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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1299247708

彼が店を出ると、雨が降り始めていた。
傘立てから自分の傘を取り、通りへと出る。
しばらく歩いていると、後ろから誰かが追いかけてきて彼に言った。
「あの!...そ、それ私の傘です!」
振り返ると、そこには女性が濡れながら立っている。
どうやら、傘を間違えて持ってきてしまったようだ。
彼は素直に謝り彼女に傘を返すと、雨の道を濡れながら歩いた。

そして家に着いた彼は彼女に別れを告げ、
素早く部屋に入りシャワーを浴びた。
服も体も濡れてしまっていたので、早く体を温めたかったのだ。
処理しなければならない仕事も残っているが、夜にする事にしよう。

シャワーから出て体を拭き髪を乾かした彼は、身支度を整え家を出た。
まだ雨が降っている。
彼は自分の物になった傘を差すと、家路へと急いだ。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1299247762

ある日、地方に住んでいる6歳の幼女が1人行方不明になった。
母親が公園で主婦友達と話している数分の間に、公園から居なくなった。
どこを探しても居ない。
警察も検問を各地に配置したが一向に見つからない。
警察も半分諦めていた。

1ヵ月後、諦めきれない親が、とうとう最後の手段とも言える、
アメリカで有名な透視能力者を大金を叩いて招いた。
早速両親は娘が今、どこにいるのか透視して貰った。
透視能力者は透視を始めた。

何分か経って、透視能力者は一言。
「この子は元気ですよ」
この言葉に両親、親族は大喜び。
さらに透視能力者は、
「この子の周りには豪華絢爛な家具が見えるので、多分、
裕福な家庭にいる事が推測されます」
この言葉に両親、親族は、多少の疑問を抱きながらも喜んだ。

そして、母親が核心に迫った。
「娘は今、どこにいるのですか?詳しい場所を教えて下さい」
と熱の入った口調で言った。
透視能力者は一言こう言った。

「あなたの娘さんは世界中にいます」

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1299247868

もう昔の話だが、
ガキの頃はいつも親友のAと、お喋りしながら学校から帰っていた。
俺「なぁ来週テストだろ?明日一緒に勉強しようぜ」
A「わりぃ、明日はドラクエ "I" の発売日だから、学校サボって買いに行くよ」
俺「お前、毎日徹夜でゲームばっかやってて、
  授業中も殆ど寝てるクセに、成績いいよな」
A「俺、実は未来予知能力があってさ。
  テスト内容分かるから、いい点取れるんだ」
俺「はぁ? そんな能力あるんなら俺にくれよ。
  競馬当てまくって金稼ぐわ〜」
A「....バカ、冗談だよ」
俺「つまんね〜」

次のテストで、Aは満点を取った。
今思えば、それは当たり前のことだったのだ。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1299247908

恋人であるタカシがいきなり、「別れたい」と言い出した。
その日は俺の誕生日だった。

俺はアパートで独り暮らしをしていたのだが、
仕事から帰ると、必ず部屋が掃除されていた。
タカシに合鍵を渡していたが、
流石に毎日掃除してくれるとは考えにくい。
不審に思いつつも帰宅の際には、
誰もいない整頓された部屋に迎えられる日々を送っていた。
それは俺の誕生日の時も同様であったが、
誕生日はずっとタカシと俺の部屋で祝うことを常としていたので、
俺は今までにない奴の不在に違和感を感じた。

タカシを部屋に呼ぶと、やってきた彼は開口一番、
「この浮気野郎」と俺を罵倒し殴り掛かった。
タカシ曰く、
俺の部屋でパーティーの準備をしていた時、突如として見知らぬ女が現れ、
「私の彼を汚さないでよ!」と叫びながら、襲いかかってきたらしい。
そのとき俺は、
その女こそが俺の部屋を掃除している張本人であることを悟った。

俺はこれまでの経緯を話し、
その女は浮気相手ではなくストーカーだと主張した。
しかしタカシが信用しないので、俺はその女を捕まえて、
俺が潔白であることを証明させることにした。

翌日、俺は普段通りの時刻に部屋を出て、頃合いを見計らって部屋に戻った。
案の定、部屋には見知らぬ女がいたので、俺は女をその場に座らせて、
「おまえは誰だ?俺に恨みでもあるのか?」と問い質した。
女は「ワタシハ....アナタニ....ヘヤニコイ....」と呟いたような気がするが、
なんだかよく聞き取れなかった。

その間も女は部屋を片付けようとするので、
堪り兼ねた俺は女が持っているものを叩き落した。
女は俺を睨みつけ、どこからともなく包丁を取り出し、こう叫んだ。
「私の彼を汚さないでよ!」

次の日、近所のゴミ捨て場で男の死体が見つかった。
私は彼女とは別れざるを得なかった。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1299247983

彼女の愛で人格が宿ったというのに、
気づいたら彼女は塀の中。


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プロフィール
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ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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