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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322394863

居酒屋でバイトしてた頃、深夜残業してたらいつもの電車に間に合わなくて、
途中の寂れた駅までしか帰れなかった時があった。
その日は給料日前日で、困ったことに俺全然金なくて、
だから仕方なく始発の電車が出るまで近くの公園のベンチで寝てたんだけど、
寒さで腹壊しちゃったみたいで、そこにあるトイレに行ったの。

少ししてから俺のいる隣の個室に人が来た。
何か電話しながら入って来たみたいで、話が聴こえてくる。
外から時折、車の音とかするんだけど、
トイレの中はかなり静かだから、隣で話してる奴の声はもちろん、
電話の相手側の声も微妙に聴こえたんだ。

「ん? うん、分かってるって。あはは! あ、ごめんごめん。何?」
『.........なった......い つか........』
「あぁ、そーだなー。大丈夫だって。気にすんなよ。え? おう。あははっ!」
『.....おたしか........かけ....し....』
「そうだっけ? おう....あー、そうかもしんね。あ、わりぃ!ちょっと待ってて」

そこで俺は用も済んだので、そそくさとトイレから出ようとした時、
隣からライターを擦る音と同時に、はっきり、相手側の声が聴き取れた。

『....ったでんわばんごうは げんざい つかわれておりません ばんごうをおたしかめのうえ おかけなおしください おかけになったでんわばんごうは....』
「あ、もしもし? わりぃ。タバコ。で、何だって? ああ、そうだな....」

寒いからじゃない。
急に背筋がゾッとして、急いで駅まで走って、
駅前で震えながらシャッターが開くのを待ってた。
ただ物凄く気味が悪くて怖かった。
思い出すとまだ夜が怖い。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322386557

売れっ子のお笑い芸人を目指して、このガッチリした相方と組んでから今年で5年。
ある日、バイク事故により、相方の脳死が確認され、
無数のチューブと人工呼吸器や点滴により、しばらく生き続けた後、
昨日、息を引き取った。
「手を尽くしたのですが」
担当の医師はとても悲しげな顔で俺にそう告げた。
彼の亡き骸を抱いた時、とても軽くて、涙が溢れてきた。
よっぽど苦しかったんだと思った。

「治療費は結構です」
決して裕福とは言えない俺の状況を察したようだ。
なんて優しい医者なのだろう。
「もう遺体を見るのはお辛いでしょう」と医師がシーツを被せた。
「思い出は彼と共に焼いて忘れなさい」
この一言で私は立ち直れることができた。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322386653

心機一転して、俺は仕事を変えた。
アパートからその会社まで割と近い距離なんで、基本は自転車だが、
ストレスでか太り気味というのもあって、最近の通勤は主に徒歩。
その通勤時、取り壊し予定の無人マンションの近くを通るのだが、
そこは飛び降り自殺が多く、自殺者の霊の目撃情報も多い曰くつきマンション。
周りに街灯も少ないし、夜はかなり不気味で怖い。

先日、帰りが23時頃になった時、ガクブルしながらそこを通ったのだが、
一瞬、マンションの屋上に人影が見えた気がした。
「あれ!?」
心臓止まるかと思った。
あいつかと思ったからだ。
目を凝らしてよく見てみると、やはり屋上に誰かが立っている。
まさか....と思った瞬間、その人が飛び降りた。
コンクリートに打ち付けられる嫌な音。
マンションの前に女の子が倒れてるのが見えた。
慌てて携帯で救急車を呼んでから、その子に駆け寄った。
血まみれで足は変な方向向いてるし、幽霊ではなかったが、かなり恐怖だった。
落ちた音を聞いてか、マンションのベランダから何人かこっちを見てる。
すぐに救急車が搬送していったけど、
家に帰っても現場を思い出してしまい、その夜は全く眠れなかった。

次の日聞いたら、あの女の子、重症だったけど命の別状はなかったらしい。
ああ、未遂に終わって良かった。
もし亡くなってたらと思うと


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322386441

ある年上の女と知り合った。
40歳になったばかりというが、20代後半に見えるくらい若々しく
美人で妖艶でいい女だった。
何度か会う内に俺の部屋に来る様になった。

部屋で映画見てたら、彼女が「トイレ借りていい?」と。
トイレに行った彼女が悲鳴をあげたので急いで駆けつけたら、
「用をたそうと思って便座上げたら縁にゴギブリがいたの!」

ゴギブリにこんな悲鳴あげるとは、まだまだ可愛い女の子じゃんって思ったよ。
その時は。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322386748

俺はまた仕事を変えた。
深夜23時過ぎ、バスの中は俺だけかと思っていた。
すると後ろから女の子たちの話し声が聞こえた。
そうか、まだ他にも乗客がいたのか。
女の子2人は怪談話をしていた。

「振り向くとあの世につれて行っちゃうんだって」
「じゃあ、振り向かなければいいんだね。簡単なことじゃない?」
「それがね、絶対振り向いちゃうんだって。
あれも振り向かせるために色々な方法を使うらしいんだ」

ああ、そういえば、1人は良く帰りが一緒になる塾帰りの子だ。
もうすぐこの子たちが降りるバス停だ。
しかし2人は話に夢中で全く気づいていない様。
降り過ごして帰りが遅くなるのは可哀想だと思い、俺は振り向いて声をかけた。
「君たち、ここで降りるんだろ?」

「ほらね」


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ポテチ/ラダ
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50
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男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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