ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
少年は父親から虐待を受けていた。
学校も暴力を奮ってくる相手が変わるだけでしかないので、不登校状態。
殴られたり蹴られたり、ナイフで手のひらを貫かれたり、火で髪をあぶられたり、
少年の成長と共に延々と続いていった。
その様子をいつも微笑みながら見ている姉がいた。
その家には母親がおらず、酒浸りな暴力親父と幼い弟の食い扶持は姉が稼いでいた。
そして家事も全部やる。
少年は死んでしまうかの様な暴力を受け続ける生活を送っているのに、
姉は父に殴られることも罵られることもない日々を送っていた。
貧しくて惨めな生活の中でも少年は成長していく。
やがては父親の背をも追いぬき、力もついた少年は父親を滅多刺しにして殺した。
そしていつもと変わらず笑っている姉の顔を刃物で傷つけた。
自分を助けもせず、いつも余裕の笑みを称えていた姉が
初めて泣きそうな顔をしたことに少年は笑った。
弟は人殺しでその上顔に傷をつくられれば、
姉はこの家を出て結婚して幸せになることもできない。
俺を助けなかった報いだと少年は高笑い。
狭い部屋に響き渡った。
刑期を終えて出所した少年は、迎えに来た姉の傍らに姉に似た子供を見つけた。
顔の傷はまだ残っているが、姉は誰かと結婚できた様だった。
「女の幸せを手に入れたってわけかよ」と唾を吐きかけながらいう少年。
すると姉はいきなり服を脱ぎ出し、
「女だからって、あんたより酷いことをされ続けたのに、
幸せになんてなれるわけがない!」と叫んだ。
隠されていた首の辺りには顔にあるものに勝りそうな大きな傷が何個もあった。
姉は父にレイプされ続け、その傷は何度も自殺しようとしてできたものだった。
姉の隣に立つ子供の顔を見ながら
「そういえば目元が親父に似ている」と少年は思った。
ネットで知り合ったある男と仲良くなった。
何でも画面上で話をした。
お互いに顔もわからないが妙に気が合った。
趣味も合う様だ。
幸い、家も近い様なので今度会うことにした。
今までオープンにとはいかなかっただけに、こんなことは初めて。
俺は沸き上がる気持ちを押さえるのに苦労した。
俺たちはネットで調べた夜景のよく見える高台の場所で待ち合わせた。
やってきた彼は想像以下だった。
俺たちにはもう言葉はいらない。
自然と手を繋いだ。
期待感だろうか。何の期待か?
彼の激しい鼓動が伝わってくる。
彼が振り向いて目を閉じる。
俺は彼の背中を押した。
かくれんぼをする時に冷蔵庫が近くにあったら、最初に調べなさい。
そう、姉に言い聞かせられていたから、
その通りにしたら親父がでてきて驚いた。
誰もいない駅で電車を待っている。
俺の親父と姉ちゃん元気かなぁ。
家族と会うのも久しぶりだしな。
親父が好きな地酒と地元のお菓子を土産に
電車を来るのを待った。
路線に敷き詰められた石を見ていると、懐かしい少年時代を思い出した。
足で石と石をぶつけては片方を前進させる。
何が面白いんだと感じるが、子供心には面白かったんだろう。
Arena HOMME +: TOKYO DANDY
http://www.tokyodandy.com/2011/04/26/steven-klein-for-arena-homme/
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プロフィール
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ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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