいおすそ分けなんかも頂けるので俺は気に入っている。
「時々、おこげ入りの失敗作もあるのよ」なんて、妻は笑っているが。
しかし、半年程過ぎた頃から、妻の体調が悪くなり、
「視線を感じる」と怯えるようになった。
やはり、この家はいわく付きなのだろうか?
不動産屋は特に無いですよとは言っていたものの、
やっぱり気になる。
そこで家が立つ前は何だったのか、
隣りに住んでいるお婆さんに聞いてみると、
「元々その場所はね、うちの畑だったのですよ。
亭主がいなくなってから、手入れが出来なくなってね。
仕方なく手放しましたの」
と、いつもながら気さくに答えてくれたものの、
なんだか少し寂しそうだ。
そういえば、彼女の家族が出入りしているところは見ないな。
寂しいから、色々と隣の俺たちの世話を焼いてくれるのだろうか。
ある日曜、俺は相変わらず具合の悪いままの妻に変わり、
娘と遊んでやろうと庭に出た。
以前の住人も子持ちだったのか、小さな砂場がある。
そこで砂遊びをさせていると、
砂の中から真新しいクマのぬいぐるみが出てきた。
もしかして、娘が埋めたのか?
手に取ろうとするも、何か違和感を感じ、慌てて手を離した。
よく見ると胴体の部分が赤い糸で縫い直されており、
びっしりと隙間なく針が埋め込まれていた。
先に娘が触っていたらと思うと....ゾッとしてすぐに警察に電話した。
駆けつけた警察官に庭で必死に説明するも、
あまり真剣に取り合ってもらえなかった。
「この2、3年かな。よくそういうイタズラは聞くんですけどね」
そんなやり取りをしていると、隣りのお婆さんがひょっこり顔を出した。
「どうしたのですか?」
「はい、気味悪い人形が庭に埋めてあったんですよ。悪意があるとしか思えません」
「あらあら、それは怖いわねぇ。それでお子さんは?」
「え?」
「怪我とかは大丈夫だったの?」
女 「あなた、私が年を取っても愛してくださる?」
男 「もちろんさ、ほら、今愛してるじゃないか」
男 「君はまるでおれを犬の様に扱うね」
女 「あら、そんなことないでしょ? 私、犬は好きだもん」
「その葉巻はいくらだね?」
「1本で15セント。2本なら25セントで」店主が答えた。
「1本でいい」客は、15セント出して葉巻を1本とって立ち去った。
そのやり取りを見ていた男がすかさずカウンターに行って、
10セントを出した。
「残りの1本をくれ」
女 「ねえ、あなた。たまには外で食事ってのはどうかしら?」
男 「いいね。なんだか昔に戻れそうだな」
女 「毎週1回、曜日を決めて行くといいと思うんだけど」
男 「うんうん。ますますいいね。楽しみだなぁ」
女 「じゃあ、私は土曜日に行くから、あなたは月曜日にでも行ってね」
バーニーは、友だち・クラウドの家に食事に招かれた。
クラウドは相方に何かを頼む時、
"ハニー" とか、"ダーリン" とか、"スウィートハート" などと
甘い言葉を付けて呼ぶのをみていたバーニーが彼に言った。
「素晴らしいね。君たちが一緒になって5年になるけど、
いつも相方をそう呼んでるんだね」
するとクラウドは、バーニーの耳元に小声で言った。
「実を言うとね。5年前から、彼の名前を忘れちゃったんだよ」
船が難破して何人かが孤島にたどり着いた。
それは12人の女と1人の男だった。
数ヶ月後、女たちは欲求不満になってきた。
そこで、毎日2人づつ相手をするように男に求めた。
但し、日曜だけは男に休みをやった。
ある日曜日、男がくつろいでいると、ボートが近づいてきた。
彼はとうとう助けが来たかもしれないと思った。
ボートはかなり近づいてきたが、乗っていたのは1人の男だった。
ボートが接岸すると、島にいる男が言った。
「おお、神様。君に会えてほんとうに嬉しいよ」
するとボートの男が言った。
「アタシもよ。ずっとご無沙汰していたの〜」
島にいる男は叫んだ。
「なんてこった! これで日曜もなくなった!」
このウルトラマンの漫画の一節にある「死なないだろ...多分」という
セリフと結果に思わず笑ってしまって、アップしてみたのですが、
最近のニュースをみていると、
そう安楽視したことで今大変になってることばかりの様な気がします。
原発問題然り、厚生年金問題然り、税金対策然り....
もう、嫌な意味での「然り」の連続。
あるアニメで観たマッチョな赤い髪の王様に付き従う兵士の軍勢が、
そう掛け合ってたのを思い出します。
(後日調べたらアニメ「Fate/zero」の征服王・ライダーでした)
話は変わりますけど、
京都の祇園で起きた暴走殺傷事件を起こして死亡した藤崎晋吾容疑者。
事故直後に自宅でペラペラとインタビューに応えてた姉と組んで、
数年前まで吉本の芸人として漫才をしていたそうです。
私は上野から電車で1時間ほどのところに住んでいる。
その日は連続していた残業が終わり、土曜日の休日出勤ということもあって、
よく行くバーで同僚の友人と深夜まで飲み、終電で帰った。
ちなみに私の自宅からの最寄り駅の前には普段からタクシーが少なく、
深夜近くなるとタクシー待ちの列が出来ていることが多い。
いつも利用してる自宅までのバスの最終は早く(なんせ、田舎ですので)、
この1週間ほどは帰宅時間が遅くて、毎晩タクシーを利用していた。
さてと、今夜は土曜日だから平日よりたくさんいるかな....と、
ウンザリながらも覚悟して駅前に行くと、
珍しくタクシー待ちの列が無かった。
中年女性が1人立っているだけ。
みんな、飲んで憂さ晴らしすることなく真面目に帰宅してるのねと、
ホッとした私はタクシー乗り場へ向かおうとした時、
階段を駆け降りてくる足音が聞こえてきたと思ったら、
あっという間に私をを追い越したサラリーマン風の若い男が
中年女性の後ろに並んでしまった。
あっけにとられると同時に少しムッとしたが、
まあ、2人だけだし、そんなに待たずにすぐにタクシーに乗れるだろうと、
程よく酔っぱらって気を好くしてる私はその男の後ろに並んだ。
程なく1台のタクシーがやって来て中年女性を運んで行った。
よし。あと2台、早く来て〜
1台目が去ってから15分くらい待った頃、携帯で自宅の母に連絡していると、
ようやく、タクシーのヘッドライトが見えた。
さっそく前にいる男が乗り込み、運んで行った。
駅前から遠ざかるそのタクシーを見送りながら、私はふと思った。
このタクシーが来るのに20分か。普段より待ち時間が長いかも。
少ないとはいえ、もう少しタクシーの回転数は早かったような気がしたけど。
最初のタクシーが黒で今のタクシーも黒。
いつもは黄色やらオレンジやら、何社かのタクシーが来てたと思うんだけど、
まさか、土曜だから1台だけってこと? このタクシー儲かるじゃん。
その分私は疲れが倍増していくけど....
20分も待った頃、念願のタクシーがやって来た。
さっきの黒いタクシーだ。やはり1台きりで廻ってるのだろう。
乗り込んだ私はタクシーに乗り行先を告げた。
「XX町公民館を過ぎたところにある化学工場の前までお願いします」
「土曜なのにお仕事、遅くまで大変ですなぁ。夜勤か何かで?」
と人の良さそうな運転手が話し掛けてきたものの、
とたんに睡魔が襲ってきてウトウトな私は面倒なので、
「ええ、まあ」などと曖昧に答えた。
20分程して公民館の前を通ったので、私はもう一度、
この先の工場前で停めてくださいと運転手に告げた。
ちなみに私の自宅はこの工場に隣接した小さな用水路を渡った農道沿いにあり、
そこまで車は入れなかった。
工場の建物か見えてきたので、
私は財布からタクシー代を出そうとしていると運転手が言った。
「ところでお客さん、この工場で働いてる人?」
お節介な運転手だな。そうだとしたら(そうじゃないけど)、
いったい何だっていうのかしら。
「いいえ。違いますよ」と少し強く言うと、
何とタクシーは工場の前を通過して行ってしまった。
驚いた私は、「ここです! ここで降ります!」と言うも、
運転手はそのまま走らせて行った。
「ちょっと、運転手さん! 通り過ぎたじゃないの!」と少し強く言うと、
運転手は車を走らせながら、
「お客さん、火曜日にも乗ったでしょ?」と私に聞いてきた。
そういう間にもどんどん自宅から遠くなっていく。
確かに今週はタクシーを毎晩使ったが、それが何だというのかしら?
訳が分からず、私は答えずに固まってしまった。
しばらくその道を走るとコンビニの灯りが見えて、
タクシーはその駐車場へ入った。
タクシーを止めると、後ろを振り向いて運転手が言った。
「咄嗟にとはいえ、すみませんね、お客さん。でもちょっとあれはねぇ.....」
すると運転手は名刺を取り出し、
私の所属する会社の電話番号はここにあるので苦情が有れば私の名前を言って、
と前置きして言った。
火曜日もこの運転手のタクシーに私を乗せたという。
初めは気が付かなかったのだが、
"化学工場" という名前で思い出したそうだ。
「実は、あなたの前に、男性客を乗せたんだけどね」
私を追い越していったサラリーマン風の若い男のことだ。
「その客がね、さっき、"化学工場" で降りたんだよ」
タクシーの中でその男は携帯で、”もうすぐ着くから” とか "何分後だ" とか
"酔っぱらってていい感じ" などと電話で話していたのを聞いたという。
そういえば、この運転手は私に夜勤がどうの、
その工場の関係者かを問う質問をしてきたのを思い出したが、
まだ何故ここまで通り過ぎたのかが分からない。
私はそれを訪ねると、運転手曰く、
「あなたを火曜もあの工場の前で降ろしたから、
これからまた今夜も夜勤なのかなと思ったんだけど、
話を聞くとその工場の人じゃなさそうだし、さっき通った工場の事務所は
電気点いてなかったから閉まってそうだったからね。
あの男性客も工場勤務じゃないんだろうなと考えてたら、
道の反対側にワンボックスが1台停まっていたのに気づいたんだよ。
男が後ろに4人くらい乗ってたかなぁ。
それがね、ライトが当たった瞬間、サッといっせいに隠れたんだよ。
怪しいだろう?
しかも運転席に居たのは間違いなくあの男性客だったからねぇ、
あなたに何か遭ったら俺も後味悪いからなぁ」
そういえば、私は携帯で母に話した内容を思い出してゾッとした。
母さん? そう、今駅。これからタクシーに乗るから、
"化学工場" まで....
プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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