ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
2年前に突然、父が自殺してから母と2人きりになってしまった私。
介護士の母は仕事で疲れていても、常に私に気をかけてくれて、
私が何か失敗をしたり、ちょっとした悪さをしたりしても、
怒ったりせずにいつも許してくれた。
娘の私が言うのもなんですが、
親としては少々甘いのではと感じるところもしばしば。
私はそんな母が大好きだった。
ある日、学校から帰って来て、リビングでテレビを見ていると、
電話が鳴った。
母からだった。
「まどか。今モールに買い物に来てるんだけど、
冷蔵庫に牛乳があるか、ちょっと見てくれるかしら?」
私は「ちょっと待ってね」と言いながら、キッチンに向かった。
そして冷蔵庫を開けようとした時、あるモノが目に留まった。
冷蔵庫の上に置かれた、黒皮の手帳。
あれ、これは....と思いつつも、
私は冷蔵庫を開け、牛乳があることを母に伝えた。
電話を切った後、私はそっとその手帳を手に取った。
この手帳はいつも母が昔から肌身離さず持ち歩いている物で、
ずいぶんボロボロだった。
私が何か行動を起こす度に、
母がそれにサラサラと何か書いていたのを知っている。
私は小さい頃から、この手帳のことが気になっていた。
たぶん予定や日記などが書かれているだけだと思うのだが、
もしかしたら私の成長日記なんて付けてたりして。
好奇心に支配された私は、罪悪感など微塵も感じずに、
パッと手帳を開いた。
無作為に開いた手帳、その真ん中の方のページ、
そこにはこう書かれていた。
『今日のまどか -3点 残り112点』
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プロフィール
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ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
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会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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