ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
俺が所属する空手部で一見、硬派な体育会系の真面目風だが、
実際はいろんな奴に声を掛けまくっては関係をもってしまう
雄々しい先輩がいた。
彼が珍しく長く続いていた女を振って、別の奴に乗り換えた時、
彼女はそのショックでどこか遠くに行ってしまったそうだ。
それから数ヶ月したある夜、
その彼女から「....ハイ、私よ。帰ってきたの。あなたに逢いたい」
と電話がきた。
それで彼は彼女の柔らかい肉付きの好さを思い出して、
「今何処にいるんだ?」と聞くと、ある山の中だと言う。
少し不審に思った彼は「何処の山だ?」と言っても、
来れば分かると言うだけ。
「外でヤるとは.....ずいぶんと久しぶりだな!」
さっそく彼は彼女の指示通りに行ってみると、
鬱蒼とした山の中に電話ボックスがあった。
古くからあるせいか、中の照明が時々ちらつく様な寂れた感じで、
意を決してその中に入ってみると受話器が勝手に落ちた。
拾ってみると声がする。
恐る恐る受話器を耳に当ててみると、電話の向こうには彼女がいた。
「迎えに来てくれたのね。うれしい.....」
その直後、受話器からテレビの砂嵐みたいなノイズ音が聞こえてきて、
彼女の声が次第に男か女か分からない声になっていった。
気味が悪くなった彼は電話ボックスから出ようとするも、
どうやっても扉が開かず、中に閉じ込められてしまった。
焦っていると、
近くの街路灯の下に白いワンピースを着て突っ立ってる女の姿が見えた。
すぐに彼女だと分かった瞬間、全身に鳥肌が立った。
彼女がゆっくりこちらに歩いてきた。
スカートをたくし上げ、カツン....カツン....とゆっくり。
電話ボックスの中なのにヒールの足音が聞こえてきた。
「実はね.....私...ここで自殺したの」
全裸になった彼女が電話ボックスの手前に来たところでガラスに乳房を押し当て、
何やら喘ぎの様な声を出しながら挑発してきたので、
咄嗟に服を脱いだ彼は、扉を開けて彼女を招き入れて抱き締めた。
常軌を逸しているのは分かっている。しかしこれはヤバい。
顔面が潰れるくらいに押し付け、貪る様なキスをした後で彼女の顔を見ると、
死人の様な青白い肌、そして目の辺りに窪んだ暗い穴から微かな閃光....
直視出来ないほどに禍々しいのに何故が興奮が冷め上がらない彼。
狭い中で冷たい片足を持ち上げ、衝動に駆られて突き上げた。
ドロドロな顔の彼女が凄まじい叫び声をあげる中、彼は黙々と動かした。
すると彼女の手足が伸びて彼の体に巻き付いた瞬間、
彼は気絶してしまった。
気づくと彼は朝もやの中、山の中で全裸のまま倒れていた。
気怠く起き上がると下半身に痛みが走った。
みると何度も擦り付けられた様に無数の切り傷から血とかが滲んでいた。
彼は狂いそうになりながらも、必死に自分の車まで体を引きずっていくと、
あの電話ボックスの前まで辿り着いた。
するとそこから「許せない!!」という彼女の絶叫が響いた瞬間、
猛スピードで車が電話ボックスに突っ込んできた。
彼は重体となって生死の境を彷徨うものの、
その事故では死なずにすんで一命をとりとめた。
話が出来るほどに回復した頃、
先輩から呼び出された俺は見舞いにいって
彼からこの体験を直接聞いたのだが....
「あれはヤバかった....さてと、いつもの頼むよ」
数日後のある夜、彼が病院を抜け出して、その後は行方不明だという。
まだ自分で動ける状態じゃないはずなのに。
もう俺じゃ、満足出来なかったのかな。
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プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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