ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
ヤバい仕事をヤリ終えて、
相方と飲みまくって寝ていた週末の夜。
ガサガサ〜と動く気配と、カラカラ〜と窓を開ける音で目が覚めた。
俺は窓の方に目を向けると相方がベランダに出て、
そのまま欄干を越え、飛び降りようとしていた。
「おい、なにやってんだよ、馬鹿野郎!」
そう叫ぶと彼はゆっくり振り返り、不思議そうな顔をすると、
「ここからしか出られない」と言った。
こいつ、相当酔ってやがる。
俺は布団を撥ね除け、彼の肩をつかんで室内に引き戻した。
相方はまだぼんやりしていたので、頬を平手でを張った。
「ほら、目を覚ませよ!」
ようやく正気になった彼は言った。
「なんかさ、今朝いた現場みたいな気味悪い真っ黒な部屋の中にいたんだわ。
出なきゃと思ったんだけど、その部屋に扉とかなくてさ、出られないの。
ヤバいなぁ、と思って見渡すと壁に1つ、小さな小窓があってな。
ああ、あそこから出られるなって出ようとしてた」
酔っていたとはいえ、危ない夢の話だ。
一歩間違えれば死んでたところだぞ。
「顔洗ってくるわ」
そう言って洗面所に向かう相方の背中がゆらりと揺れた気がした瞬間、
俺は気がつくと見覚えのある風の真っ黒な部屋にいた。
部屋は狭く、もの凄い閉塞感があって気分が悪くなってきた。
はやく外に出なければ。
そう思うのだが、見渡すとこの部屋には窓もない。
ふと見るとさっきはなかった大きな扉があじゃないか。
とにかく出なければと扉に手をかけてみるも開かない。
鍵がかかっているのだ。
すると俺の足元に鍵が落ちている。
恐らく扉の鍵なのだろう。
良かった! これで出られるぞ。
鍵を拾った俺は扉を開けようと鍵穴に鍵を差し込もうとした瞬間、
「おい、なにやってんだよ、馬鹿野郎!」
誰かが叫ぶ声が聞こえた。
「でも鍵を開けなきゃ」
つぶやいて鍵をさそうとする俺。
次の瞬間もの凄い力で後ろに引っ張られ、頬に痛みが走った。
気がつくと元の自分の部屋だった。
「どういうことだ?」と問う俺に相方が言った。
「顔洗って部屋に戻ってみたら、
お前がコンセント見つめてブツブツ言ってたんだよ。
何かネタでも思いついたのかと黙ってみてたら、
いきなりピンセットを差し込もうとしたから引き離して殴ったんだ」
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プロフィール
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ポテチ/ラダ
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50
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男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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