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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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嗚呼、今日もまた上司に怒鳴られた。
OL仲間の間でもかなり評判が悪いハゲだ。
いつも私ばっかり、馬鹿みたい。
私のストーカーの犯人はもしかして、あのハゲだったりして....
そんなことを考えつつ、帰宅した。
家といっても、たった二部屋しかないボロアパート。
リビングとキッチンと寝室だけ。
窓もリビングにしかない、まぁ、安いから良いけどさ。
玄関の鍵を開けて部屋にはいると、びっくりした。
リビングにあったタンスが荒らされていた。
そういや、朝食を食べに出た時に鍵をかけ忘れて、そのまま出勤したんだ....
嗚呼、もう!私の馬鹿!
窓は全部鍵が掛かってるから、玄関から入られたんだろう。
気持ち悪い。むかつく。死んで欲しいと思う。

...もう今日は疲れた。晩ご飯はいいや。警察には明日届けを出そう....
私は玄関の鍵が閉まってるのを確認し(私がかけたんだっけ?)、
寝室に向かった。



宝島を見つけようと必死で探した夏休み。
川の横で知らない子がひとり立って、ニコニコ笑ってる。
「宝物ならこの端の滝つぼに埋まってるよ」
友人たちしか知らない目的を口に出す少年。
友人たちは犯人はだれかと顔を見渡すも、皆同様に困り顔。
少年はニコニコ笑いながら、
「本当だよ。あそこにあるよ、宝物」と、
歌でも歌っているかの様な軽い口ぶりで川の端を指した。

さて、これはどうしたものかと考えあぐねるも、
少年が嘘をついてる様には見えず、
信じ始めた者から順にそこを目指し川を泳ぐ。
少年が帰るそぶりを見せながら、
「1番の宝物なーんだ?」
謎かけの様に、大きな声で穏やかな口ぶりでこちらへ投げかける。
泳ぎながら考えてみるも、考えは纏まらず。

少年が聞こえるか聞こえぬかのか、細い声で何かを呟く。
数人がそれを聞き引き返す。
先頭の者には聞こえずか、そのまま指された場所を目指す。
ボクは引き返す。
少年は確かに言ったから「それはね...」と。

先に行った友人のうち、1名死亡、1名未だに行方不明、
そして身元不明の遺体1名。
今年も川に花を流しに行ってきた。
すると川の横にあの少年がニコニコと笑っていた。
「1番の宝ものなーんだ?」と聞かれずによかった。

自分には今、家族がいるから。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1299147082

私は肥満児だった。
就寝前には「病気になっても何でもいいから痩せますように」と、
悪魔にお祈りをしてから寝るのが習慣だった。
願いが叶って、私は糖尿病になった。
治療を一切せず、好きな物を好きなだけ食べたり飲んだりした。
あれから13年。
体重が25kg減の41kgになった。
そして明日には、更に3kg減る。
夢にまで見た30kg代だ。
....だけど私はもう、夢しかみることが出来ない。

糖尿病性眼症で網膜やられて失明したため、
夢しか「見る」事が出来ない。
糖尿病性壊そが起き、手足が腐って落ちそうなので明日、病院にて切断、
一気に3kgダウン。
悪魔に祈るような愚か者には相応しい最期だ。

 

俺には、ちょっとしたことで酷く怒る母がいた。
昔からそうだった。
行儀が悪いだの、テストの点が悪いだの色々。
確かに俺も悪い。
しかし、怒りかたが尋常じゃない。
「今思えば、よく今まで我慢したよなぁ。ハハハ...」
俺は涙を流しながら、少し笑みを浮かべた。

就寝時間の21時00分、俺は床についた。



俺が幼い頃、田舎の祖父の家によく遊びに行っていた。
そしていつも祖父の畑仕事についてってた。
祖父の畑のそばには、周囲の畑の持ち主共同のトイレがあったの覚えてる。
俺はイレギュラーによく便意をもよおしていたため、
畑のそれは非常にありがたかった。

そのトイレを使う時、祖父がいつもこう言っていた。
「あの便所には青手がおる。
 下からぬっと出てきて、
 ちんちんを引っ張って下に引きずり込もうとする。
 でも、下をずっと見ていれば絶対に出てくることはない。
 だから、絶対に、最後まで、便器の中を見とくんやぞ」

「青手」とは妖怪の一種みたいなものだろうか。
こんなことを、祖父は何度も何度も真剣な顔で言うものだから、
幼い俺はトイレをしている最中、一切下から目を離すことはなかったよ。
でも今考えると、ずっと下を見ていたところで何の意味があるのだろう?
ていうか、そもそも「青手」って何だ?
妖怪とかの話で怖がらせて便器に注目させて、
誤って便器に落ちないように注意させるためってことだろうか。
それにしてもなるべく使わせまいとしてか、
怖がらせようと必死だった祖父が懐かしい....

「...そもそも「青手」なんて出ない。
 あなたの祖父の目的は、頭上に現れる恐ろしい何かを見せないために
 すごく必死だった...それだけ」


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プロフィール
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ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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