ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
ある日、病院の受付嬢・キャサリンの元に電話があった。
ある男性が基礎代謝テストを受けるため、病院の検査室に向かっているとのこと。
しばらくすると、男性が訪れ、「検査室はこちらですか?」と彼女に尋ねた。
キャサリンは他の仕事で忙しかったので、その男性に、
「はい、そうです。中に入ってコート、ジャケット、靴を脱ぎ、
ネクタイを緩めてからベットに横になって待っていてください。
30分ほどしたら担当の者が向かいますから」とだけ言い残して仕事を再開した。
しばらくすると、別の男性が病院に訪れ、
「基礎代謝テストを受けるため、先ほど電話をしたものですが」と彼女にいった。
では、さっきの男性はなんだったのだろう?
そう思った彼女は検査室に行き、横になって待っていたシャツ1枚姿の男性に尋ねると、
男性は実験室のフィルターを調べに来ただけなのだと分かった。
「なら、なぜあなたは私の要求に答えたのですか?」
キャサリンが検査室にいた男性にそう聞くと、彼はこう答えた。
「あなたが可愛い女性だったので、ちょっとした希望と意思表示さ」
妹「最近、とてもしつこい男につきまとわれているのよ」
姉「あら。大変ね」
妹「昨日だって、ずっと部屋の前でニヤニヤしながらこっちを覗いてるの」
姉「まあ。大丈夫? それであなた、どうしたの?」
妹「だから言ってやったわよ。
そんなところでニヤニヤしてないで、さっさと部屋に入ったらどう?ってね」
姉「あらあら。それであなた、どうだったの?」
妹「大したことなかったわ。今回、結果として
『エロそうだからとはいえ、"絶倫" とは限らない』ということを学んだわ」
いつものようにキャサリンは夜の街で客を取った後、
行きつけのカフェで朝ごはんを食べてた。
「さてと、ビジネススーツに着替えたし、もうひとつの仕事にいかなくちゃ」
会計をしてマスターにお金を渡した。
マスターは渡された100ドル札を見て、
「おい、キャサリン。これは偽札だぜ?」
キャサリンはしばらく黙っていたが、声を震わせて一言。
「きゃー! 私犯されたんだわ!!」
キャサリンがウェディングパーティのスピーチをした。
新婦とは登山仲間だったこともあり、雪山のテントで夜を過ごした話などをした。
スピーチの途中で客がざわめきだしたが、彼女はスピーチを続けた。
すると見かねた友人が耳打ちした。
「ちょっと、あなたさっきから “新郎” と “新婦” を言い間違えてるわよ」
客のざわめきの理由が分かったキャサリンは取り乱すことなく言った。
「あら、みなさん、失礼いたしました。私が一緒に寝たのは新婦の方です」
ニューヨークのビジネスマンがロングアイランドの母親に電話をかけた。
「ママ、僕だよ」
「全然電話が無かったことは気にしないでおくれ。
ママが脳卒中だとしても、それはそんなに悪くないはずだからさ」
「....ごめんよ」
「それに全然来てくれないことも気にしないでおくれよ。
もし床に倒れても、たぶん自分で薬を飲んで、救急車を呼べるだろうからさ」
「ママ、このところ、すごく忙しかったんだ。本当に悪いと思っているよ。
でも、この週末には行くからね。家族全員で。僕とロザンナと子供たちさ」
「ロザンナ?」
「妻のロザンナだよ」
「あんたの嫁はキャサリンじゃないのかね」
ヒデとロザンナは取っ組み合いの夫婦喧嘩を始めた。
ロザンナは子供たちにこういった。
「お父さんに付いて行くか、お母さんに付いて行くか決めなさい」
するとヒデが「....お母さんに付いて行く」
シワ取り手術を何度も受けている老婦人。
大きなマスクを付けて美容外科医のところへ相談に来た。
「マダム、今日はどうされたのですか?」
「実は、両方の頬に奇妙なおできができてしまって」
老婦人はマスクを少し下げて医者に見せた。
頬を調べた医者は、微笑んで言った。
「心配ありません。それは乳首です」
「乳首ですか?」
「そうです。あなたは頬の下の皮膚をつり上げる手術を12回も繰り返したので、
乳首がそこまで上がってきたのです」
すると老婦人はマスクを外し、ニコリと笑って言った。
「ああ、それでこのあご髭の理由も分かりました」
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縁のない遠い場所にある何かと、ふいに「関係」が生まれたりすることがあります。
この「関係」に至る過程に置いては、
自分では分からないところで形創られた後、様々な装置の様に配置され、
いつの間にか、最後にスイッチを押すことで、それが成すというもの。
それが生まれた時点では、新しいものが生まれた! というより、
チグハグなパズルのピースが突然、一気に、自動的に組織化して、
瞬時に絵柄が表れた!というような感じ。
人は未来に、より良き、今だ見ぬ新しいことを望むのですが、
その「新しいこと」は、決して「新しいもの」でできているわけでは、なかったりします。
パズルが組み合わされて完成するまでは、予知能力者でない限り、
そこに描かれている絵柄を見ることは、まず出来ない。これ然り。
今のところ「まだ見ぬ絵柄」ですが、
パズルの欠片が散らばっている様子は、実のところ、もっと注意深く見通していれば、
今までだっていつでも見ることができたはず。
昨週はそのことを少し怠っていたような気がします。
見慣れたモノ同士の間の「関係」は自然に起こるとしても、
このパズルの欠片の配置について、多少は自分でデザインできる様でありたい。
今週はその辺りを注意していこうと思います。
ある男が旅をしていて、とある街での出来事。
利用した乗り合い馬車の運転手から法外な料金を請求されて素直に支払ったことから、
この旅の男はなんという愚かな男かと、小さな街の人々は口々に噂することに。
それから街の人々が次々と話しかけては、言うことを男は信じ、
その度にお金や服などを騙し取られてしまった。
「おかげで助かります」と言う街の人のウソにも、男は涙をポロポロ流し、
「お幸せに、お幸せに」と喜んでは歩いていった。
とうとう持っている物を全部、街の人々に騙し取られ、
全裸になってしまった旅の男。
さすがに恥ずかしくなった男は森の中を旅することに。
鬱蒼と妖しげで暗い森の道を歩いていくと、今度は森に棲む魔物に出会った。
魔物は男の肉体を食べたくて、言葉巧みに話しかけた。
ここでも男は素直に受け止め、その度に腕を1本、足を1本と騙し取られてしまった。
この魔物が他の魔物に男の話を振れ回ると、
結局、男は頭だけになってしまった。
そして、最後の魔物に目をあげることに。
最後の魔物は目を食べながら「ありがとう。お礼に贈り物をあげます」と置いていった。
贈り物は紙切れ1枚。
目の見えない頭だけの男はポロポロと涙を流しながら、
「初めての贈り物だ。ありがとう、ありがとう」と喜び、
その紙切れに書かれた内容が分からぬまま、死んでしまった。
ある男は列車に乗っていた。
懸賞で旅行券が当たり、普段乗ることのない列車の旅を楽しんでいた。
窓の外に広がるのは田舎の穏やかな風景や荒れ野原など。
移りゆく景色を楽しんでいると、
ふと、列車の進行方向とは逆の方へ走る人々がちらほらと見えた。
列車が進むにつれ、その人の数は増していく。
はて、向こうで祭でもあったかと男は考えるが思いあたらない。
何より、よく見ると走る人々の顔は悲壮や恐怖に歪んでいた。
さらには家財道具一式が積まれたらしい馬車まで現れた。
列車に1番近い馬車に乗った人は目を一杯に見開き、
男が持つ旅行券を見つめ、口を何事か動かし、列車の進行方向を差し示した。
男は理解した。人々は逃げていたのだ。
この列車の行く先にある恐ろしいことから。
列車内の他の乗客たちを見ると、
戦地に赴く兵士の様に沈み、口元を悲壮に歪めながらも、
覚悟に満ちた表情を浮かべていた。
何がこの列車の行く先にあるのかはわからない。
男は他の乗客たちと同様の覚悟を決めた。
ある男が旅をしていて、海外のとある街での出来事。
一夜を共にした現地に住む女性から別れ際にメモを渡された。
現地の言葉で書かれていたため、男には読めずじまい。
そこでホテルや店の従業員に聞くと、メモを読んだ従業員たちは顔色を変え、
内容は教えずにただ出ていけと言った。
憮然としながらも紙切れの中身が気になる男。
帰宅後、語学力のある妻に自分に起こった出来事を知り合いの話の様に話し、
それを見せた。
男の話を「あり得ない、おかしなこともあるものね」と笑いながら聞いていた妻だが、
メモの内容を読むと態度を変え、離婚すると告げ、出ていってしまった。
ますますメモが気になる男は1番信用でき、会社の共同経営者である友人に全てを話し、
「何が書いてあっても君を信用する」と言った友人にそれを見せた。
しかし、そんな友人も態度を変え、更には
「君には多く会社の資産を分配するから共同経営を辞めてくれ」とまで言う。
メモの内容には口を閉ざしたまま。
金以外の全てを失った男は外国語を習い始めた。
もちろん、メモの内容を読むために。
しかし、その頃にはもう、メモは汚れ、破れ、更には、読み解く前に紛失してしまった。
男は途方に暮れた。
あの紙切れにはいったい何が書いてあったのか。
ある日、ジョンが父親に質問をした。
「ねぇ、父さん。ひとつ聞いてもいい?」
「なんだい」
「国の仕組みってどうなってるの?」
「いい質問だ。よし。うちの家族を例にとってみよう。
俺はお金を稼ぐから "経営者" で、母さんは家計を管理してるから "政府" だ。
そして、俺と母さんに面倒を見てもらっているお前と兄さんは "国民" だな。
うちで働いているメイドのミニーは "労働者" だ。
お前の妹の赤ちゃんは.....そう、"未来" だね。まぁ、国の仕組みってこんな感じだよ」
父親が言うと「うーん。よく分からないや。今夜、よく考えてみるよ」と、
ジョンは自分の部屋に戻っていった。
その夜、赤ん坊がおもらしをして、ひどく泣いていた。
ジョンは両親に知らせようと寝室に行ったが、 母親が熟睡していただけだった。
そこで、メイドの部屋に行ってみると、
ドアの隙間から、父親とメイドのミニーがベッドの上でSEXに夢中になっているのを見た。
「父さんっ!」と何度も声をかけたが、全く気づいてもらえない。
仕方なく、ジョンは自分の部屋に戻って寝てしまった。
明くる朝、ジョンは得意げに「やっと国の仕組みって分かったんだ」と、父親に言った。
「ほう。えらいな。どれ、説明してごらん」
「ええとね。"経営者" が "労働者" をやっつけている間、"政府" は眠りこけているんだ。
そして、"国民" の声は完全に無視されて、"未来" はウンコまみれなんだよ」
ある日、ジョンが母親に質問をした。
「ねぇ、母さん。ひとつ聞いてもいい?」
「なにかしら」
「セックスって何?」
母親は困惑したが、落ち着いて答えた。
「それはね、男の人と女の人が仲直りする "おまじない" よ」
その夜、ジョンの両親がケンカをした。
ジョンは両親の怒鳴り合う声で目を覚まし、居間へ駆け下りると必死に叫んだ。
「ケンカやめてセックスしなよ、セックスセックス!」
父親はそろそろ下の息子にも生命の神秘を教えてやる時期が来た、と考えた。
しかし、彼はこういった微妙な問題について語るのはどうにも苦手だったので、
上の息子を呼び、こう言った。
「おいブライアン。お前はハチやムクドリがどうやって子孫を残すか知ってるな?」
「ああ、知ってるよ、父さん」
「それを弟のジョンに教えてやってくれないか?」
「わかった」
その夜、兄は弟にこう言った。
「ふー、おいジョン。
お前は父さんと母さんが毎晩ベッドの中でやってることを知ってるな?」
「うん、知ってるよ兄ちゃん。今俺たちだって....」
「バカ、それとこれはまた別だ。第一、お前は実際、孕んでないだろ?」
「ふーん。そうなんだ」
「っつうことでだな、ハチやムクドリもあれと同じことをするんだ、わかったか?」
とある小学校の教室にて放課後、ジョンが親友のリチャードと何やら話をしている。
「ねぇ、リチャード! 子供ってどうやったら作れるの?」
「たぶんチューってやったらできるんじゃないかな?」
「えっ、マジで!?」
ジョン君は直ぐさま家路へと走り去った。
家では兄のブライアンが出迎えた。
「お帰り! 待ってたぞ....って、おいジョン! どうしたんだよ、浮かない顔して」
「ただいま兄ちゃん。うん....実は....」
「これから兄ちゃんとはお尻だけでやんないといけないんだ.....
この年での中絶はかなりキツいと思うからさ、気が滅入っちゃって.....」
高校生になったジョンとリチャード。
2人がコンビニでバイト中のところにピストルを持った強盗がやってきた。
「おい!さっさと有り金を全部出しやがれ!」
ピストルを押し付ける強盗に恐怖のあまりヘナヘナと腰砕けるリチャード。
一方、ジョンは身動き1つせず、静かにボソッと呟いた。
「.....そいつはニセモノだ」
ピストルのことがバレた強盗は慌てて店を出て行き、
結局、何も取られずに済んだのだった。
事件を知った店長が急いで店に駆けつけ、ジョンを褒め称えた。
「凄いじゃないかジョン!ピストルを見分けることができたのも凄いが、
何よりもずっと落ち着いた態度でいられたことが感心だ。
いや〜、君がうちの店員で本当によかったよ!」
「ありがとうございます、店長」
「ところで、本当のところやっぱり君も怖かったんじゃなかったのかね?
何せモデルガンとはいえ強盗に入られた訳だし」
「いえ、何も怖くありませんでした」
「本当に?」
「ええ、本当です」
ジョンは言い切った。
仕事が終わってリチャードの部屋でくつろぐジョンとリチャードの2人。
「ジョン、確かにお前は大した奴だが、
あの時はカッコつけずにホントのこと言ってたら良かったんじゃねえか?」
「何の話だよ」
「さっきの店長の質問さ。
『ホントは怖くて怖くて小便ちびりそうでしたよ。
もうこの店で働いていく自信もなくなりました』ってなことを言ってりゃあさ、
ひょっとしたら同情されて、見舞手当ぐらいポンと出してくれたかもしれないぜ」
「まさか。だって実際怖くなかったし。
それにホントのことなんて口が裂けても言えねえよ」
「何でだよ?」
「じゃあリチャード、居眠りしててジャスティン・ビーバーの歌を口ずさみながら
強盗の男に似たゴッツいのをモノにしてる夢を見ていました〜なんて言えるか?」
サウナが大好きな体育会系男子3人組のジョン、リチャード、アンソニー。
ジョンとリチャードがアンソニーをミストサウナに誘うと、
アンソニーは板の上に横になり、すぐさま抱き枕の丸太を抱いて寝はじめた。
しかもアンソニーは「アッ、アッ」と寝言で喘いでいる。
ジョンはリチャードに向けてこう囁いた。
「あいつ、ノン気だから、きっと女を抱く夢を見ているんだろうな」
くすくす笑う2人に寝言の続きが聞こえてきた。
「アッ、アッ、イっちゃうよー! リチャード!!」
顔を青ざめたジョンが呟いた。
「俺とのことはお遊びだったんだな....」
ゴードン先生が女生徒に質問。
「アレックス、君がイチゴを5つ持ってたとするね?
そして、ソフィアにイチゴを2つちょうだいといってもらったとします。
その後に私がイチゴを3つちょうだいって言ったら、
君の持ってるイチゴは一体いくつになったかな?」
アレックス曰く、「全部です」
五月雨のある日、アレックスは突然ひどい咳をし、病院に運ばれた。
アレックスにはゴードンとソフィアと2人の恋人がいて、
ゴードンはそれを知らなかったが、ソフィアは知っていた。
彼女が病気にかかったことを知ったゴードンは、
彼女を心配して、素敵な花を持っては毎日お見舞いにやってきた。
しかし、1週間もすると彼は来なくなった。
一方でソフィアは、携帯電話のメールで容態を聞いてきた。
そんなことがあって梅雨入りの頃、アレックスの状態は徐々に快方に向かって、
ついに病は完治した。
ソフィアは喜んで、次のようにメールを送った。
「病魔が去ってよかったね」
「嘘つき同盟」なる組織の存在を知ったゴードン。
話の種にと参加してみる事にした。
1週間後、彼に以下のような手紙が届いた。
親愛なる嘘つき紳士へ。
嘘つきコンベンションを開催しますので、
以下の日時、場所に集合してください。
ゴードンは1時間かけて身なりを整え、車をきれいにした。
そして、意気揚々と目的の場所に向かった。
結局、コンベンションは開催されなかった。
世界のどこかにウソツキばかりが住んでいるウソツキ島があるんです。
ある日、ウソツキ島を探す探検隊がウソツキ島に着いたんです。
探検隊は、島の人に「ここはウソツキ島ですか?」と聞きました。
でも、島の人はウソツキだから「ちがうよ」って....
だから、今でもウソツキ島がどこにあるか分からない。
あるウソツキ男がウソツキ島の伝説を聞きました。
「俺もウソツキだから、俺が無人島に住めば、そこがウソツキ島になる」
と考え、無人島に移り住みました。
ある日、ウソツキ島を探す探検隊がその島に着いたんです。
探検隊は、そのウソツキ男に「ここはウソツキ島ですか?」と聞きました。
ウソツキ男は大喜びで「そうさ! ここがウソツキ島さ!」と答えました。
すると探検隊は
「このウソツキめ! ここがウソツキ島なら、ちがうと答えるはずだ!」って....
だから、今でもウソツキ島がどこにあるか分からない。
ゴードンは雑誌を読んでいると、
広告欄に【10ドルで簡単にお金を稼ぐ方法を教えます】と書かれていた。
早速、10ドルを封筒に入れて宛先の住所まで送った。
次の日、手紙が送られてきた。
手紙にはこう書いてあった。
「私と同じことをしなさい」
ある日の朝、郵便ポストに新聞と一緒に広告が入っていた。
「ジョージ・ワシントンの肖像画を100ドルで売ります。
名工の手による凝った仕上がり」という広告の内容。
早速、注文してみると、
ジョージ・ワシントンの絵が描かれた1ドル切手が送られてきた。
明くる日の朝、郵便ポストに新聞と一緒にまた広告が入っていた。
「詐欺に騙されない方法を50ドルで教えます!」という広告の内容。
早速、注文してみると、紙切れが1枚だけ届いた。
そこにはこう書かれている。
「この手の広告に騙されるな」
ある会社で、従業員から賃上げの要求が出たところ、社長は次のような回答をした。
「1年は365日だが、計算しやすいように366日としよう。
1日8時間労働というのは、1日のうち3分の1だけ働くことであるから、
実働は366日の3分の1。
つまり122日である。
そのうち、日曜日が1年間366日の7分の1。
つまり52日あり、週休2日制で土曜休みも52日ある。
そうすると諸君は年間18日しか働いていないことになる。
我が社では、有給休暇で14日休める。
さらに会社創立記念日などの社休が4日あり、これを全部引くと、
結局諸君は1日も働いていないことになる。
従って会社としては、
これ以上、月給を上げる必要などないという結論に達したのである」
その夜、会社で火災が発生し、明け方には全焼。
現場に一体の黒焦げた死体があったという。
焼けつくような真夏、アリは休むことなくせっせと働いた。
家を作り、冬に備えて食べ物をたくさん蓄えた。
キリギリスはそんなアリをあざ笑い、毎日ダンスに興じて遊びまくっていた。
やがて冬がやってきた。
寒さに震えるキリギリスは、CNNを呼んだ。
隣人のアリが暖かい家に住み、おいしいものを腹いっぱい食べているのに、
自分は家もなく飢えで死にそうだとカメラの前で泣いて見せた。
CNNはアリの裕福な暮らしぶりと、
死にそうなキリギリスの暮らしぶりを合わせて全米に放送した。
番組を見た国民はそのあまりの違いに呆然。
「豊かなはずのこの国で、可哀想なキリギリスを放置して許されるのか!」
と喚きたて、やがて各地でデモに発展した。
デモ隊はアリの家に投石、略奪した。
このことは議会でも問題になり、貧富の差を埋めるためにと税制改革が議論された。
結果、アリには夏の初めに遡って高額な税が課せられることになった。
また、気の毒なキリギリスを雇うこともできたのにしなかったとして、
罰金も科せられた。
アリにはそこまで支払能力がなかったため、政府に家を没収され、雪の中に消えた。
市民運動は盛り上がり、おかげでキリギリスはアリのいた家に住めることになった。
でもちゃんと手入れしなかったので、家はすぐボロボロ。
アリの残した食べ物も底をついた。
キリギリスはその後、援助を申し出たクモに騙され、
麻薬に手を出し、やがて死体で発見された。
そして残された家は、その地域を取りしきるクモのものになった。
Afri-Cola:http://www.afri.de/
プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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