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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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その清掃業者は通常の業者と違って、
『警察の現場検証終了後の部屋の清掃』を専門に行っていた。
今はどうなのか不明だが、あの手の清掃って警察が行わずに
遺族が行わなければならない。
遺族側からしたら、家族が死んだ血まみれの部屋を清掃するのは
精神的苦痛で大変ということで、
その業者に頼む人が多いらしいとのこと。

警察の現場検証が入るからには、その死因のほとんどは
自殺・殺人・不審死のオンパレード。
「娘が銃で自殺した風呂場を清掃する」というのもあった。
その時は、銃で壊れた壁のタイルを修理するのは清掃の範疇外だから、
タイルの張り替えはタイル業者に頼んで直してください
と遺族に説明していた。

ある時、「自室のベッド上で病死した初老の女性の部屋を清掃する」
という依頼が舞い込んできた。
警察の見立てによると、彼女は肝臓か腎臓に病を患っており、
薬を摂取しなかったために病死したという。
死後数日たった部屋の清掃を始めてみたら、
劣悪な環境に置かれていたことが分かった。

娘や息子たちといった家族は一緒の家に暮らしていたにも関わらず、
親である彼女を完全放置。
ほとんど寝たきりだった彼女はロクに食事もとれず、排泄物も掃除されず、
飲んでいた薬がなくなったのに病院にも連れて行ってもらえなかった様。
清掃業者の従業員のひとりがやや厚めのマットレスを運ぶと、
数日経過していたにも関わらず、マットレスが吸い取っていた
彼女の汗が溢れ滴り落ちていたことから、
この初老の女性が死の間際まで、恐ろしく苦しんでいたことが窺えた。

清掃途中、腹を立てている従業員にカメラマンが近づくと、
その従業員はこう叫んだ。
「なんて家族だ!
 親が死んだすぐ隣の部屋にいるのに、親が死んだことを悲しんでない。
 それどころか今、遺産相続のことで揉めてやがる!」
生前、彼女は娘や息子たちにそれだけのことされる様な
悪い人だったのかもしれない。
それか、単に彼らが親に対しての敬意が損失した愚か者だったからか。
この家族に関わりのない者にとっては解らなくて当たり前だろうが、
この状況からして、異常なほどの無関心さには
かなり興味深いものである。



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プロフィール
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ポテチ/ラダ
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50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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