ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
「ちょっとスチュワーデスさん!席を変えてちょうだい」
ヨハネスブルグ発の混んだ飛行機の中で、白人中年女性の乗客が叫んだ。
「何かありましたか?」
「あなたわからないの?黒人なんかの隣には座りたくないのよ!こんな人迷惑だわ」
女性の隣では、黒人男性が憮然とした顔で座っている。
「お客様、少々お待ち下さいませ。空いている席を確認してきます」
乗務員は足早に立ち去り、周囲の乗客はざわざわと不穏な空気。
しばらくして乗務員が戻って来た。
「お客様、大変お待たせしました。
ファーストクラスにひとつ空きがありますので、どうぞそちらへ。
本来ならこういうことはできないんですが、
隣の席がこんな人では確かに迷惑でしょうと、
機長が特別に許可しました。さ、どうぞ」
周囲の乗客は、にこやかに黒人男性を見送った。
2台の自動車が国道の交差点で正面衝突をした。
2台とも大破したが、どちらの運転手も無事だった。
先に車から這いだした老紳士が他方の車に駆け寄り、
運転していた中年の男を助け出してから柔らかい物腰で言った。
「お怪我はありませんかな?」
男は、相手の意外なほどに紳士的な態度に驚き、丁寧に答えた。
「ええ。あなたは?」
「私も無事です。
こんな事故なのにお互いに怪我1つしないなんて、奇蹟としか言えませんな」
そう言うと老紳士は、内ポケットから小瓶を取り出して男に差し出した。
「こんな時は気を落ち着けるのが1番ですぞ」
「おお、これはありがたい」
男は小瓶を受け取り、中身のウイスキーを半分ほど飲み干した。
「さあ、あなたも」
男が返した小瓶を受け取ると、老紳士は小瓶の蓋を閉めて内ポケットにしまい、
皺だらけの顔に微笑みをたたえて言った。
「私は警察の事故処理が終わってからゆっくりと」
ウォーカー氏とブラウン氏が15番ホールに向かって歩いていた時のこと。
ゴルフ場に面した道路を葬列の行列が通り過ぎていくのに出くわした。
それを見たウォーカー氏は、ゴルフ帽を取り、胸に当てると、
行列が過ぎ去るまで、じっと首をたれて見送った。
「君は感心だな、驚いたよ」と、見ていたブラウン氏が言った。
「いやあ、25年も連れ添った妻だ。これくらいはしてやらないとね」
とある金曜日。
仕事が終わると僕は仲間と飲み歩き、お金を使いまくったあげく、
仲間の家に泊まり、2日間帰宅しなかった。
日曜の夜にやっと家に帰ると、妻が仁王立ち。
たっぷり2時間説教をしてから、妻は言った。
「ちょっと、あんた!もし何日も私の姿が見えなかったら、あなたどう思うの?」
「そりゃ嬉しいさ!!」
そんなことを言ったため、月曜日は妻の姿が見えなかった。
火曜日も水曜日も、やっぱり姿が見えなかった。
木曜日になってようやく、妻の姿が見えるようになった。
瞼の腫れが引きはじめて目が開けられたので。
旅客機に乗客が乗り込み、しばらくしても出発しようとしなかった。
1時間もした頃、機内アナウンスが流れた。
「こちらは機長です。
本機はエンジンにトラブルが見つかりましたので、離陸は中止いたします」
それを聞いた乗客は、散々待たされたイライラもあり、
口々に「ふざけるな!」と叫んだ。
やがて再び機内アナウンスがあった。
「じゃあ、飛びます」
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プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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