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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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兄は筋金入りの潔癖症(そして、ちょっとオネエ)。
いつも部屋をピカピカにしてないと気がすまない。
私はというと、どちらかというとズボラな方で、
ゴミが散らかっててもあまり気にはならない性格だ。
だから2DKのアパートで一緒に住んでいる兄と私は、
なんとなくぎこちない感じだった。

ある日、業を煮やした兄はついにキレた。
「もう限界。
 毎日毎日部屋を散らかして! 片付けてるこっちの身にもなってよ!
 どうせわざと散らかして片付けてる私をみてほくそ笑んでるんでしょ?
 あんたみたいな薄汚れた人間なんて真っ平!! 」
そういって出て行ってしまった。
あまりに凄い剣幕だったので、
「なによ、あそこまでキレることないじゃん」と思いつつも、
私は少し反省して、
これからは少しでも整理整頓できる女になっていこう!と決心。
とりあえず、今散らかっている部屋を掃除し始めた。

30分後。
部屋の隅から隅までゴミ1つない光景がそこにあった。
我ながら感嘆の溜息を漏らし、
私だってやれば出来る! という自信がついた。
そこへ姉が帰ってきた。
どうやらゴミ袋を買いに行っていたらしい。
それにしても、随分と大きなゴミ袋だ。
私は「ほら見てよ、お兄ちゃん。
 あたし頑張ってこんなに綺麗にしたのよ! だからそれも必要ないし。
 あたしだってやればできるんだから!」と息巻いた。

すると兄は「そう?」といい、ゴミ袋を1つだけ取り出した。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330753339

昨日は少ししか会えなかったから、
今日は黙って彼の家まで来ちゃった。
リビングで細々としたゴミを片付けて、
台所で鼻歌混じりに包丁をふるう。
彼、帰ってきたらどんな顔するかしら。
考えるだけで笑みがこぼれる。
その時、インターホンが鳴った。
モニターを見て、私は玄関に向かう。
きれいにしたばかりなのに、またゴミを片付けなきゃ。
まったく彼ったら話してくれてないことが多いんだから。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330753374

俺はどうしようもなく彼にひかれていた.....繰り返し。
嗚呼、思いだす、彼との思い出。
体格とは裏腹に極め細やかな性格で可愛かったな。
柔道の試合後、初めて告白した時にみせた満遍の笑顔。
横浜の埠頭にて、
夜景をバックに銀の指輪を渡した時は、涙を流して、喜んだっけ。
7年間の思い出が頭を駆け巡る。
....だけど俺は彼を裏切ってしまった。
野心に負けて、社長の娘を選んだんだ。

彼は思い出の場所に俺を呼び出した。
俺は、本当は彼を1番愛してると伝えたかったけど、
もはや何も言えなかった。
彼は、 泣いてる様な笑ってる様な顔で、
「おまえとしあわせになりたかったよ....でももうておくれだしね!」

そういい残すと車を走らせた。
彼の去った後は怖いくらいの静寂が訪れた。

俺は結局、結婚できなかった。

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http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330612971

小学生の頃、家に叔父が居候してた。
叔父は工場の仕事をクビになり、
家賃も払えなくなってアパートを追い出され、やることもなく、
毎日俺が住む家でゴロゴロしていた。

収入もなく、毎日安酒を飲んで寝てるだけの叔父だったけど、
甥っ子の俺のことは可愛がってくれ、時々棒アイスを買ってくれたり、
釣りやクワガタ採りに連れてってくれたりして、
俺はこの叔父が好きだった。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330612918

叔父が居候しだして半年が過ぎた頃のある雨の深夜、
父と伯父が階下で言い争いをしてる声が聞こえた。
かなり激しい怒鳴り合いだったので、聞いてたラジオの音を微かにし、
息を殺して聞いていると、突然バタン!とドアが閉まる音がして、
叔父らしき大柄の男がドスドスと階段を上がる音が聞こえてきた。
げっ、俺の部屋にくんの? とビビってると、
隣の仏間の障子がピシャっと閉まる音がした。
俺はそっと布団に潜り込み暫くドキドキしてたが、
いつの間にか寝入ってしまった。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330613032

翌日の日曜、俺の両親は仕事場の店にいってしまい、
家には俺と叔父の2人きりになった。
俺は昨夜のことは知らないふりで、日曜の昼のテレビを見ながら、
母が用意してくれてた唐揚げで早めの昼飯を食べていた。
そこに叔父が2階の仏間から出てくる音に続いて階段を下りる音がした。

のれんをくぐり、顔を出した伯父に俺はちょっと緊張しながら
「ブンちゃん(伯父)、おはよ~」と言うと、
叔父も「おう、なんや、美味そうやな」と一緒にご飯を食べだした。
「なあ、タカシ(俺)。飯食ったら釣り行くか?」と誘われたので、
俺は子供心に叔父を慰めてやろうと「うん」と同意した。

釣竿を2本持ち、仕掛けの詰まった箱をバケツに入れて、
俺と叔父はいつもの近所の滝つぼへ向かった。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330613074

滝つぼは前日の雨で水位が増し、褐色の濁流が厚い渦を巻いていた。
「あんまり連れそうやないね」と俺が言うと、
叔父も「どうやろか、まあ、ちょっとやってみようか」と応えた。
「こう言う時の方が帰って釣れるもんやけん。ウナギとか釣れるとぞ」
と言い、叔父は滝壺の方まで進んだ。
俺はこんな奥やら行かんでいいのにな~と思いながらも、
言葉少なに早足で叔父の後をついて行った。

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「....ここでいいか」
叔父は滝壺手前の高い大岩の前で止まった。
「タカシ、この上から釣ろうか。ちょっと上ってみ」と俺を持ち上げた。
俺は尻を押されてなんとか岩の上に這い上がると、
「どうや? 水の具合は。釣れそうか?」と叔父が聞いてきた。
俺は濁流が渦巻く水面を覗き込み、
「魚やらいっちょん見えんよ」と魚影を探した。
暫く水面を見てた俺は、叔父の返事の無いことに気付き、
「ブンちゃん?」と振り返った。
岩の下にいたはずの叔父は俺の直ぐ背後に立ち、
俺を突き落とそうとする様な格好で両手を自分の胸の前に上げていた。

振り向き様に叔父さんの姿をみた俺は固まった。
叔父の無表情で力の無い目。
水が打ちつけられる轟音をバックに時が止まった。

俺は何も言えずに叔父の目をただ見つめ返すことしか出来なかった。
汗が頬を伝い、身動きの出来ない体の中で、
ただ心臓の鼓動だけが高鳴った。
伯父も手を下ろそうとせずに、ただ無気力な目で俺を見つめていた。

どれくらい見詰め合っただろう。
不意に叔父の背後の藪ががさがさとなった。
両者ともハっと我に返り、藪に目をやった。
見るとこちらに気付く様子もなく、近所の農家の人が横切って行った。

俺は俯いて動かない叔父の横を通り過ぎてから
「今日は釣れそうにないけん俺先帰っとくね」とだけ言って歩き出した。
滝から少し離れると、俺は弾かれた様に全速ダッシュで逃げた。
振り返るとあの目をした叔父がすぐ後にいる様な気がしたからだ。
俺は前のめりになって全力で走った。
 
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330613173

大分走った頃、自分がボロボロ泣いていることに気付いた。
俺は家に帰らず、両親のいる店へと向かった。
当時定食屋をやってた両親の店で、俺は両親が店を終わるまで過ごした。

伯父はその日帰ってこなかった。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330612836

翌日の夜に父が警察へ届け、数日後に伯父は水死体で見つかった。
俺は滝壺であったことを一切語らず、伯父は1人で釣りに行き、
その最中での事故で片付いた。

俺が持ち帰った仕掛け箱に叔父の字で書かれたメモがあった。
それには ”タカシを連れて行く” とだけ書いてあった。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330428510

最近残業続きで寝不足気味だった俺。
ある日の朝、ふと気付くとホームで寝転がってしまっていた。
周りにいる人たちが迷惑そうな顔で俺を見下している。
中には罵声を浴びせてくる奴もいた。
だが俺は、猛烈な睡魔に勝てずに寝続けていた。

そんな中で1番失礼な態度だったのは、何とも駅員の野郎だった。
面倒くさそうに声を荒げて野次馬を追い払うと、
俺の顔をひっぱたきこう言いやがった。
「おい!生きてんのか? 何か喋れ。名前は?」
ムカついた俺は目を閉じ寝たふりして無視してやった。
するとどうだ。
こいつは俺の髪の毛をつかんで無理矢理引き起こしやがったんだ。
一瞬、寝てる設定を忘れて、
つい「痛えな髪引っ張るじゃねえよ」とつぶやいたが、
駅員は無造作に俺の頭をバケツみたいなものにつっこみやがったんだ。
中には何か硬いものが入っていて、
目のうえを少し切っちまった。
これにはさすがに俺もキレた。
文句付けてやろうと何が当たったのかよく見てみると、
それは見慣れた俺の腕時計だった。


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彼は否定してるが、実は霊が見えることを俺は知っている。
この前、一緒に駅前を歩いていたら、
反対側の踏切の前に老婆を背負ってる男がいた。
じっと俺たちを見ている。
踏切を渡ろうとした時、彼がぽつりとこう言った。
「無視しろ。こいつは悪霊だ」

男は頷いた。


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ある日の深夜、俺の部屋で友だちと2人で雑談をしていると、
「そういやさ。あの山にある民家ってさ。昔、殺人事件あったよな」
友だちが窓から見える遠くの山を指差した。
「ああ、あったあった。
 確かそこの息子が狂って
 親父と母親と妹を包丁でメッタ刺しにして殺したんだよな」
へー、あの家まだあったんだ。
山の中腹にポツンとある一軒の民家を俺は思い出した。

「実は、あの家の電話番号知ってるんだ、俺」
「マ、マジかよ? スゲー! さっそく電話してみるべっ!!」ってことで
友だちが電話したんだけど、
しばらくすると彼がより青い顔をしだした。
俺が「なんだ? どうしたよ?」って聞いても受話器を持ったまま、
「おかしい。どうしよう.....繋がらない.....」とつぶやいている。

ガチャン。
「あ〜怖かった」受話器を置いて友だちが言った。
「なんだよ、お前。おかしくなったか?
 だってあそこはもう何十年も廃墟だろ? 誰も電話に出るわけないじゃん」
と俺が言うと彼は、

「だから怖いんじゃん」


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330401579

ある日、アパートに住む俺の部屋に隣人のおばさんが訪ねてきた。
「今日から3日間、主人と福島へ旅行に行きますの。
その間なんですが、家で飼っている猫のロビンちゃん。知ってるでしょう?
この子の世話をしてもらえないでしょうか?」
と頼まれた。
隣の部屋に猫がいたんだーと思いつつ、
どうせ今は無職で暇だし、何より俺は猫が大好きなのでそれを引き受けた。
「それでは3日間、よろしくお願いします」と猫の入った段ボール箱を手渡された。

「よーし! 今日から3日間可愛がってやるからなー」
俺はダンボール箱を開けると、中に入っていたのは猫の死骸だった。
ヤベっ、俺何かしたか!? これは実にマズい状況だ....
俺はしばらく考え込んでからペットショップに向かった。
あの猫と似た様な猫を買ってすり替えれば良いと考えたからだ。

ペットショップに行くと俺は驚愕した。
あの猫とまったく同じ柄で体の大きさもほとんど同じ、
似ているというより瓜二つと言っていい猫を発見したからだ。
これなら気づかれることは、断じて無いだろうと、俺はホッとした。

3日後、旅行から帰ったおばさんに猫を渡した。
これだけそっくりなんだ、気づかれる筈は無い! そう思っていたが、
「まあ、ちょっと! これロビンちゃんじゃないわよ!どうなってるのよ!」
おばさんは激怒した。
どうしてだ!? どうして気付かれたんだ? 柄も大きさも瓜二つなのに!
「こんなもので私は騙されませんよ! だって家の猫は....」

どう見てもあの猫と同じ見た目なのに、内面の違いとか?
ああ、どうしてバレてしまったのだろう。これは実に....


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330401650

独り暮らし始めてずいぶん経つけど、最近初めてストーカー被害に遭ってる俺。
というのも、毎日毎日郵便ポスト(と言っても単身者用の安アパートだから、
ドアに穴が開いてて内側にボックスが付いてるだけの簡易なやつなんだけど)に、
手紙が入ってる。
無記名で宛名もないから、その者に部屋がバレてるってことだ。
手紙の内容も、最初のうちは「一目惚れしました」とか「好きです」とか、
その程度だったのだけど、段々エスカレートしていく内容。
最近は「なんで僕の気持ちに答えてくれないんだ」って逆ギレしてる状態。
こちらとして身に覚えがあるとすれば、ある場所で何人かと遊んだけれど、
お互い肉体での結びつき以上は踏み込まないのは暗黙の了解というか、その程度。

そして今日。
帰宅して、PC付けて、一息ついて、さて今日も例の手紙が来てるのかなーと、
憂鬱な気分で郵便ポストのボックスを開けてみた。
そしたら、手紙と一緒に、猫の首が入ってる。
しかも、俺が毎日帰り道に見かける隣人が可愛がってる猫。
これって俺がネコだからという当てつけ? 全く洒落にもならない。
手紙だけならまだ我慢できたけど、これはちょっとヤバ過ぎ。
これ以上、エスカレートしたら俺も危ない目に遭うかも。
明日、仕事を午後からにして警察に相談しよう。
戸締りもしっかりしなきゃいけないな。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330401685

深夜、2階で眠っていた俺は、階下の妙な物音に気付いてふと目が覚めた。
「玄関から誰か入って来た.....?」
そう思った瞬間、バクバクと鼓動が早まった。

夕方見たニュースが頭をよぎる。
(殺人犯、近辺に潜伏中か? 捜査大詰め段階)
急に脇の下に冷たい汗が流れるのを感じた。

幸い、侵入者はまだ1階にいるらしい。
「早く逃げなきゃ!」
恐怖のために固まった体を必死で動かし、物音を立てないように
俺は静かに窓辺へと向かった。
忍び足で階段を登ってくる気配がする。
侵入者はもうすぐそこまで迫っているのだ。
俺は窓から屋根に降り、ジリジリと遠ざかる。
屋根の縁に手を着き、庭へ足が届いた時、
真上にある私の部屋の電気がパッと付いた。
「ヤバい!」
俺はもう無我夢中で庭を抜け、夜の街を走った。

あの時、逃げるのが少し遅れていたらと思うと、今だに背筋が寒くなる思いだ。
少なくとも今のこの生活はなかっただろう。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330237985

あるところに美しい姉妹がおりました。
その妹は姉を大変慕っておりましたが、姉は町の者たちから口々にいつも
「あそこの姉妹は揃って美しい」と言われることを疎んじていました。
姉は、自分だけが美しいと言われたかったからです。

ある日、
姉は決意して向かい森に住む魔法使いの男のもとへと会いに行きました。
そこでこんなお願いをしました。
「妹を男にしてください。彼女が女の運命から逃れられるように。変わりに...」
魔法使いに抱かれた後、願いは叶えられ、美しい青年に変えられた妹。
姉が家路に着くと「これで姉さんを守ってあげられる」と、
妹だった彼が喜んでおりました。
これで全てがうまくいった様に見えましたが、
今度は「あそこの姉弟は揃って美しい」と言われるようになり、
姉はそれにも我慢が出来なくなっていきました。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330238183

ある日、
姉は再び魔法使いの男に会いに行き、
「弟を馬にしてください。人の苦しみから逃れられるように」とお願いをし、
衣服を脱いで淫らなポーズをとりました。
再び願いは叶えられ、毛並みの豊かな白馬に変えられた弟。
これで本当に全てがうまくいった様に見えましたが、
今度は「あそこの娘と馬が一緒にいるのは美しい」と言われるようになり、
姉はそれにも我慢が出来なくなっていきました。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330238247

ある日、
姉は再び魔法使いの男に会いに行き、
「馬を木にしてください。長く安らかに生きられるように」
とお願いをしました。
魔法使いやその仲間の男たちと淫らな夜を過ごした後、
再び願いは叶えられ、馬は木になり、
家の庭で美しい花を咲かせておりました。
夜毎に風に吹かれて木の枝が揺れながら、「姉さん、姉さん」と囁く。
これで完全にうまくいった様に見えましたが、
「あそこの娘が木のそばにいるとまるで1枚の美しい絵のようだ」
と言われるようになり、
姉は、やはり自分だけに向けた称賛の言葉が得られないことが
嫌でたまらないのでした。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330238215

ある満月の夜、
姉は悪魔と化した魔法使いの男に、
「妹を石にしてください」とお願いをしました。
世にも醜悪な姿の悪魔は姉を抱き寄せ、
貪る様な口づけを交わしました。
すると元々妹であった木は大理石になり、
姉は地獄へと堕ちるのでした。

姉は妹でできた墓標の下にて、
「なんと美しい石だろう」と通りがかる町の者たちが口にするのを
永遠に聞き続けることに。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1330238316

Dolce & Gabbana:
http://www.dolcegabbana.jp/



プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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