ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
昔から霊感の強かった叔母は、その日も不快なモノに出会ったという。
農道を歩いていると、
前から自転車を一生懸命こいでるお婆さんが目に入った。
坂道でもない平坦な道なのに、
彼女は汗をかきながら苦しそうに自転車をこいでいる様子。
「はて?」
そう思った叔母が遠目ながらその自転車のカゴを見ると、
なんと生首が乗っかっているではないか。
眼球が無くぽっかり空いた空洞が彼女を睨んでいた。
「あらま。あれはとんでもなく悪い霊だわ、あの人に教えてあげなくては。
でも、まともに話を聞いてもらえるかしら」
と、叔母は彼女に話しかけようか迷って躊躇するものの、
やはりこのままでは良くないと伝える決意をした。
そして、いよいよ、お婆さんとすれ違う時。
「あの....」
と叔母が言いかけたその瞬間、彼女がポツリと言った。
「知ってます」
仕事の同僚が無断欠勤して4日たった。
真面目な彼が連絡をしないで会社を休むなんてことが今までなかったので、
何かあったのかも? と、心配した私は深夜になってしまったが、
仕事帰りに彼のマンションの部屋に寄ってみることにした。
彼の部屋は8階。
私はエレベーターに1人で乗っていると、
何階かで6人の幼い子供たちがどやどやと乗ってきた。
すると定員オーバーのブザーが鳴った。
「あ、みんなでのると、ちょうど1人おおいや!」
数の数え方を覚えたらしい1人の子供が定員の表示を見て声をあげた。
「君たち。おじさんは次の階で降りるつもりだったから、
ここから階段を使うよ。
だからみんなは乗りなさい」
私はそう言うとエレベーターを降りた。
子供たちは「ありがとう」と口々にいいながら乗りこみ、
立ち去る私の背後で扉が閉まる音がした。
以前、オークションでカーナビを買ったんだ。
自力でマイカーにセットして電源を入れてみた。
すると、前のユーザーなのか、
消し忘れのポイントがメモリセットしてあった。
自宅か、それとも勤め先か?
住所を見る限りそんなに遠くはない、49キロくらいの場所だ。
次の週の金曜日。
いつもより早く18時過ぎに仕事を上がれた俺は少し冒険心が沸いてか、
試しにメモリポイントに行ってみようかな? と考えた。
会社から自宅に向かう道から国道に出て、
俺はナビの指示に従って走り出した。
40分ほど走ると、こんなところにこんな道があったのか?
という様な人家のない道になった。
いつの間にか雨が降ってきたが、
更にそのまま走ると街路灯のない暗い細い道に出た。
もうすぐ目的地点だとナビが知らせてくれている。
こんな処に家があるのかよ?
俺がそう思った瞬間、背筋に寒気が走り、思わずブレーキを踏んだ。
ふっと溜息をついて車を降りると...
その道は、ちょうど俺が車を止めた30センチ先で谷底になってたんだよ。
既に辺りは暗くなっていたし、
かなりの雨だったので視界が10mくらいしかなかったんだ。
道は続いている様に見えたんだけど、確かに路面はほとんど見えていなかった。
ふと道路脇を見ると小さな花瓶に菊の花が添えてあった。
帰宅後、その住所で検索してみると半年前、
そこで車の転落事故があったそうだ。
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プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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