ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
おばさんが、会社のお得意先にお歳暮かなんかを届けるっていうので、
俺がおばさんの手伝いする約束だったんだけど、急用で行けなくなったから、
妹のシゲ子を行かせたんだ。
シゲ子は運転出来ないから、おばさんが運転してたらしいんだけど、
幾つかお得意先を回って、いよいよ最後ってところで、
おばさんがいきなり、
「あそこだけは、どうしても行きたくないから、シゲちゃん。
代わりに行ってきてくれないかしら?」
って言われたんだって。
そこは、普通の民家の中を会社として使ってるとこで、
シゲ子は、ここまでおばさんと一緒に各お得意先に配ってきたし、
まぁ手順はわかるし、ってことで、ひとりで行くことに。
玄関まで行って、その家のチャイムを押そうとした瞬間、
シゲ子は何か焦げ臭い様な、とても嫌な臭いを感じたらしい。
まぁ、それからは社員の人が出てきたから、ご挨拶して、
お歳暮渡してから敷地の外に出てくるまで、特に気にしなかったものの、
その嫌な感じの臭いはずっと鼻についていたらしくて、
やっぱり何か変だなって思ったシゲ子は
車で待ってるおばさんのとこに早足で戻ったそうだ。
そしたら、車の中でおばさんが滝の様な汗をかきながら
腹を押さえて苦しんでいた。
シゲ子がすぐに彼女を呼びかけながら、抱きかかえて顔をパッとみると、
彼女の目が釣り上がり、頬がこけ落ちて、顔が崩れて、
それはまるで悪霊の親玉みたいな顔をしてたらしい。
シゲ子は、すぐに救急車を呼んだんだけど、
救急車が来るまでずっと
「シゲちゃん、臭いよ! 焦げ臭いよ! シゲちゃん、助けて!!」
って叫び続けながら暴れて、シゲ子は押さえ込みながらも
ずっと怖くて泣きそうだったって言ってた。
その後おばさんは腸捻転? で入院したんだけど、彼女曰く、
30年ぐらい前に、その家があった場所で火事があり、
ちょうど居合わせたからと、興味本位で燃えていく様をみてたら、
中から燃えた子供が出てきたのをみてしまい、
それ以来ぶりに、そこへ行った瞬間、人が焦げた臭いを感じたから、
シゲ子に頼んだんだって。
そんな場所にまた縁が出来るなんて、
......よっぽどだったんだな。
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プロフィール
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ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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