ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
それは日本が外国と戦争をしていた頃の話。
あるところに群れからはぐれた太郎という名のクジラがいました。
太郎は海鳥や魚の群れを見るたびに、
とっても寂しいから友だちになってと頼むのですが、
「お前はクジラだろが!!」と馬鹿にされるか、逃げられてしまいます。
いつも彼はなぜ自分は独りぼっちなのかとホロホロ涙をこぼすのでした。
そんなある日、彼は自分とそっくりな子を見つけました。
「ねえねえ、僕は太郎。君は?」
しかし相手は何も答えません。
それもそのはず、それは日本軍の潜水艦だったのだから。
しかし太郎の目にはその黒くて大きい体が
自分と同じクジラだと思ったのです。
その船は物資を運び終えて日本に帰る途中でした。
太郎は勝手にこの船を友だちだと思い、一緒に付いていくことにしました。
勿論、太郎のお喋りに答えてくれるはずはないのだけれど、
船はただ1人、彼を拒みも傷つけたりもしなかったから。
しばらくすると、
いつも一緒のこのクジラに船の船員たちも気づくようになった。
「艦長、このクジラ、いつも付いてきますね」
船員たちの声に、お決まりのマドロスパイプ加えたヒゲもじゃの潜水艦長は、
愉快そうにパイプを燻らすのでした。
そんなある日、
突如、船がアメリカの潜水艦に見つかってしまいました。
「なんてこった、もう少しで日本だというのにっ!!」
艦長の叫びも空しく、敵船の魚雷が船を掠めてきます。
反撃する武器の無いこの船では沈没も時間の問題。
船室では最期の時を待つ船員たちが絶望に震えながら
「天皇陛下バンザーイ」とか
「花子ー! 母ちゃんー! 父ちゃんもうだめだー」など
叫びあっている様子。
魚雷の第二波が来ました。
皆、死を覚悟したその瞬間、
この船の間に割って入った黒い影がありました。
それはあのクジラの太郎でした。
「僕が助けなきゃ!」
太郎は友だちがいじめられているものと思ったのです。
魚雷は盾となった太郎に次々と当たっていきます。
「いじめないで! 僕の大切な友だちをいじめないで!!」
太郎の叫びも空しく、魚雷は次々と打ち込まれていきます。
傷だらけで生き絶え絶えになった太郎は渾身の力を振り絞って、
アメリカの潜水艦に体当たりを仕掛けるのでした。
....攻撃が止んだのに気づいた船員たちは恐る恐る外に出てみました。
そして彼らが目にしたのは今にも息絶えそうなボロボロの太郎の姿。
太郎は目を薄めを開けて友だちが無事な姿を確認しました。
「よかった。君が無事で....」
そう、いい残して、 暗い海の中に沈んでいきました。
「艦長、あのクジラは馬鹿ですよね、
俺たちの敵の魚雷に突っ込んでいくなんて....」
1番年若い航海士が泣きながらそう言いました。
みんなは無言で、あちこちで嗚咽があがるのでした。
「帰ろう、日本へ。命を懸けてくれた彼のために」
太郎が沈んでいったところに向かってみんなで敬礼すると、
艦長は舵をとるよう、命令を下しました。
夕暮れで真っ赤に染まった海を、潜水艦は静かに進んでいくのでした。
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人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。
あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。
目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。
善い行ないをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく、し続けなさい。
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい。
あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。
気にすることなく、作り続けなさい。
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく、助け続けなさい。
あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。
けり返されるかもしれません。
でも、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。
「あなたの中の最良のものを」 マザー・テレサの言葉より
子供が生まれたら犬を飼いなさい。
子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。
子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。
子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。
そして子供が大人になった時、
自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。
これはイギリスのことわざなのですが、もの凄い感銘を受けまして、
自分が子供を授かったら、絶対に犬を飼いたいなと思ったのですが、問題が。
私、犬アレルギーでした。
ガソリンスタンドで洗車待ちをしていた時のこと。
同じく洗車や給油待ちをしている何人かと待合室にいたのですが、
窓際に少し落ち着きの無い30代くらいの小奇麗な女性が
ひとりで座っていました。
彼女の様子を遠目で何気なく見ていたら、
窓際に並べて置いてある小さいサボテンの容器を1つづつ持ち上げては見ていて、
キョロキョロと周りを見渡したかと思うと自販機へ行き、
ミネラルウォーターを購入。
再び周りを見渡し様子を伺った後、
こっそり水をあげはじめました。
彼女が去った後、どんなサボテンかを見てみたら、
しばらく水をもらわなかったのか、半分枯れかかっていました。
サボテンも、久々に水をもらえて嬉しかったことでしょう。
なんだか、私の心も潤いました。
とても好きだった人に振られて、
かなり落ち込んだ時期がありました。
何気なく独りで夜の海辺を散歩してたら、
私と同じ様に独りで佇む人がいました。
なんとなく、あの人と同じ様な顔立ちをしている。
でもなんだか、ただならぬ雰囲気だったので声をかけてみました。
突然だったせいか、かなり驚いた様子をみせたけど、
すぐに答えてくれました。
聞くと、彼女も恋人に振られたショックのあまり、
入水自殺を試みたらしいのです。
私は慌てつつ、生きていればいいことあるわと、
必死に説得しました。
その後、ずっと浜辺に座って2人、おしゃべりをしてました。
私と境遇が似ている。
何でも話せる様な気がして、お互い打ち解けられました。
調子に乗った私は、振られた者同士で付き合いませんか?
なんて冗談交じりで言ってみたら、
彼女は顔を真っ赤にして、「はい」と頷いてくれました。
それから、しばらくは恋人同士として2人の時間を過ごしました。
無邪気に笑う彼女がとても愛おしくて、
抱きしめ合ったり、キスをしたり。
人気がいなかったとはいえ、防波堤の隅で、愛し合い、
ひとつに結ばれました。
だんだん夜が明けてきたので、私は一緒に帰ろうっていったけど、
悲しい表情をした彼女は、
「私ね、ほんの少しだけどあなたと過ごせてとてもうれしかったわ。
このまま連れていこうかと思ったくらいに。
でもね。ここでさよなら」と答えました。
次の瞬間、光の様に消えていってしまいました。
あっという間に真っ暗に戻って、私だけ独り、取り残されました。
しばらく呆然としていたら、どこからともなく声がして、
「最後によい思い出にすることができた。ありがとう」と。
ふと、思い返すと、先ほどの防波堤の隅に、花束とお供え物が。
それで不思議な現象を理解できたのですが、
ああ、いってしまうなんて。
プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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