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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1318934006

金持ちの男に死が近づいていた。
男は懸命に働いて築き上げた財産を残して逝くのが惜しくてならず、
何とかして天国に持っていきたいものだと考えた。
そこで、自分の富の一部を持って逝かせてくれと祈り始めた。
すると、金色の天使が男の祈りを聞きつけて、姿を現しこう言った。
「気の毒だが、あの世に財産を持っていくわけにはいかないよ」

男は必死に祈りを捧げ続けた。
規則をちょっと曲げて大目にみてくれ。天使から直接、神にお願いしてくれと。
天使が再び現れ、男に告げた。
「神はスーツケースを1つ持っていくことをお許しになるとのことです」
男はとても喜んだ。
早速、1番大きなスーツケースを見つけると純金の延べ板を詰めこみ、
ベッドの傍らに置いた。

その夜、男は死んで天国の門の前でマッチョな門番の空色の天使に会った。
「ちょっと待ちたまえ。それは持ちこめぬぞ!」
男は自分が特別許可をもらっているので、神に確かめてくれるよう話した。
そこで、空色の天使は神に確認をとり、引き返して来た。
「確かに君の言った通りだ。しかし、通す前に中身を確かめさせていただきます」
この男にとって最も貴重で後に残してくることのできなかったものは何であろう。
そんな興味を抱きつつ、空色の天使はスーツケースを開いた。
そして思わずこう呟いた。

「君、敷石なんぞを持ってきたのか?」


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1318934135

小心者でさえないチュンという男が死んだ。
あの世の入り口にて、閻魔様に天国にふさわしい人間かどうかの審査を受けていた。
閻魔は男の経歴を調べながら、困惑した顔で言った。
「君は地獄へ行く様な悪人ではないが、
天国に入るほどの善人でもないので、正直、困りますなぁ....
生きている時にした善い行いはありませんか?」
すると、すかさず「1つだけあります」とチュンは答えた。
「ほう、それはどの様なことですか?」
「ある時、私が車を運転していると、
道端で1人の女性が荒くれライダーたちに絡まれていたのです」
「それで?」
「私はとても恐かったのですが、よく見るとその女性はとびきりの美人でした。
私は勇気を出して車を停め、やつらに言ってやったのです」
「何と?」
「おい、お前ら! その女性から手を放せ! さもないと俺がこてんぱんにしてやるぞ!」
「ほう、それは勇気のある行動をしましたね。それはいつ頃の話ですか?」
閻魔の質問にジョンは胸を張って答えた。

「5分ほど前です」


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1318934727

敬虔なクリスチャンだった妻が死に、その20年後に夫が死んだ。
夫は、天国の門前で大天使ミカエルに尋ねた。
「毎週日曜日には欠かさず教会の礼拝に出て、
食事の前と朝晩の祈りを30年間も続けていた人間はどこに行くのでしょうか?」
「それはもちろん、天国ですよ」
ミカエルが答えると、男は即座に言った。

「私は地獄にします」


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若い男が2人してハロウィーン・パーティーの帰りのこと。
今夜は墓場を通って近道をするのが面白いだろう、ということになった。
ちょうど墓場の真ん中に差しかかった時、
湿っぽい暗がりからコツ、コツ、コツという音。
2人はビックリ!
震えながらよく見ると、痩せた老女がノミとハンマーを振ふるって、
目の前の墓石を削っているのだった。
「やれやれ、オバアさん」ようやく人心地のついた1人が声をかけた。
「脅かしてくれるなぁ。幽霊かと思ったじゃないか!
こんな夜更けに墓場なんかで何してるんだい?」
「あの戯け者どもが」老女は、唸る様に言った。

「わしの名前の綴りを間違えおってからに!」


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1318934936

粗暴な運転で知られるタクシー運転手が牧師を客として乗せた。
運転手は、牧師が恐怖で卒倒するのも気にせず、
制限速度を50キロもオーバーするスピードで、信号を無視してハイウェイを爆走した。
目的地近くで角を曲がった時、向うからきた大型トラックと衝突した。
そして運転手と牧師とは即死した。

昇天すると2人とも天国に行った。
しかし天国での2人の待遇は明らかに異なった。
運転手は大豪邸を与えられ、面白楽しく生活しているのに対し、
牧師は小さなあばら屋だけが与えられ、生前にも勝る質素な生活を強いられていた。
これは何かの手違いに違いない。
そう思った牧師は天使に何故こんなにも待遇に差があるのかを尋ねた。
天使は答えていった。
「天国での待遇は、生前どれだけの人に神を信じさせることができたのかで決まる。
君が教会で説教している間、皆は退屈して寝ていたが、
運転手がタクシーを運転している間、どの客も真剣に神に祈っていたからな」


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ポテチ/ラダ
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50
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男性
誕生日:
1974/04/11
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会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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