ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
家の近所のトンカツ屋の店主は何に影響されたのか、とても頑固な親父。
結構美味しいのでたまに行くのですが、
ある日、中学生くらいの娘を連れた女性客がカウンターに座っていた。
そして注文したトンカツを出され、食べ始めると女性客が
「わぁ、おいしい! サクサクだね!」といい、この店主に
「どうやったらこんな風にサクサクになるんですか? 私揚げるとべちゃべちゃで」
と話しかけた。
すると店主曰く、「ああ? そんなもん肉も違う、油も違う、パン粉も違う、
大体にして腕が違うだろうが! おっかしなことを言う人だな、あんたも!!」
と怒鳴り返した。
彼女はションボリとして「すいません」と言ったが、その後も店主は
「ろくに飯も作れねぇ」だの「味が分かる人間に食って貰いてぇもんだ!」だの、
その女性客を悪し様に罵り続けた。
さすがに気分が悪くなってきたのか、傍らの娘が「御馳走さま」と言って箸を置いた。
女性客が「え、もういいの? ほとんど食べてないじゃない?」と言うと
「うん、こんなクソジジィの作ったものなんて食べたくない。
ママの悪口を聞きながら食べるご飯なんてヤダ。マズい。クソマズい」
慌てて「ちょっと、マリ子!」と娘をたしなめる女性客、気色ばむ店主。
しかし娘は怯えた様子もなく、店主をじっと見据えて、
「だってこの人、前にパパと一緒に来た時もママは同じこと言ったじゃん。
でもその時はこの人、いやー企業秘密ですよーとかニヤニヤ言うだけだったもん。
今日はパパがいなくて怖くないものだから、こんな偉そうなんだ。
最低じゃん、同級生のバカな男子みたい。
弱い子は虐める癖に、強い子は虐めないんだよ」
ある日、自転車に乗ってたら、交通規則を無視した車にぶつけられて逃げられた。
幸い怪我はなくとも、スルーして行ってしまった車に怒りを覚えた。
警察に行ってもひき逃げなのにまともな捜査してくれないから
2ヶ月くらい毎日現場に花を置いてみた。
すると車の犯人がノイローゼ気味になって出頭してきた。
ある日、スーパーマーケットに買い物に行ったら、
駐輪場にて、自転車につけた風船を外そうと頑張っている母子がいた。
最初は「あー、つけたら外れなくなっちゃったのかな」と思ったんだけど、
そこに女子中校生が歩いてきてこう言った。
「あのー、私の自転車なんですけどー」
この母子は風船を盗ろうしていたのでした。
何をしていたかを悟った女子中校生は縮こまる母親を尻目に、子供に向かって、
「ボク、風船欲しかったの? お姉ちゃんに頂戴っていえるかな?」
と優しく言うと、子供は「ちょうだい」、
そして風船をもらってから「ありがとー」と言った。
逃げようとする母親に
「ちゃんとお礼が言える良い子に、盗んだ物をあげるのはやめてください」
とハッキリ言い切った。
まだまだ捨てたもんじゃないと思った。
台風による土砂崩れの災害をニュースにて、
行方不明者を死亡と伝えてしまったらしく、
コマーシャル明けに男性アナウンサーが
「死亡と出たのは行方不明の間違いでした。済みませんでした」
と誤った直後、 隣の女性アナウンサーが
「遺族の方、大変申し訳ありませんでした」
と言った。
俺がまだ中学2年生の頃の夏休み、友人3人とで釣りに行った帰りに大雨が降り出した。
俺たちは近くの木で雨宿りをしようと、近くの大木に駆け寄った。
すると突然、雷が俺たちがいる木に落ちた。
一瞬の出来事に俺はしばらく何が起こったか理解出来なかった。
だが、俺はすぐにある異変に気付いた。
友達が居ない。
それともう1つ、祭の出店でよく出ている金魚すくいが俺の目の前に現れた。
「金魚すくいをやっていかないかい?」
屋台にいる親父が俺に話し掛けてきた。
俺はここが現世では無い、他の空間であることを感じとった。
「いくらですか?」
自分でも何故こんな質問したのか分からない。
「1回やる毎に、対価として君の寿命1年分を頂こうかな」
これは....まぁ、ありがちなパターンだ。
俺は屋台の方に歩いていき、水槽の中を覗いてみると、
そこには、友人3人の顔をした金魚が力無く泳いでいた。
彼らを助けなければいけない!
俺はこの世界での役割を悟った。
「金魚すくいの網を下さい」
「はい、1年分ね」
自慢ではないが、俺は結構器用でこういう神経を使う作業は得意な方だ。
しかし駄目だ、この網、すぐに破けてしまう。
まだ2人しか救えてないのに60個以上は使った。
「さぁ、この網が君の最後の網(寿命)だ」
これで、決めなければ!! 文字通り『命に代えて』でも救ってみせる!!
すると、明らかに今までとは違い、簡単に救うことができた。
「やった!」
俺はそこで、意識を失った。
「おい、起きろよ」「死なないでくれぇ」「今、近くの家の人を呼んできたぞ」
「うう、....お、お前ら、生きてたのか!!」
「まぁ、俺たちも皆30分位前に目を覚ましたんだが、お前だけ中々起きなくてよ....」
「心配したぜ」「なにはともあれ、全員無事でよかったぞ」
嬉しい、涙が溢れ出てきた。
「ああ、そうだな。お前らが生きてて良かった、本当に良かった」
それにしても、何で俺も生きてるんだろう、寿命は全部使いきったはずだけど。
単にあれは夢だったのだろうか。
でも、今でも鮮明に覚えてるな。あの親父の最後の言葉。
「君はよく頑張ったね、金魚を1匹おまけしよう」
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半年前に交通事故で息子を亡くしました。
しかし世の中には不思議なことがあるものです。
死んだはずの息子から電話があり、
事故を起こしてしまったのでどうしても大金が必要なんだと言うのです。
ああ、自分が死んだことを理解できずに彷徨っているのか、そう思った私は
「お前はもう死んでいるんだよ」
と泣きながら説明してあげたら、
その後二度と電話がかかってくることはありませんでした。
でも、半年ぶりに息子の声が聞けてとても幸せな気分です。
電車に赤い短髪のDQN(不良)の人がいて、ちょっと寒い日だったのに、
シャツをお腹の辺まで開けさせてて寒くないのかなと思って見てたら、
彼が立ち上がって僕のところに来ました。
「あ? コラ。何見てんだよ、え? コラ」と顔を近づけてきました。
DQNの人はなんとなく口臭が酷そうな気がして、
何で顔近づけようとするんだろう嫌だなぁと思ってたんだけど、
彼はとってもさわやか吐息でした。
「言いたいことあるならハッキリ言えやコラ」と言うので、
「フリスク好きですか?」と聞いた。
彼は驚いた顔をしたので「フリスク食べる?」と聞くと、
僕はすかさず「うん」と言いました。
一緒にフリスクを食べました。
口がスーッとしました。
昨日、仕事の帰りにインド人がやってるカレー屋にいったんだけど、
カレー注文したらスプーンがついてこなくて
「あ、本格的な店なんだ」とか思って手で食べてたら、
半分くらいなった時に、インド人の店員が奥から
すっごく申し訳なさそうな顔してスプーン持ってきた。
先生手作りの理科のテスト。
「あなたは無人島に流れつきました。
喉が渇きましたが海水は飲めません。どうすれば水が飲めますか」
海水を熱して蒸気を冷やして水にする、「蒸留」の手順を書けってことだろうけど、
その下に、「大ヒント! リュックには以下のものが入っています。
試験管、ビーカー、アルコールランプ、(中略)、冷やす氷水」
「冷やす氷水とやらを飲む」と書いたら
「ゴメン」というコメントつきで丸だった。
今日、友人とマクドナルドに行った。
そしたら隣のカップルが喧嘩し始めて、ついに彼女が帰ってしまった。
ひとり残される彼氏。
彼は「なんだよ....」とつぶやきながら、
くわえていたポテトに火を付けようとしていた。
ジェリーが大人になった頃、トムはもうこの世にいませんでした。
トムは自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知った時、
こっそりジェリーの前から姿を消しました。
ジェリーの前で弱って涙もろくなった自分を見せたくないよ。
トムはジェリーの心の中ではずっと喧嘩相手として生きつづけたかったのです。
トムがいなくなったのに気づいた時、
ジェリーは悲しみはしませんでしたが、退屈になるなと思いました。
トムとの喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから。
胸の奥が不思議にチクチクはするのですが、
それが何なのか、 ジェリーにはよくはわかりませんでした。
トムの願い通り、ジェリーの心の中でトムはいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした。
そんなある日、ジェリーの前に1匹の猫が現れました。
トムよりのろまで体も小さい猫です。
喧嘩相手のトムがいなくなって寂しかったジェリーは、
今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました。
そこでジェリーは、穴のあいた三角チーズが仕掛けられた鼠取りを利用して、
その猫に罠をかけることにしました。
いつもトムにしていたように。
ジェリーは物陰に隠れていると、
ネズミを求めて猫が鼠取りの近くに来るのを待っていました。
そして思惑通り、猫が罠に向かって近づいてきます。
ジェリーはしめしめと思いました。
いつものように、自分が鼠取りにひっかかるふりをして、
逆に猫をそれにかけてやるんだ。うふふ。
手か尻尾を挟んだ猫の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です。
でも、その猫はトムではありません。
猫はチーズの近くまで来た時、
ジェリーが出てくるより早く美味しそうなネズミの匂いに気づき、
目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました。
ジェリーはいつもトムから逃げていたように逃げましたが、
トムよりのろまなはずの猫にすぐに追いつかれてしまい、
体をガブリと噛まれました。
ジェリーも噛みつき返しましたが、 トムより体が小さいはずの猫は平気です。
血まみれのジェリーは薄れ行く意識の中で、
本当は鼠が猫と喧嘩して勝てるわけがないこと。
いつもトムはジェリーに「してやられた」ふりをして、
わざとジェリーを捕まえないでいたことを、その時初めて知ったのです。
トムの大きな優しさと友情に気づいたのです。
そして、トムがいなくなった時の胸の奥のチクチクの正体にも気づきました。
かけがえのない友を無くした悲しみでした。
ジェリーの魂が体を抜けた時、
空の上には優しく微笑みジェリーを待っているトムがいました。
「ああ、トム。また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ、ジェリー。今度こそは捕まえてやるぞ」
姉に「肉じゃが作って」って頼んだら
「そんなん自分で作れ!」って返された。
でも次の日、家族のパソコンで "Google" の検索履歴を見たら、
肉じゃが
おいしい肉じゃが
最高の肉じゃが
究極の肉じゃが
至高のにkjはd
至高の肉じゃが
と残ってた。
小学生の頃、母が入院していた時期があった。
それが俺の遠足の時期のちょうど重なってしまい、
俺は1人ではおやつも買いに行けず、
戸棚にしまってあった食べかけのお茶菓子などをリュックに詰め込んだ。
そして、夜遅くに父が帰宅。
「あれ、明日遠足なのか」と呟き、
俺のリュックの中を覗き、しばし無言。
もう遅かったので、俺はそのまま寝てしまった。
明くる朝、俺はリュックを開けて驚いた。
昨日詰めたおやつのラインナップがガラリと変わっている。
おまけの玩具が付いたお菓子とか、小さなチョコレートとか、スナック菓子とか。
どうやら父は、俺が寝てからコンビニに行ったんだな。
正直、俺は食べかけのお茶菓子でも全然気にしてなかったんだけどさ。
あの時、父がどんな気持ちでコンビニへ行ったかと思うと、
俺は少し切なくなる。
プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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