ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
「面白いビデオがあるから見に来いよ」
友人Aに誘われたのだが、その日は都合がつかなかったので断った。
数日後、「面白いビデオがあるから見に来いよ」
友人Bに誘われた。
その日は何も予定が無かったので見に行った。
友人B宅につくと「よかった〜、淋しくてさ。ま、あがれよ」
「この前、Aにも『面白いビデオがあるから見に来いよ』って誘われたんだよ。
その時は行けなかったんだよな」
「知ってる」
「そうなの? あ、それがこのビデオ? 借りてきたの?」
「ま、見ようぜ」
ビデオが始まった。
どこかの誰もいない部屋が映ってる。
見覚えがあるな。
ああ、これはAの部屋だ。
....しばらくは何も起こらない。
怪訝に思ってBに話しかけようとするといつの間にかいない。トイレか?
俺はまた画面を見つめる。
「おーいA。ビデオ終わったぞ」
Bの声だ。返事はない。
画面の正面にある押し入れの襖が少しずつ開いていくのがわかった。
はは〜ん、押し入れの中からいきなり出てきて脅かそうってパターンかな。
相変わらずゆっくりと襖が開いていく。
中から人が出てきた。
あれ? Aじゃん。
Aが近づき、そのままカメラの前を通り過ぎた。
「ちょっ、何だよお前、なっ...く....来るな...やめろ...やめ...て...くれ....」Bの声だ。
Aが戻ってきた。
何か引きずってる。
Bだ。
Bは生気のない表情のまま足を持ったAに引きずられていく。
そのままAとBは押し入れの中に入っていき、ゆっくりと襖が閉じられた。
しばらくしてビデオが終わった。
.....なんだこれ。
「おーいB。ビデオ終わったぞ」
.....返事はない。
ゆっくりと押し入れの襖が開いていくのが見えた。
事故にあった。
私と5歳になる娘は奇跡的に怪我もなく無事だったが、妻が帰らぬ人になった。
妻は不思議な女性だった。
何か物を紛失した時など、妻はいつの間にか、どこからともなく見つけてしまう。
先に起こることを知っているかのような言動をすることもあった。
一度、娘が行方不明になった時、私はあわてて警察に届けようといったのだが、
妻はいついつまでに帰ってくるから心配するなと言った。
そして、その通りに娘は帰ってきた。
娘に何をしていたのか尋ねても、「おじいちゃんに会って来た」と言うばかり。
しかし、妻には身寄りがないし、わたしの父は既に亡くなっている。
その時も妻は笑っているだけだった。
この旅行は、妻の提案によるものだった。
列車の旅。妻は外の景色を眺め、娘は私にもたれていた。
不意に、妻が私の方に振り返って言った。
「あなたは強い人。大丈夫ね」
意味がわからず、何のことかと問い返そうとした時、事故は起こった。
妻の死に顔は眠っているようだった。
私は、付き合い始めた頃のことを思い出す。
結婚してからは私を「あなた」と呼んでいたが、
はじめは「お父さん」と呼んでいたのだ。
「お父さんはやめてくれ、呼ぶならお兄ちゃんにしろよ」
とよく言い合ったのを思い出し、涙がこぼれた。
私が仕事から帰ってくると、妻が玄関の前で待っていた。
またか。
ひどく憂鬱になる。
「あなた、お帰りなさい。家に入ってはダメよ」
「なぜ?」
「火星人が家に攻めてきたの。今ジョンが戦っているわ。
でもさっき鳴き声がしたきり」
私は玄関先で穏やかに妻をなだめると、家に入った。
当然火星人などいない。
妻は泣き喚く。
「ああ、ジョン。ジョンが死んでしまったわ。私たちを守ってくれたのね」
「そうだね。ジョンは庭に埋めてあげよう」
私は「ジョン」を庭に埋める。
愛する妻を守るためとはいえ、何人こうして埋めなければならないのだろうか。
友人Aの彼女が殺された。
報道こそされなかったものの、かなり無惨な殺され方だったと
彼女を最後に確認したAが私にだけに教えてくれた。
数ヶ月が経ったある日、気晴らしにと、Aと別の友人Bと3人で食事する機会があった。
その帰り道、人通り少ない道を歩いていた時に、前方から女が歩いて来るのが見えた。
その時突然Aが「あああぁ....」と、頓狂な声を発して震えだした。
その女は殺されたAの彼女だった。
恐怖で固まる私達3人を無言で見つめる彼女。
何を訴えたいのだろうと私が考えているとBが震えながら小さい声で言った。
「舌だ、舌が無いからしゃべれないんだ!」
そうだ、と私は思った。
無惨にも彼女は舌を切り取られて殺されたのだった。
だから喋れないのだと気づいた。
その瞬間、凄まじい形相になった彼女が何かを訴えるかの様に激しく口を動かし始めた。
確かにその彼女には舌がなかった。
何も無い空洞のような口からニチャニチャという血糊の音が聞こえた。
私は気を失った。
十数分後、野次馬の人だかりの中で気がついた私は凄まじい惨状を目撃した。
Bはナイフで自分の舌を切り取って絶命していた。
目撃者の話によると、発狂したように自分の口に突き刺していたらしい。
Aは恐怖のためか、急に車道に飛び出して車に引かれたという。
幸い、Aは骨折程度ですんだ。
事故を起こした車の運転手の話によると、
車道に飛び出すAの後ろにシャツを引っ張っている女の姿を見かけたが、
いつの間にかその女は消えてしまったという。
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最終電車の中で眠ってしまっていた俺。
目を覚ますと、少女が俺の肩に頭を乗せて、もたれかかるように眠っていた。
見るとストレートの長い黒髪でかなり可愛い俺好みの顔立ち。
正直言って悪い気はしなかったので、しばらくそのまま乗っていた。
俺の降りる駅はまだ先なので大丈夫だろう。
二駅、三駅を過ぎ、車両には俺と、俺にもたれて寝ている少女の2人だけになった。
彼女はどこで降りるんだろう。起こしてあげた方がいいかな....
そう思った俺が体を動かしかけると、
「ああ....動かないで」と、目を閉じ頭を肩に乗せたまま少女が言った。
さらに続けて、
「もう少しこのままでいたい.....お願い」って。
初対面の人に言われて不思議だったけど、
そんなこと言われて理由を聞くほど俺は野暮じゃない。
黙って肩を貸してやった。
暫くすると、俺はさすがに自分の降りる駅が近づくと心配になってきて、
とりあえず「なぁ、君はどの駅で降りるの?」と彼女に聞いてみた。
すると、「....落ちる駅」と返してくる。
「違う。"落ちる駅" じゃなくて "降りる駅" 」
「.....降りる駅が "落ちる駅" 」
また意味不明な答え。
さらに彼女は、「貴方の降りる駅が、私の "落ちる駅" 」と続けた。
ひょっとして、俺の降りた駅で飛び降り自殺をするんじゃないだろうか?
どうしても気になったので、彼女に「落ちるなんていけないよ」と言ってみた。
すると彼女曰く、「貴方が降りたら私は落ちる」と、脅迫めいたことを言ってくる。
仕方がないので、「じゃあ降りないよ」と返した。
彼女は嬉しそうに、「ありがとう。約束よ。......破ったら貴方も落ちてね、先生」
この言葉に俺はゾッとしたが、今は彼女を落ち着かせることが優先だ。
自殺を食い止めたい一心で、俺は「わかった、約束するよ」と言った。
その時、電車が揺れた。
そしてセーラー服のスカーフが解かれる。
彼女の方を見た俺は、彼女の不可解な言動の全てを理解した。
しかしもう遅い。
降りたら彼女は落ちる。
同時に、俺も落ちるのだから。
終電が過ぎてしまって困っていた。
「あぁ、どうしよう」
そんなことを何度も呟いていた。
ふと気づくと、目の前に黒いスーツを着た男が立っていた。
その男は俺と目が合うと、驚いた表情をして俺にこう言った。
「お前さん、この前の....」
俺は考えた。
見覚えがない人間にそんなこと言われても。
10秒間の沈黙があった。
何故か俺はただならぬ危機感を感じていた。
「お前さん、この前の」
男が再びその言葉を口にした時、俺は気づいてしまった。
俺はその場を駆け出した。
必死に走った。
もう大丈夫だろうと思って後ろを振り向くと、男の姿はなかった。
俺は呟いた。
「あぁ、どうしよう」
数日後、俺がその男に殺されたのは言うまでもない。
中学2年の夏、学校の行事で山に1泊2日のキャンプに行くことになった。
夜のバーベキュー後、キャンプファイヤーをしながら歌を歌うことになっていた。
食事が終わった生徒から焚き木の周りに集まってきて、
全員いると確認がとれたみたいだ。
でも火をつける寸前、俺は歌詞が書いてある旅のしおりをテントに忘れたことに気づき、
そそくさと取りに戻った。
テントは少し離れた小高い丘にあって、そこからさっきいた場所が見下ろせる。
見ると、既にキャンプファイヤーは始まっていた。
みんなが大声を張り上げたりして、かなり盛り上がってるみたいだ。
ドーナッツ状に燃える炎がきれいだ。
早くみんなのところに行こう。
明け方に、彼女から電話がかかってきた。
電話に出たが、何故かあいつは息を切らしていて、俺が挨拶しても返事がない。
一言だけ「はなして! はなして!」と言ってきたが、何を話せばよいのやら。
よくよく聞けば、電話の向こうから
「ほら、もっと聞こえるように言ってやれよ、愛しの彼氏へ」
と、同じアメフト部の仲間の笑い声が聞こえてくる。
さてはあいつら、俺を差し置いて飲んでるんだな、きっと。
飲み屋の騒音で俺の声が届いていないんだ。畜生。
「話して」って、電話越しにトークさせるつもりか。
乱入してやろうかとも考えたけど、
急に電話も切れちまったし、眠気には抗えないので、やめた。
とあるアメリカ人の男が、東南アジアのある国を訪れていた。
男は知人の家に行くために三輪トラックを借り、現地の人間を雇って運転させた。
男自身は、たくさんのお土産とともにトラックの荷台に乗った。
荷物が落ちないように見張るためであったが、
男は景色を広い視野で見たかったので、悪い気はしなかった。
出発から1時間ほど経って、トラックはスラム街にさしかかった。
そこでは多くのストリートチルドレンたちが暮らしていた。
皆やせ細り、服もボロボロだった。教育もまともに受けてはいないだろう。
彼らは男をじっと見つめていた。
男は彼らにひどく同情したので、お土産の1つのダンボールを開け、
走りながら中身のチョコレートをばらまいた。
男は走り去りながら、彼らがチョコを拾って食べる様子を見て満足していた。
3ヶ月後、男はまた同じ国を訪れ、三輪トラックを借り、
現地の人間を雇って運転させ、荷台に乗って知人の家に向かった。
そして、トラックは1年前と同じ道を通り、スラム街に入った。
ただ1つ違うのは、今回はお土産を持っていないということだった。
ストリートチルドレンたちは男とトラックに気づくと、じっとその行方を見守っていた。
男は彼らに感謝されていると思っていた。
しかし現実は違った。
彼らは、男が食べ物をくれないとわかると、トラックの進行を妨害しだした。
そして荷台に乗り込み、男の唯一の荷物のリュックを奪って逃げて行った。
財布やパスポートなど貴重品が入っていた。
男は憤慨した。
恩を仇で返された。
道徳を学んでいないことは罪である。
無学は愚かだ。
言い様のない怒りが男の心を占領した。
更に半年後、男はまた東南アジアのその国を訪れていた。
一度ひどい目にあわされていたのにだ。
トラックを借りた。
現地人を雇った。
荷台に乗った。
今回はたくさんのダンボールを抱えていた。
しかし、それは知人へのお土産ではない。
男は運転手にスラム街へ向かわせた。
男は期待と興奮で胸を高鳴らせていた。
スラム街につくと、男は大きな声で叫んだ。
その国の挨拶の言葉だ。
ストリートチルドレンにだって理解できた。
彼らは男の元へ集まってきた。
男は荷台のダンボールを開け、素早く中身をばらまいた。
それはたくさんの消しゴムとクレヨン、そして液体のりだった。
男は半年前帰国してから、これらを彼らにばらまくことが、
男にとって本当の幸せを届けると思いついたのだった。
走り去りながら、消しゴムやクレヨン、液体のりを拾う彼らを見て、
男は心から笑った。
男からは爽快感が溢れていた。
街から離れた山のふもとに、その男の家はあった。
男はそこで絵描きをやっていて、時々訪れる客のために絵を描くのだった。
男は数年前まで外科医だったのだが、ある事情によりその職を辞した。
どうしたものかと途方に暮れていたある日、
男はそれまでに得た人体の構造についての知識を何かに活かせないだろうかと考え始めた。
骨格や筋肉について熟知しているから、
少しの練習でそれなりのものが描けるようになった。
といっても、風景画などはからっきし駄目なのだが。
男はノックの音で目を覚ました。
「小鳥のさえずりすら聞こえない時間に誰だろう。まさか客かな」
ドアを開けると、ウサギの毛の様に白い肌をした青年が立っていた。
彼はその扇情的な目を男に向けて、
「こんな時間に申し訳ありません。描いて欲しいものがあるのです」
「はて、何でしょう。あなたのお顔でしょうか。それとも知人のでしょうか」
正直を言えば、男は彼の顔を描きたかった。
今までに出会った誰よりも美しく、時間を共に過ごしたかったからだ。
しかし青年は写真などの資料を見せようとする素振りはなかった。
そんな願いが届いたのかと男が思った時、
「誰のでもない顔を描いていただきたいのです」と彼は言った。
「はて、どういうことですかな」
「つまり、この世界の何処を探してもその顔の持ち主はいない.....
そういう肖像画をお願いしたいのです」
「....なるほど」
「抽象画の様なタッチで単純化されていたり、
ピカソの様な目や鼻の場所がおかしかったりするのではなくて、
まるで、実際にその人の顔を模写したかの様な写実的なものを、お願いできますか」
男はしばし黙考し、答えた。
「わかりました。お安い御用です。君は美しいので、お代は半分で結構です」
「僕が美しいだなんて、不思議なことをおっしゃる方ですね。
....それではお願いします」
「明日にまたいらっしゃってください。その時にはもう、完成しているでしょうから」
「急な申し出にも関わらず、感謝します。楽しみです」
その日になった。
青年は昨日と同じ時間にやって来て、肖像画を受け取り、
「ありがとうございました。とても素晴らしい」
と言って、嬉しそうに帰っていった。
それからしばらく経った日、男が新聞を広げると、大きなニュースが目に入った。
数日前に起きた殺人の犯人が捕まったという内容だった。
その犯人は、数年前に行われた外科手術で死亡したはずの人間とのこと。
風邪を引いて体力がガタ落ちすると、免疫が下がるのを見計らってやってくる喘息。
不覚にもまたそれを喚んでしまいました。
昼間は落ち着いているものの、夜になるととたんに咳き込み始めるこの症状。
私の場合はアレルギー性のため、肺や気管に生じたジンマシンが原因のため、
気管が塞がれ呼吸が困難になると同時に、全身が痒くなるというオマケがつきます。
結局、咳の連続で眠ることができず、より免疫が下がって朝を迎えるので、
その日は仕事は疎か、より何もできなくなります。
結局、仕事を休むのですが、そんな自分に自己嫌悪に陥ってストレスも倍増。
もう、地獄の悪循環です。
ある対処法によると、非常に逆説的なのですが、咳をしない為には咳をしないのが1番。
咳の閾値が変わってしまって、ほんの少しの刺激でも咳が出るようになります。
敏感に成り過ぎるのでしょうね。
だから咳は、1度出始めると、止めるのがとっても大変。
そこで、咳の出る回数をほんの少しでも減らしていくことが遠回りでも、
最終的には回復に結びつけるのです。
まずは、口で呼吸をしないこと。
気管支に入る空気の道を鼻呼吸することで緩和します。
咳が出るような刺激を減らすということで、埃を減らすこと。
日頃から寝室や寝具の埃は神経質なぐらいに掃除をしてとっておくことです。
乾燥状態は、粘膜を刺激しますので、湿気の確保と、
低温は気管支を収縮させて、咳を誘発しますので、保温をしっかりすること。
この2つを補うにはマスクをし続けるのが有効です。
その際、寝る時などで苦しいのであれば、
口だけを覆って、鼻部分は出しても良いとのこと。
後はジメジメになりすぎない程度に加湿器を使うとより効果が増します。
痰があると咳がでますので、痰を速やかに排出すること。
咳は刺激による現象ですが、本来は痰の排出を促すための「強制手段」です。
要は痰を発生させなければ良いのです。
まず、就寝前には、犬の様な四つん這いになって、お尻の方を高く上げ、頭を下げます。
これで通常と、逆の傾斜を気管支につくりだせます。
そこで軽く咳をしてみると、あら不思議。
痰が楽に出ると思います。
実際これは、病院で喘息患者などに指導されることだそうです。
夜に咳が出始めた時にも、この姿勢で速やかに痰を出すことにより、
咳の回数が減ります。
喘息を緩和、もしくは治す為の薬はたくさんありますが、
悪心、めまいなど、どれも強い副作用が伴うことが多いのが現状です。
増してはサルタノールの様に使い過ぎると心臓が止まる可能性があるので、
個人的にはあまり使用したくない私としては、
以上のことを日頃から心がけているのですが、どうも喘息の方がいつも上手。
出来ることを全てした上、
後は神頼みと、実は喘息ではないと自己暗示をかけるといった感じでしょうか。
取りあえず、抑えられれば暫くは平穏に戻るのですから。
また風邪を引いたり、季節の変わり目になるまでは。
ある晴れた日のこと、休日のカジョールがインドの芝居を観にいくことに。
カジョールが劇場内で自分の席につくも、彼の席はステージから遠く離れていた。
彼は案内係の者にこうささやいた。
「この芝居はミステリーなんだ。間近で見たい。
もっと良い席に移してくれないかな。チップは沢山あげるからさ」
案内係は、カジョールを前から2列目の席へ案内した。
そこでカジョールは案内係に1ドル札を3枚手渡した。
案内係はチップに一瞥をくれると、男に身を寄せてこうささやいた。
「この踊りまくってる妻が犯人です」
新聞売りの少年が、街角に立って大声をあげて客寄せをしている。
「このニュースを読もう。50人が詐欺にあった! 50人が詐欺にあった!」
これに興味をもったカジョールが少年に声をかけ、新聞を購入した。
さっそく一面を見てみたが、そのようなニュースは何も書かれていなかった。
彼は少年に文句を言った。
「50人が詐欺にあったというニュースはどこにも見当たらないぞ」
新聞売りの少年は、カジョールの言葉を聞き流し、更に大声をあげ続けた。
「このニュースを読もう。51人が詐欺にあった!」
夜がとっぷり更けた頃、男は出張の途中である町を通りかかった。
そこには息子・リティクの学ぶ大学がある。
男はちょっと寄って息子を驚かせてやろうと思いついた。
フラターニティの建物に着くとドアをノックした。
数分して2階の窓から眠そうな声が尋ねた。
「なんの用だい?」
「リティク・ローシャンはここかな?」
「ああ!」声が言った。
「ドアの前に放り出して行きなよ。朝になったら面倒みるから」
亡くなったばかりのビジャイの妻の葬儀が進んでいた。
その葬儀の後にちょっとした事件が起きた。
棺を担いで運び出そうとした時、誤って壁にぶつけてしまったのだ。
すると、微かな呻き声が聞こえた。
棺を開けると、その妻はまだ生きていたのだった。
彼女はさらに10年間生きて、亡くなった。
再び同じ場所で葬儀が行われ、また棺が担ぎ出されようとした。
ここでビジャイが叫んだ。
「壁に気をつけて〜っ!!」
ある日読んだ本に、タバコは体に悪いと書いてあったので禁煙した。
ある日読んだ本に、飲酒は体に悪いと書いてあったので禁酒した。
ある日読んだ本に、肉食は良くないと書いてあったので菜食にした。
ある日読んだ本に、SEXは体に悪いと書いてあったので、本を読まない決心をした。
プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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