ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
「神様がこの世にいるなんて、あなたも信じていないわよね?」
彼女の問い掛けに、僕は肯いた。
世の中に宗教はたくさんあって、
その数だけ神様がいることになっている。
されど神様や天国、または地獄なんて概念は、
生きている人間を慰めたり戒めたりするために、
誰かが作ったモノに過ぎない。
「だったらお坊さんが唱えるお経だって、意味なんか無いわよね?」
僕は今度も肯いた。
神様がいないなら、
人間の創作物である経文に超神秘的な力が宿るはずも無い。
あれは故人の霊をあの世へと送り届けるためではなく、
あくまで遺族の悲しみを鎮めるために読まれるものだ。
「じゃあ、この世を彷徨う魂は、どうしたら成仏できるのかしら?」
....なるほど。
宗教家が行う浄霊儀式なんかに意味が無いとすれば、
現世に留まる霊はどうしたら成仏させられるのだろう。
僕は彼女に言った。
「生前に熱心な信仰があれば、
お経を読んでもらうことで、成仏できるのかもしれないね」
信心深かった故人なら、お坊さんの読むお経にありがたみを感じて、
安らかに眠ることが出来るのかもしれないと、僕は思った。
「そう......そうかもね.....」
それきり彼女は俯いて、黙り込んでしまった。
僕はひしゃげたままのガードレールに花束を手向けて、
その場を後にした。
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プロフィール
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ポテチ/ラダ
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50
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男性
誕生日:
1974/04/11
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趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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