ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
数年前、荒くれ漁師のクマドの暮らす海に天から隕石の様なモノが落ちた。
以来の海では奇形の魚しか捕れなくなった。
ある日、クマドは天女たちが水浴びをしているのを目にした。
彼は1人の天女の羽衣を奪い、強引に妻にすることに。
「ハネ」と名付けられた天女は優しく慈悲深い女。
養父母に虐待されながら育ったクマドは初めて愛情を感じた。
ただ、彼女はいつも張り付いたような笑みしか浮かべていないのが気になった。
ハネは美しかったので、村の男たちは次々と手を出した。
村の女たちはハネが男たちを誘惑したのだと嫉妬し、彼女を折檻した。
ある日、養父がハネを犯しているのを知ったクマド。
怒りのあまり、養父を殺し、海に投げ捨てた。
クマドはハネに「嫌ではなかったのか」と聞くと、
「あなたにされたのと同じことですわ」とあの笑みを浮かべた。
彼は何も言えなかった。
やがて、ハネは子供を産んだ。
誰の子かはわからない。
ただ、眼が飛び出しそうなほど大きく、
頭は大きいばかりで、身体はガリガリに痩せている奇形の魚に似ている子だった。
数年後、クマドの村近くに、落ち武者の集団が流れてきた。
漁師たちが海に出ている間、慈悲深いハネは彼らの手当てに1人向かうことに。
手負いの獣と化していた武者たちは、美しく優しい彼女に襲いかかった。
クマドが慌てて駆けつけた時には、彼女は無惨な姿にされ、瀕死の状態だった。
クマドはなんとかならないかと、土に埋めて隠していた羽衣を掘り返した。
羽衣はすでに朽ちていた。
それでもそれをハネにかけてやると、彼女は傷1つない天女の姿に戻った。
「天に帰らないでくれ、子供もいるんだ。俺のことを愛してくれているんだろう」
クマドはそう呼びかけたが、ハネは菩薩の笑みで答える。
「あなたのことは憎んでいません。愛してもいません。何とも思っていません」
クマドは絶望のあまり絶叫した。
天女は天に昇りながら、
ただ、暗い地上で愛憎にまみれて生きる矮小な人間たちを憐れみ、涙をこぼした。
「かわいいねぇ」
初めて出会った時にそう言ってくれた人と私は結婚した。
彼は毎日私のために料理を作ってくれる。
自分専用の包丁を持っていて、彼の作る料理は職人並に美味しい。
彼には変わった趣味があるけど、
そんな趣味を差し引いても、彼は優しくて本当に良い人。
彼は包丁を研いでいる時でさえ、私の顔を見て
「かわいいねぇ...かわいいねぇ...」と言ってくれる。
私は幸せ者だわ。
だけど最近、彼の優しさに甘えてかなり太ってしまった。
幸せ太りかな?
誕生日までには少し痩せないといけないな。
実は今度の私の誕生日に何か特別な事をしてくれるらしい。
私はその日が待ち遠しくて仕方がない。
当時、今の嫁さんと同棲していた時期に二股を掛けてたんですけどね。
浮気相手の彼女、事故で亡くなってしまったので、
不謹慎な言い方ですが、特に修羅場を潜る事なく、関係は精算出来たんです。
事故の知らせを聞いた時は流石に焦りました。
なんでも、私の自宅前に架けられている歩道橋から足を滑らして落ちたとかで....
夜中だったのですが、たまたま嫁さんも帰宅していなかったので、
病院に駆け付けましたよ。
すでに親族が集まっていたので、看取ってあげる事は出来なかったんですけどね。
何で唐突にそんな話をというと、先週子供が産まれたんですが、
妻が出産した病院は亡くなった彼女が運ばれた場所でして。
それよりも、俺の子供がね、どことなく彼女に似ている気がするんですよ....
僕が中学2年生の頃。
ある日、ちょっとした悪戯心で新任の若い女の先生を驚かそうってことになって、
先生が体育館に1人でいた時に僕たち5人くらいで取り囲んだ。
プロレスの技の足を持ち上げて宙でグルグル回す
ジャイアントスイングをしようとしてたんだけど、
羽交い締めにすると先生がもの凄い悲鳴を上げると、
周囲の準備室の扉が開いて昼休み中の男の先生たちが飛び出してきた。
「お、お前らぁ、なにやっとるかっ!」
もう生徒じゃなくて不審者を恫喝する表情だった。
「こ、この子たちがぁぁぁ」
羽交い締めにされていた先生も顔をグシャグシャにして叫んだ。
「これは私たちだけでは処理できない。校長を呼ばなければ」と、
先生たちが集まってくる。
僕は何か勘違いされてるのではと激しく感じて、
ここは毅然とした言い訳をしなければならないと思ったから、
僕はグイッと一歩前に出てよく通る声で言った。
「僕たちはただ、先生を回そうとしていただけです」
臨月に入ったある奥さんが電車に乗った時の出来事。
上品な紳士に席を譲られ、お礼を言って座りました。
その紳士が下車する一瞬、
彼の着るスーツの襟に付いた見覚えのある社章に気付きました。
「あの社章は主人と同じ会社のものだわ」
帰宅したご主人に事の顛末を話しました。
奥さんから聞いた背格好から推定し調べた結果、
顔見知りな別の課の課長さんである事が判りました。
次の日にご主人はこの課長さんに昨日の話をすると、
彼は「ああ、君の奥さんだったのか。こんな事もあるんだねぇ」と言い、
この偶然について大変驚いていたそうです。
3ヶ月後。
課長さんの自宅に、奥さんの名前で1通のハガキが届きました。
赤ちゃんの写真が印刷され、
その横にはこう書き添えられていました。
「その節は、ありがとうございました。この子は、あの時の子供です」
その日、課長さんの家は、大変な修羅場と化したそうです。
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プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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