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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1302170509

俺の娘(幼稚園児)の友達の男の子なんだけど、暴れん坊でさ、
前も公園で、オモチャの取り合いで娘とケンカになって。
まあケンカっていっても、その子のほうが強くて
一方的に娘がやられてたんだけど、
やり方が異常でさ、両手で娘の首絞めてるんだよ。
俺が慌てて引き離して叱ったけど、全然聞いてない感じなの。

それでも娘とは仲良くて、
昨日も俺の家にその男の子と他の子とで泊まったんだけど、
五月蝿い3人組が寝てから、嫁さんから初めて聞いたんだよ、
あの男の子、父子家庭だよって。
で、俺、ええ?と思って、嫁に首絞めの事話そうと思って、
何気にふって後ろ見たら、
リビングの暗い廊下のとこにその子が立ってて、じーっとこっち見てるの。
なんだか分かってしまって、心臓止まりそうだったよ。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1302170872

ひき逃げにあって入院してたんだけど、やっと退院できた。
仲の良かった友達が家に遊びに来た。
「病院にお見舞いにいけなくてごめんな」
「おう、気にするな」
「犯人の顔見たのか?」
「いや、いきなりだったから覚えてないんだ」
「そうか」
「お前も気をつけろよ」
「ああ、じゃあそろそろ帰るわ。今度はちゃんとお見舞いするからな」
「おう、ありがとう」


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1302172737

数年前、惨殺事件があったという家に、
俺と友人A、Bの3人で、深夜に肝試しに入った。
「なぁ...惨殺だったんだろ。恨みとか凄そうじゃん。俺怖ぇよ」
「おう、そりゃ悲惨だったらしいぞ。
抉られたり、くりぬかれたり、滅多刺しにされたり。
しかも、犯人はまだ捕まってないんだよな」
「だけどA、おまえ普段、『幽霊なんて怖くない』なんて言ってなかった?」
なんて俺たちは話しながら、家の中を懐中電灯の灯り一本で見てまわった。
割とキレイなままのキッチン。
座布団があちこちに散乱している居間と思われる部屋。
仏壇の扉が開いたままの仏間。

気味は悪かったが、これといった霊現象を体験することもなく家を出た。
「なぁ、俺、霊みたいの何も見なかったけど、お前ら見たか?」
「いや、俺もな〜んにも。お前は?」
「俺も全然見てないよ」
「俺も、何も見て無いんだよ」

結局、何も無かったな。
少し拍子抜けしたが、安心した。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1302172818

私は両腕を骨折して入院していた。
窓際で新鮮な空気は入ってくるものの、とにかく、することが無い。
日がな1日中ベッドに縛り付けられているおかげで、
向かいの若い青年とすっかり仲良くなってしまった。
毎日自分の趣味のことや、家族のこと、そして怪我のことについて話し合った。
彼は最近大手術を終えたばかりのようで、片腕がなかった。
痛ましい光景ではあったが、
彼は明るい性格だったため、病室は笑い声が絶えなかった。

そんな入院生活も、ついに今日で終わり。
退院の手続きを済ませて、
病室に荷物を取りに戻った時には、もうすっかり日が落ちていた。
冬の日暮れは早い。
別れの挨拶と、前もって用意させておいた菓子折りを持って、
向かいのベッドへと進む。
....どうやら彼は眠っているようだ。
頭からを毛布をかぶっていて、寝息も立てていない。
声をかけるのはかえって悪いようだった。
仕方が無いので、簡単な置き手紙を書き上げて、そっと額にキスをした。
とても後ろ髪を引かれるようだったが、
ここは堪えて早く元気になってくれるよう祈った。

病院をでてタクシーに乗り込む時に、病室の辺りを振り返った。
するとそこには、満面の笑みで両腕をふり、見送る友人の姿があった。
....なんだ、起きていたのか。先に退院して、待ってるからな。
なぜだか不思議にあふれてくる涙を抑えられなかった。
そのせいか、彼の顔がぼやけて見える。
私は彼に大きく手を振り返し、タクシーへ乗り込んだ。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1302173048

Never Ending Photographs
http://www.sessionmagazine.com/never-ending-photographs/


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50
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男性
誕生日:
1974/04/11
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会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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