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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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茨城県土浦市在住の春田氏が "ものもらい" を患ってしまい、
眼帯をして通勤していた時のこと。
ある朝、バスに乗っていると、
彼と同じく右目に眼帯をした若い女性が隣に座った。
かなりの美人で、同じ境遇の親しみもあって、
彼は女性に声を掛けてみたとのこと。
「眼帯というのも、なかなか不便なものですね」女性は微笑んで頷いた。
「ええ。何せ、視界が三分の一になってしまいますから」
彼女の眼帯の中はどうなっていたのだろう?



茨城県土浦市在住の成美さんの祖母の家には、立て付けがいまいちなせいか、
扉の開かない部屋がある。
その扉には彫刻刀か何かで "なるみ" と彫ってあるのだが、
もちろん、成美さんが彫ったわけではなく、
彼女が生まれるずっと前から彫られていたものだ。
幼いころ、彼女は不思議に思いながらも、
その扉のある部屋に愛着を持っていた。
しかし、昔は横書きの文字は右から左に書いていたのだと
祖母に教えられてから、
彼女は扉に近づかなくなったとのこと。



2009年6月、日本のある市にて
警察官がテレビを拳銃で撃ち抜くという事故が発生した。
ちょうど同日の同じころ、
隣り合う市でも1人の警察官がテレビを撃ち抜いていた。
2人は25歳と31歳の女性巡査だったが、お互いの面識はないという。
彼女たちはテレビ画面の向こう側にいったい何を見たのだろう?



1980年、とある予備校生が金属バットで両親を撲殺する事件が発生。
マスコミは「受験戦争、エリート志向が生み出した悲劇」として
この事件を書きたてた。
そんな中、あるジャーナリストは別の問題を指摘したが、
全く相手にされなかった。
ちなみに、「実証された野球害毒論」という著書を自費出版したその彼は、
現在、路上生活の身にあるとのこと。



1990年代、失われた天皇家の姓を統計的手法を用いて復元する計画があった。
しかし、結局この計画は思いもよらぬ原因で頓挫してしまった。
すなわち、
スーパーコンピュータによる並列処理によって候補とされたその姓は、
4つの子音のみから成り立っており、
人間の口で発音することは不可能であったからとのこと。



1983年、新宿駅付近で、女子小学生の遺体が発見された。
身元はすぐに突き止められ、
買い物の際、親と逸れてそのまま行き倒れたものと判明。
彼女は人通りの多い場所で親を探していた様なのだが、
それにしては不自然な点が1つあった。
衰弱死するまでの間、その場にいた誰もが、
彼女の存在がいないかの様に振舞っていたことである。



北海道の札幌と旭川を結ぶ高速道路の1つに、奇妙な看板が立っている。
それ自体は何の変哲もない "飛び出し注意" の標識だが、
トンネルの中にあるのだ。
もちろん両側は壁。
人も動物も飛び出し様がない場所である。
ある時、疑問に思った観光客が旭川市に問い合わせてみたところ、
担当者は「それでも飛び出してくるんです」と答えたとのこと。
一体何が、どこから?



三重県のある町には "入口" という名の森がある。
黄泉へつながるとの伝承が有り、
〆縄が張り巡らされたその森は昼間でも暗いので、
子供はもちろん、大人さえ滅多に近づかず、
道路工事の類も森を避けて行う不文律がある。
記録に残る "入口" に入った最後の人物は、
昭和48年の8月に調査に来た磯村某という素人民俗学者だが、
彼がいつ出たのかまでは記録されていない。
ちなみに、この地域に "出口" という地名はないとのこと。

信じようと、信じまいと―


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1997年、アメリカ・ロサンゼルスにて、
スカイダイビング愛好家のロジャー・ウィルケン氏が死亡した。
彼がダイブをしたところ、地上に降り立ったのは彼の胴体だけだったのだ。
手足と頭部は今に至るまで未発見。
地元のテレビ局が全く同じ条件でダイブを試みた結果、
残念ながら、そのレポーターも同様に死亡した。
ただ、ヘルメット・カメラの映像が途切れるその瞬間、
なぜか木星の様な縞模様を捉えていたとのこと。



1889年カナダの独り暮らしのボディービルダーが雷雨の夜に亡くなった。
彼を納棺しに来た人たちは、あるものを見つけて羨望と恐怖にかられた。
亡くなったボディービルダーが
窓のところから全裸で薄笑いを浮かべて見つめていたのだ。
その後、専門家の調査により、
雷を眺めていた彼の姿が窓ガラスに焼付けられたらしいことが判明。
それは数年間見えていたが、やがて薄れ、消えてなくなったとのこと。



「アポロは月に行っていない」というムーンホークス説には、
事実が含まれているという。
月着陸が不可能と判断された場合、または失敗する事態に備え、
善後策としてセットによる撮影が行われていたのである。
月着陸の成功により、この捏造映像は日の目を見ないはずだったのだが、
管理ミスで「本物」の中に数本紛れ込んでしまったという。
リアルさを追求し、
内部を真空にできる特製スタジオで撮影された映像は見事なもので、
混ざった捏造がどれなのか、
NASA職員にも分からないとのこと。



江戸時代初期の武将・加藤清正は、
当時の築城防御技術の粋を集め、熊本城を築城した。
彼は城内に銀杏を植えた時、
「この銀杏の木が天守と同じ高さになった時にこの城で兵乱が起こる」
とつぶやいた。
明治時代初期、加藤清正が植えた銀杏の木は、天守とほぼ同じ高さになった。
西南戦争が起こり、熊本城下はまさに戦場となった。
西郷軍約2万は、明治政府軍が籠る熊本城に猛砲撃を加え、
銃撃を加えながら突撃したが、
300年前の鉄壁の防御策を破れなかったとのこと。
加藤清正は未来を予知し、近代戦対応の頑強な城塞を築いたのか?



1999年、アメリカ・ボストンでの出来事。
「奴らに持って行かれる!」
その男は交番に駆け込んでくるなり、そう叫んだ。
夜勤の若い巡査は面食らって聞き返した。
「誰に、何を持って行かれるですって?」
しかし、男はただ「持って行かれる、持って行かれる」
と繰り返すばかりだった。
そして男は突然、「あっ、ああ、持って行かれた」と呟くと、
その場に崩れ落ちた。
その男は絶命していたとのこと。



宇宙開発競争華やかりし頃、
KGBの諜報員がNASAにて内部を真空にできるスタジオを発見した。
アメリカが月着陸の捏造を計画していると踏んだ諜報員は、
直ちに周辺の情報も収集し、本国に戻った。
公表するべきだという諜報員に対し、上司の反応は冷たく、
「この件は外部に漏らしてはならない」と言われる始末であったとのこと。
実は数時間前、ソ連も同様の装置を保有していることがCIAに知られていると、
二重スパイによって報告されたばかりだったのだ。



1979年、アメリカ・ボストンにて、
野良猫の死体を集める奇癖を持った女性が住んでいた。
彼女はその死体を埋葬するでも食料や素材にするでもなく、
ただ集めて館に飾っていたのだった。
彼女は占い師であったが、
「こうすることで猫たちの霊が運命を教えてくれる」と語っていた。
その館は1987年に火元不明の火事で焼けてしまったが、
焼け跡に彼女の遺体はなく、今も行方不明であるとのこと。



アメリカ・ロサンゼルスに住む15歳のケビンは、
重度の引きこもりでネットゲーム中毒であった。
ある日、息子の態度にとうとう腹を立てた父親は、
ゲーム中の彼の部屋に入り、
パソコンを取り上げるとアカウントを抹消した。
すると、ケビンは父親の目の前で煙の様に消えてしまった。
彼は、もう自分の居場所はネットゲームの世界にしかないと
思っていたのだろうか?
ちなみにそのころ、
あるゲームの仮想世界にて幽界の王が住む死者の塔が出現し、
多くのユーザーを死に追いやったとのこと。

信じようと、信じまいと―




遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
本年に入って仕事が始まってから数日経過しましたが、
やっと、本年モードに切り替わりました。
この時代の波に乗れない感じは年を重ねるごとに加速していってますが、
利点と言えば、正月ボケがないということでしょうか。
とはいえ、常にボケボケなんですけどね。

この年末から年始にかけてはずいぶんとゆっくり過ごせました。
湯当たりするほど、温泉に浸かり、
体重が結構増えるほど、たくさん食べました。
2月に友人の結婚式がありまして、
その場には半年前に新しく仕立てた礼服を着る予定なのですが、
昨日、着てみたらビックリ。
上着のボタンが閉められない。
なんてことでしょう。
まあ、それも含めて今年もなんとかなるさ!
ということで、本年もよろしくお願いします。

ちなみに、上の画像は体型が似てますが、私ではございません。
悪しからず。





私は生まれた時から父親がいなくて、ずっと母親と2人暮しでした。
そんな私も同じ道を辿るかもと悩んだ時期もあったけど、
今は結婚して家を出ています。
これは私がまだ、母と暮らしていた17歳のころの出来事です。

年末の冷たい雨の降る夜中の午前3時ぐらいに玄関のチャイムが鳴りました。
丁度、その日は冬休みで、仲の良い母と夜中までおしゃべりをしていたので、
2人とも起きていました。
「まあ? こんな遅くに誰かしらね?」なんて話しつつ、
私が「はい」とインターフォンをとりました。
そうすると女性らしき声で、
「あの…… あの…… 突然、すみません。
 今晩、あの……そちらに泊めて頂けませんでしょうか?」と。
声の感じでは40代ぐらい。
こんな非常識なコンタクトはいつもならスルーですけど、
その妙に気になった私は、
「え? 泊めてくださいって、あなた。母の知り合いの方ですか?」
と聞き返しました。
すると相手は、
「い、いえ…… 全然、全然違うんです……
 あの…… 私、近所のマンションに住んで居た者なんですけど、
 あの…… 私、仕事をクビになってしまって… あの……
 もう、住むところがなくて困ってしまって……
 だから、こちらに泊めていただきたいと……」
話がよく理解できなかった私は、
「あなた。母の知り合いではない方なのですね? でも、泊めるのは……」
とおろおろしてしまいました。
そこで見かねた母が、「私が代わるから」といって、
インターフォンで話を始めました。
私は一体なんなんなんだろ? と思って、
玄関の窓越しに相手を見に行きました。



私が玄関の窓越しに見たその女性は、明らかに奇妙な人でした。
まず、顔は老いた50代くらいなのにラメ入りのアイシャドウにピンクの口紅、
金髪の長髪ストレートに白い夏の帽子を冠っていて、
明るいアイスグリーンのブラウスに赤地に白の水玉模様のふわっとしたスカート。
首に薄手の生地の薄紫のストールを巻いて、
右手にはたくさんの物が入った紙袋をいくつか重そうに持っていました。

その様子をみて、「これは絶対絶対、変な人だ!!」と察知した私は、
まだインターフォン越しで話している母に、
「ちょっと、お母さん! 玄関に来てる女の人、絶対変!
 なんだか、怖いからもうやめよう!
 もう、相手にしないで "駄目です" と言って断ろう!」
とまくし立てました。
すると母は少し笑って、
「ちょっとマツコ、落ち着きなさいな。
 この方、この雨の中に傘もなく歩いてきたんですって。
 怖いなら、傘だけでも貸して帰っていただきましょう」
と言うではありませんか。
その日は確かに雨がたくさん降っていました。
私はもうその人の外見をみているので泣きたくなって、
こういう事にだけは度胸がある母を恨みました。



私は怖くなったので、
玄関から離れた奥のリビングで玄関の様子を伺っていました。
母が玄関を開けて話している声が聞こえてきて、
しばらくすると「家には入れられません! 帰ってください!」と
母の怒鳴り声が聞こえました。
私は普段、母の怒鳴り声など聞いたこともなかったので、
それだけでかなりビックリてしまい、その時点で涙目になっていました。
玄関ではガチャガチャガチャガチャ!!とチェーンの付いた扉を
無理やり開けようとする女性と、
閉めようとする母が出す音が大きく響き渡り、
17歳の私を泣かせるだけの迫力がありました。
でも、その押し問答の最中も聞こえてくるのは母の声だけ。
相手は無言のまま。

しばらくしてからやっと、バタン!と玄関が閉まる大きな音がして、
母が息を上げながらリビングに帰ってきました。
「……あの人、やっぱりマツコの言うとおりだね。
 頭がおかしいみたい。怖かったでしょう、ごめんなさいね」と母が言うので、
「なにかされたの? お母さん、大丈夫??」と聞き返しました。
すると母はまた笑って、
「いいえ、全然大丈夫。さてと、なんだか白けてしまったわね。
 今日はもう寝なさい」と。

しかし、この話をしている最中にまた玄関のチャイムが怒濤の様に鳴り始め、
今度は玄関のドアをドンドンドンドン!!と叩かれました。
私のビックリ具合のリミットはMAXに達して、
「こんなの、絶対おかしいよ! 警察に電話しようよ!」と泣き始めました。
すると母は少し笑って、
「だからマツコ、落ち着きなさいな。
 あともうしばらく続く様なら警察を呼びましょう。
 あなたはもう寝なさい。大丈夫だから」
と言い、寝る準備を始めました。
私は怖くてなかなか寝付けず、
しばらく玄関の音に耳をすませていました。
玄関の音は30分ぐらいで止みましたが、それ以来、
私は夜中のお客さんは怖くて怖くて仕方ありませんでした。



その夜の出来事から5年後、私は独り暮らしを始めることになりました。
明日から新しい部屋で暮らすことになった晩に母とその話をしていて、
「そういえば、あんなことがあったわね~
 私、とても怖くて怖くて、すごく泣いた記憶があるわ」と話したら、
すると母はまた笑って、
「あらあら、マツコったら。
 あれだけで怖がってる様じゃあ、これから大丈夫かしら」
というので、「あれだけ?」と聞くと、
「私ね。あの時、マツコがものすごく怖がってたから言わなかったけど、
 まずあの人ね、たくさん雨が降ってる中を歩いてきたって言ったのに、
 全然雨に濡れてなかったの。それで、左手にバットを隠し持っててね。
 しかも、あの人、男の人だったの」
私が腰を抜かすほど驚いたのは言うまでもありません。
「ちょっ、ちょっと、お母さん! なんで警察呼ばなかったのっ!!!」
と言うと、母は少し悲しく笑って、こう言った。

「だって、あの人。あなたのお父さんだったから」




最後に見たのは、あいつの笑顔。
すすめられたワインを飲んだ私はそのまま視界が薄れていった。
崩れ落ちてく肉体を支えるそいつに身を預けた後、苦痛があった。

私は肉体に残る鈍い痛みで目が覚めた。
かなり狭いところに押し込められている模様。
全身を縛られている。猿轡を咬まされている様で、声すら出ない。
……頭が重いし ……体中が痛い ……なぜ、なぜこんなことに……

「これが俺の家だ。じゃあ、先にあがっててくれ」
私は朧げな記憶を辿っていると、男の声が聞こえ、玄関の扉が開く音がした。
そうだ…… 私は昨晩、バーで意気投合したやつの家に…… 呼ばれて……
その後のことが、思いだせない。
しかし、この痛み。
とても酷いことを…… されてしまった様な気がする。



ダンダンダン……
階段を上がる様な音が聞こえる。
部屋の電気がつくと、狭い視界に見えたのは……… 足だ。
その足はフラフラと動き回っている。
そして、落ち着くところを見つけたのか、俺の目の前で止まり、
その足の主は腰を降ろした。
……あいつか? ……いや、違う。
学生服の黒いズボンと薄汚れた白い靴下。
よく見ると、目線の先にある全身を映す鏡が、足の彼と
ベットの下にいる私をとらえていた。
ああ ……私に気付いてくれ!
声にならない声。
すると腰や足に鈍痛が走り、顔が歪むものの、気になどはしていられない。
しかし、足の彼は気づく気配がない模様。
そんな中、静かに階段を登る音が響いた。
ああ、頼む! 気づいてくれ! 私を助けてくれ……
しかし、無情にも扉は開き、隙間からやけに太くて浅黒い素足が見えた。
昨晩のあいつだ…… 私に早く気づいてくれ!
すると若い青年が少し震えた声で言った。
「ア、アニキ。俺、酒を買い忘れたからコンビニに行きたいんだけど?」
は? こいつ、何を言ってんだ! 私に気づいてくれ!
やつと2人にしないでくれ……
「酒?」あいつが言った。
「そう、酒だよ、酒。この辺コンビニどこにあるの?
 アニキ、一緒に行ってくれない?」
青年はそう言いながら部屋の外へやつを誘った。
まぁ、最悪、あいつがいなければ、まだなんとかなるかも……
「酒ったって、君、未成年だろ? 酒なんてダメなんじゃね?」
「いや、いいからさー!」 
私には、あいつに目線で合図を送る青年が見えた。
それは、確実に私に怯え、一刻も早く部屋を出たいと言う視線だった。
……あぁ、こいつは私に気づいてたんだな。私が彼を見るより先に……
あれ? 待てよ?? この状況じゃ…… もしかして、私の方が不審者……か?!
青年の挙動を見て悟ったあいつは歪んだ笑みを見せ……
「お前。見ちゃったねえ♪」
ドスッと、彼の鳩尾に一撃を叩き込んだ。
「うあっ……」
私は、気を失って男の腕の中におさまる彼を見た。
……ああ、そうだ……私もこんな風に……
それからの様子が自分のものと重なったためか。
私は汚辱の時間を思い出し始めていた。



どれだけ時間がたったろうか?
蘇ってきた記憶に苛まれながら、
私は頭上で響く擬音と彼の泣き声を聞いて思った。
……終わりだ ……私はもう逃げられない。
そして、お前もな。




プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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