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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1320303707

家の近所のトンカツ屋の店主は何に影響されたのか、とても頑固な親父。
結構美味しいのでたまに行くのですが、
ある日、中学生くらいの娘を連れた女性客がカウンターに座っていた。
そして注文したトンカツを出され、食べ始めると女性客が
「わぁ、おいしい! サクサクだね!」といい、この店主に
「どうやったらこんな風にサクサクになるんですか? 私揚げるとべちゃべちゃで」
と話しかけた。
すると店主曰く、「ああ? そんなもん肉も違う、油も違う、パン粉も違う、
大体にして腕が違うだろうが! おっかしなことを言う人だな、あんたも!!」
と怒鳴り返した。
彼女はションボリとして「すいません」と言ったが、その後も店主は
「ろくに飯も作れねぇ」だの「味が分かる人間に食って貰いてぇもんだ!」だの、
その女性客を悪し様に罵り続けた。
さすがに気分が悪くなってきたのか、傍らの娘が「御馳走さま」と言って箸を置いた。
女性客が「え、もういいの? ほとんど食べてないじゃない?」と言うと
「うん、こんなクソジジィの作ったものなんて食べたくない。
ママの悪口を聞きながら食べるご飯なんてヤダ。マズい。クソマズい」
慌てて「ちょっと、マリ子!」と娘をたしなめる女性客、気色ばむ店主。
しかし娘は怯えた様子もなく、店主をじっと見据えて、
「だってこの人、前にパパと一緒に来た時もママは同じこと言ったじゃん。
でもその時はこの人、いやー企業秘密ですよーとかニヤニヤ言うだけだったもん。
今日はパパがいなくて怖くないものだから、こんな偉そうなんだ。
最低じゃん、同級生のバカな男子みたい。
弱い子は虐める癖に、強い子は虐めないんだよ」


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1320304550

ある日、自転車に乗ってたら、交通規則を無視した車にぶつけられて逃げられた。
幸い怪我はなくとも、スルーして行ってしまった車に怒りを覚えた。
警察に行ってもひき逃げなのにまともな捜査してくれないから
2ヶ月くらい毎日現場に花を置いてみた。
すると車の犯人がノイローゼ気味になって出頭してきた。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1320305804

ある日、スーパーマーケットに買い物に行ったら、
駐輪場にて、自転車につけた風船を外そうと頑張っている母子がいた。
最初は「あー、つけたら外れなくなっちゃったのかな」と思ったんだけど、
そこに女子中校生が歩いてきてこう言った。
「あのー、私の自転車なんですけどー」
この母子は風船を盗ろうしていたのでした。
何をしていたかを悟った女子中校生は縮こまる母親を尻目に、子供に向かって、
「ボク、風船欲しかったの? お姉ちゃんに頂戴っていえるかな?」
と優しく言うと、子供は「ちょうだい」、
そして風船をもらってから「ありがとー」と言った。
逃げようとする母親に
「ちゃんとお礼が言える良い子に、盗んだ物をあげるのはやめてください」
とハッキリ言い切った。
まだまだ捨てたもんじゃないと思った。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1320306546

台風による土砂崩れの災害をニュースにて、
行方不明者を死亡と伝えてしまったらしく、
コマーシャル明けに男性アナウンサーが
「死亡と出たのは行方不明の間違いでした。済みませんでした」
と誤った直後、 隣の女性アナウンサーが
「遺族の方、大変申し訳ありませんでした」
と言った。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1320304805

俺がまだ中学2年生の頃の夏休み、友人3人とで釣りに行った帰りに大雨が降り出した。
俺たちは近くの木で雨宿りをしようと、近くの大木に駆け寄った。
すると突然、雷が俺たちがいる木に落ちた。

一瞬の出来事に俺はしばらく何が起こったか理解出来なかった。
だが、俺はすぐにある異変に気付いた。
友達が居ない。
それともう1つ、祭の出店でよく出ている金魚すくいが俺の目の前に現れた。
「金魚すくいをやっていかないかい?」
屋台にいる親父が俺に話し掛けてきた。

俺はここが現世では無い、他の空間であることを感じとった。
「いくらですか?」
自分でも何故こんな質問したのか分からない。
「1回やる毎に、対価として君の寿命1年分を頂こうかな」

これは....まぁ、ありがちなパターンだ。
俺は屋台の方に歩いていき、水槽の中を覗いてみると、
そこには、友人3人の顔をした金魚が力無く泳いでいた。
彼らを助けなければいけない!
俺はこの世界での役割を悟った。
「金魚すくいの網を下さい」
「はい、1年分ね」

自慢ではないが、俺は結構器用でこういう神経を使う作業は得意な方だ。
しかし駄目だ、この網、すぐに破けてしまう。
まだ2人しか救えてないのに60個以上は使った。
「さぁ、この網が君の最後の網(寿命)だ」

これで、決めなければ!! 文字通り『命に代えて』でも救ってみせる!!
すると、明らかに今までとは違い、簡単に救うことができた。
「やった!」
俺はそこで、意識を失った。

「おい、起きろよ」「死なないでくれぇ」「今、近くの家の人を呼んできたぞ」
「うう、....お、お前ら、生きてたのか!!」
「まぁ、俺たちも皆30分位前に目を覚ましたんだが、お前だけ中々起きなくてよ....」
「心配したぜ」「なにはともあれ、全員無事でよかったぞ」
嬉しい、涙が溢れ出てきた。
「ああ、そうだな。お前らが生きてて良かった、本当に良かった」

それにしても、何で俺も生きてるんだろう、寿命は全部使いきったはずだけど。
単にあれは夢だったのだろうか。
でも、今でも鮮明に覚えてるな。あの親父の最後の言葉。

「君はよく頑張ったね、金魚を1匹おまけしよう」


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1320306618


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プロフィール
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ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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