ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
3人組の男たちが居酒屋で飲んでいたところ、
たまたま隣に座っていた結構イケてる女の子2人組と飲むことになった。
最終的に片方の女の子をGETした男の子はそのままホテルへ。
翌日、ホテルから昨日の友人の所へ電話がかかってきた。
息も絶え絶え、という感じである。
事情を尋ねると、「自分では動くのも辛い」というので、
そのホテルに行ってみることにした。
友達が部屋に入ると、シーツは血だらけ。
驚いて「大丈夫か」と声をかけてもあまり反応がなく、すぐさま病院へ。
診察の結果、彼の背中には大きな切り傷があった。
しかも、外科用のメスできれいに切開された上、見事な縫合が行われていた。
レントゲンを撮って医師も愕然とする。
腎臓が1つ摘出されていたのだから....
医師曰く、「最近、こういう類似の事件が多いんです。
眠らされた上、手術されてしまう。
臓器はそのままブラックマーケットで売られてしまうんですよね」
水商売をしていたあの日。
その夜ついたお客さんは恰幅の良いナイスミドル。
ニコニコ柔和な笑顔を浮かべながら私の顔を見て
「かわいいねえ、かわいいねえ」を繰り返していた。
ほどんどの客が酔いに任せて下品なことを言ってくる中、
その紳士的雰囲気には好感が持て、また褒められ悪い気はしなかった。
だが....
そのナイスミドルはニコニコしたままの顔で言うのです。
「僕の子供はみーんな障害者でねえ。大変なんだよ」
正直、突然そんな重い話をされて返答に窮した私は、
そのお客がどのような反応を求めているか分からないせいもあり、
曖昧に話を合わせていたのだが、相変らずの笑顔で彼は言った。
「若いのは今だけだよ。もう10年もたったら、君も醜く腐っていくよ」
ある博士が鳴り物入りで、ある特別な機械を街頭に設置した。
郵便ポストほどの大きさで、
真ん中に大きなボタンと、脇から1本のロボットアーム。
好奇心に駆られた人がボタンを押すと、アームが伸びてボタンを元に戻す。
それだけの機械。
でもなんとなく、見かけるとそれを押してしまう。
やがて最終戦争が起きて、人類は滅びた。
頑丈に作られていた機械は壊れもせず、
ボタンが押されるのをただ待っていた。
そして1000年間ボタンが押されなかったことを確認したその機械は、
初めて本来の動作を始めた。
それは、人類に向けた鎮魂歌を流すことだった。
ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。
1人は窓側のベッド、もう1人はドア側のベッド。
2人とも寝たきりの状態だったが、
窓際のベッドの男はドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。
「今日は雲一つない青空だ」
「桜の花がさいたよ」
「ツバメが巣を作ったんだ」
そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。
ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。
自分でナースコールも出来ないようだ。
ドア側の男はナースコールに手を伸ばしたが、ボタンを押す手をとめた。
「もしあいつが死んだら、自分が窓からの景色を直接見れる....」
どうせお互い先のない命、
少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア側のベッドの男は、
自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの男を見殺しにした。
窓側のベッドの男はそのまま死亡した。
晴れて窓側のベッドに移動したドア側のベッドの男が窓の外に見たのは、
打ちっ放しのコンクリートの壁だった。
「お父さん、お粥ができましたよ」
ああ、母さん、すまんな。食えんのじゃ。
「風邪でもひいた?もう歳なんだから体に気をつけないと...」
すまんな母さん。母さんには長いこと苦労をかけたなあ。
「いやですよ、お父さん。お互い様でしょ。
元気になってくれないと、私が寝込んだ時に困りますよ」
うん。そうなんじゃが....おう、そうそう、さっき娘を呼んでおいた。
「あら、先週会ったばかりですのに。
あんまり呼びつけてばかりでは迷惑ですよ。
あの子たちにも生活があるんですから」
いいんじゃよ。今度ばかりは。
「あら、誰か来たわ」
「....あらあら、いらっしゃい。今ちょうどあなたの話を。
お父さんが風邪で寝込んで。え? 臭い? さあ....私は別に....
どうしたの? そんなにあわてて」
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プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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