ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
今日、東京から戻ってフラッと本屋に立ち寄ったら、
雑誌「HUgE(ヒュージ」の最新号 2012年01月号)が発売されてました。
男のスタイル・マガジンということで、独特なセンスを持って
男にまつわるファッションやアートの情報を紹介しているのですが、
今回は「花」が特集で、花をモチーフにしたアート作品や
その手掛けたアーティストが紹介されていました。
私も花の絵を描いているので興味津々、早速買いました。
いろいろな角度での「花」が垣間みれてとても面白かったです。
この冒頭に "アラーキー" こと荒木経惟の作品がありました。
彼の作品はいつ観ても淫らで生々しい。
男が性衝動に駆られる「女」のあらゆる部分を
「花」と見立てて撮っているのでしょうね。
まるで小学生の時、道端で落ちていたエロ本を覗きみたかの様で、
私にはちょっとお腹いっぱい。
そういえば昔、
同じく「花」を題材にこのアラーキーとロバート・メイプルソープの
対比展なるものを、新宿の三越まで観に行ったのを思い出します。
ロバート・メイプルソープの作品といえば、
モチーフはマッチョな男の裸や性器、そしてこの「花」だったりと、
とってもエロティックなんですけど、
構図が完璧にカチッとキマッっているものだから、
造りものの様に整然とし過ぎたゆえの美しさがあります。
こんな彼らの作品、1つは生々しくて今にも咲き誇って
枯れて腐ってしまう様な有機的な花で、
もう1つは時が止まって何百年もそこに在り続けていた感じの無機的な花。
その交互に並んだのを鑑賞していると、
とても不思議なトリップ感に囚われるという、
なんとも面白い展覧会だったと強烈に覚えています。
強烈で「花」の作品という言葉の連想で思い出すのが、
ホルスト・ヤンセンというドイツの画家が描いた「花」のシリーズ作品。
これも何年か前に東京・八王子市夢美術館にて彼の展覧会が開催されて
友人たちと伴に観に行ったのですが、
作品から放たれる壮絶な負のパワーがあまりにもで、
私は最後まで観た後、気圧されて倒れそうになったその彼の花の絵の作品。
死んでしまっているのに呪われているのか、
腐敗することも出来ない花としかみれない。
知ってはいけないことを知ってしまった。
なのに「素晴らしい!」と思ってしまう私....
そんな心にマシンガンで撃たれまくった衝動感があったのを思い出します。
ロマン主義で、あの葛飾北斎の浮世絵に影響されているとのことですが、
ちょっとその感覚を病的に解してしまった女性像(主に娼婦)、エロティシズム、
そしていつも死神と隣り合わせの自画像.....
観るだけで痛恨の一撃を食らってしまう感、でも気になる....という彼の作品。
また日本で展覧会を開催してほしいです。
あと、この雑誌を機に様々な「花」の対比展も!
Hi-End Style Magazine「HUgE(ヒュージ)」講談社
http://www.hugemagazine.jp/
荒木経惟
http://www.arakinobuyoshi.com/
ロバート・メイプルソープ/Robert Mapplethorpe
http://www.mapplethorpe.org/
ホルスト・ヤンセン/Horst Janssen
http://www.horst-janssen-museum.de/
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プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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