ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
2週間くらい前に参加した合コンにて、ある年上の女の子と仲良くなった。
俺の好きなことに熟知しているというか、
話もむちゃくちゃ盛り上がって、向こうも俺に好感持ってくれてるっぽかったので、
2人で抜け出し、少しお茶をしてから彼女をアパートまで送った。
別れ際、今度は2人で会ってちゃんとしようと、俺の電話番号を教えて、
「じゃー、君のを登録したいから俺に電話してほしい」というと、
「いいよ!」とシャワーを浴びてタオル1枚の彼女は俺にコールした。
すると俺の携帯の発信画面に現れたのが、
『ストーカー?』の文字。
実は2年くらい前、
昼夜を問わず、数ヶ月に渡ってある携帯から無言電話がかかってきた。
はじめは、こんなことをするヤツが本当にいるもんなんだなと、
聞き流していたものの、
時には男の荒い息使いと女の喘ぎ声、
時には男の罵倒と女の泣き声がえんえんと聞こえることも……
気味が悪くなった俺は、その番号を『ストーカー?』という名前で登録し、
着信拒否にした。
そんな文字。
そのうちに、かからなくなり忘れていたのだが、
今まさに、目の前の彼女の携帯から俺にかけた番号はその番号だった。
恥ずかしいからと俺を目隠ししてでの行為に妙な違和感を感じたこと。
カメラを持った全裸の男がクローゼットから現れたことで、
わかった気がした。
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先日、職場の同僚・Aと今日一緒に昼飯を食べに行こうかと朝から話していて、
今日は暑いから、さっぱりした蕎麦でもどうかと提案すると、
それじゃあ、この近くに美味い店あるよ、と同僚・A。
するとそれを聞きつけた同僚の女の子・Bさんと後輩の女の子・Cさんが
私たちも行きたいと言い寄ってきたので
それじゃあ皆でいこうか! となった。
それから昼になり、メンバーが集まったところへ
同じく同僚の別の女の子・Dさんが寄ってきて、
私も連れてって、と言ってきた。
それじゃあ、君も一緒に行こうかと俺が促すと、
BさんがDさんに、そういえば、あなたって、蕎麦アレルギーだったわよね?
と聞いたので、俺は今からみんなで蕎麦を食べにいくんだけど大丈夫? と聞くと、
Dさんは突然怒りだし、
食べられない人がいるのに蕎麦屋に行くなんて……
私が行くってことで変更するのが普通じゃない?
なんて心が狭い、変わった人たちなんだろう!
そう言って彼女は去って行ってしまった。
僕が中学校2年生の時このこと。
隣の家に1つ年上の女の子が住んでいた。
この娘は不良というほどでもないものの、
あまり学校に行かずにサボってばっかりだったせいか、
夜になると、隣の家から彼女の父親の怒鳴り声と
彼女の泣き叫ぶ声が聞こえていた。
ある日、夜23時ごろ、いつものとおり隣の家から怒鳴り声が聞こえてきて、
その後に僕の家のチャイムが鳴った。
母が開けてみると、隣りの女の子が立っていて
「もう、家に帰りたくないから、ここの家の子にしてほしい」
と話した。
そういうわけにもいかないからと、母が家に帰りなさい、と告げると、
彼女は家の中に押し入って2階に駆け上がり、
僕の部屋に入ってくるなり服を脱ぎだした。
ブラジャーを外し、そしてパンティーも脱いで全裸になった後、
僕のベッドに入ってこう叫びだした。
「トモキくん(俺)とこういう関係だから私はここにいる権利がある」
もちろん、そんな事実はなく、
駆け上がってきた母と僕は困って佇んでいると、
隣の家の父親がやってきて、全裸のままの彼女を家に連れ戻した。
明くる日、彼女の父親は警察に連れて行かれ、
その弟と母親はその家から姿を消した。
当時、若かった俺は職場を転々としてて一向に仕事が長続きしなくてさ。
ちょうどその頃、俺の友人はガソリンスタンドで働いていて、
月給も10万ちょっと貰っていた。
友人の職場関係も有って、バイクのガソリンを入れついでに、
よく友人を冷やかしに行ったよ。
そうこうしてたある日、高給の仕事情報を電信柱に見たんだ。
でもまぁ、やっぱりなんていうかさ、
電信柱の張り紙なんて信用出来るのか? とか考えたんだけど、
あれこれ試行錯誤した結果、やって損はないだろうということで、
今よりはましかな? との結論の末、その事務所に行くことにしたんだ。
すると、受付の事務員のお姉さんがすっげぇ可愛い。
こりゃ当たりかな? と思い手続きを済ませ、
面接にて、仕事の内容から方針まで大体を聞いたものの、
仕事の目的がこれっぽっちも把握出来なかった。
意味の分らない仕事の内容を悠然と話し続ける年老いた事務員。
とにかく、「上からただ言われたことをやれば良い」と言われ、
この仕事に就くこととなった。
最初は近所の川にかかる橋を3回往復するだの、
全く知らない土地の楠木でタバコを一服して戻って来てくれだの、
そんな感じで1週間くらいしたころに、給料をもらった。
27万円を封筒で。
なんとなく腑に落ちないというか気味が悪いので、
この仕事をすぐに辞めてしまった。
その後、あの事務所はどうなったかは知らないけど、
本当に得体の知れない仕事というものが実在することを
身を持って痛感したよ。
2011年3月11日に起きたあの忌まわしい震災で液状化が起き、
住んでいたアパートが傾いたことで引っ越しを余儀なくされた。
借り上げの社宅だったので、引っ越し費用等は会社が負担するとのことで、
ちょうど移動の時期だったのもあり、
私たちは千葉県から神奈川県に転勤になった。
息子はフランスの大学に通うと同時に家を出ていたので、
住むのは私と夫の2人だけだったものの、
古いとはいえ、しっかりした造りのマンションの
それは素敵な4DKの部屋が用意されていた。
引っ越しして2ヵ月ほどした日曜日に、階下の若い住人が訊ねて来た。
「あのぅ、言い難いのですけど、
お子さんの足音、何とかならないでしょうか?」
「お子さん…って、うちには私と夫の2人だけですよ?」
「息子さんがいらっしゃるでしょう? 大学生くらいの……」
「はい、おります」
「その息子さんの足音と "ガタガタ" という音で、
うちの子供が落ち着いて昼寝が出来ないんです」
「え? おかしいわ。私の息子は海外に留学中ですし、
私たちも平日はそれぞれが仕事で留守してますので……」
「いえ、息子さん。いつも昼前に帰ってきて、夕方に出掛けてますよ?」
ここで、双方黙り込んだ。
実は、ここに越してきてから電気代や水道代が5千円以上上がったこと、
トイレットペーパーやシャンプーの減りが異様に早いことが気になっていた。
私は薄気味悪くなり、念のためにその人に息子の写真を見せると、
「あれ? こちらがあなたの息子さんですか?
うーん。年格好は同じ感じだけど、顔が全然違いますよ!
こちらの方が断然好い! ……ってことは、あれは誰???」とパニック。
夫も出てきて、詳しく話を聞くとこんな感じに。
・平日の午前10時前後に若い男性がこの部屋に入って行き、
足音や物音がする。
・夕方の17時前には出ていく模様。
・挨拶をすると、挨拶を返してくれる。身なりは清潔で普通の大学生風。
・そう言えば、週末は見かけない。
私は平日の朝8時過ぎに車で家を出て、
夕方17時半(買い物をして帰る日は18時)に帰宅。
夫は、朝7時ごろに私が駅まで車で送り、帰りは19時前後かもっと遅い。
それから、私たち夫婦と階下の人と一緒に他の部屋の住人に聞いて廻ったところ、
同一人物と思われる若い男性の目撃証言が複数あった。
皆さんは私たちの息子だと思っていたとのこと。
(息子の写真を見せると、別人なので驚いていた)
しかし引っ越し時には息子は既に海外にいたため、
新住所は伝えたものの、合い鍵は送っていない。
そもそも、昨日の晩にインターネット経由のLIVE動画で
フランスにいる息子と話しているので、彼のはずがない。
夫婦2人の生活なので、普段、主に使うのはキッチンとリビング、
そして寝室に使っている7畳の洋間だけで
他の部屋は荷物置きか空き部屋になっていた。
以前「天袋に他人が住んでいた!」と言う海外ニュースを見たので、
念のためと、夫があちこち調べたが天井裏への出入り口はなく、
クローゼット(和室が無いので、天袋も無い)や床下収納も
人がいた形跡が無かった。
しかし、隣室の奥さんの証言や、階下の人の証言があるので、
それから警察に相談し、翌日の月曜日に張り込んでもらうことにした。
翌日、私たちはそれぞれ仕事を休み、
私と夫はいつも通りの朝7時に家を出て駅に向かってから、
駅の駐車場で待機した。
すると、午前10時少し前に警察から連絡があり、
家に帰ると見知らぬ若い男性がパトカーの中にいた。
私も夫も全く知らない人だった。
後で分かったのだが、
彼は夫が勤める会社に入っている清掃業者に勤めていた男性で、
夫が転勤する直前、
清掃作業中で無人になった隙に総務部の奥の管理室の棚を漁り、
ある封筒に入っていた私たちの住む部屋の鍵を発見、
そこにその鍵の家の地図と住所が記載された用紙が同封されていたため、
その用紙をコピーし、近くのホームセンターで鍵の複製を作った次の日、
元に戻して置いたらしい。
彼は機会があれば盗みに入ろうと思っていたらしいのだが、
その後、仕事ぶりや普段の素行が悪かったということで、
清掃会社をクビになり、住むところが無くなった。
それでこの部屋を数日張り込み、私たちの生活パターンを把握して、
留守中に忍び込む様になったとのこと。
2ヵ月近くもの間、この部屋で彼は、入浴・洗濯・仮眠をとった。
あと、息子の服やCD・ゲームをいくつか盗み、
室内を物色して、私の勤務表などをみて、平日が休みの日なども把握。
階下の住人が聞いた "ガタガタ" という音は、後で乾燥機の音と判明。
私は雨が降りそうな日は室内に、
晴れて大丈夫そうな日はベランダに洗濯物を干すので
前の住人が残した乾燥機を使ったことは無かった。
そして、夜や私たちが在宅の週末は、
漫画喫茶などで過ごしていたとのこと。
会社に事情を話し、すぐに引っ越しして、
彼が無断で使用していた洗濯機などは全て処分して新しく買い換えた。
驚きや怒りが過ぎると、とにかく気持ち悪くて、気持ち悪くて、
彼が触れたかも知れない全ての物が汚らわしく思った。
夫の会社からは、こちらが恐縮するくらい謝罪して頂いた。
会社の管理ミスといえなくもないけど、
外部の人間が立ち入らないはずの部屋で起きた有り得ない窃盗だから、
今は仕方なかったのかな、と思っている。
例えば、光熱費は自治体によって違うだろうから、
前より広い部屋なので多くかかる様になったのかな? とか、
トレットペーパーも前に使っていたメーカーのものが近所で売ってなかったので、
違うものに変えたからかな? とか、
シャンプーやコンディショナーも減りが激しい様だけど気のせいかも?
と、あまり気にしてなかった主婦である私も
不注意だったと反省している。
「神様がこの世にいるなんて、あなたも信じていないわよね?」
彼女の問い掛けに、僕は肯いた。
世の中に宗教はたくさんあって、
その数だけ神様がいることになっている。
されど神様や天国、または地獄なんて概念は、
生きている人間を慰めたり戒めたりするために、
誰かが作ったモノに過ぎない。
「だったらお坊さんが唱えるお経だって、意味なんか無いわよね?」
僕は今度も肯いた。
神様がいないなら、
人間の創作物である経文に超神秘的な力が宿るはずも無い。
あれは故人の霊をあの世へと送り届けるためではなく、
あくまで遺族の悲しみを鎮めるために読まれるものだ。
「じゃあ、この世を彷徨う魂は、どうしたら成仏できるのかしら?」
....なるほど。
宗教家が行う浄霊儀式なんかに意味が無いとすれば、
現世に留まる霊はどうしたら成仏させられるのだろう。
僕は彼女に言った。
「生前に熱心な信仰があれば、
お経を読んでもらうことで、成仏できるのかもしれないね」
信心深かった故人なら、お坊さんの読むお経にありがたみを感じて、
安らかに眠ることが出来るのかもしれないと、僕は思った。
「そう......そうかもね.....」
それきり彼女は俯いて、黙り込んでしまった。
僕はひしゃげたままのガードレールに花束を手向けて、
その場を後にした。
私が小学校に上がる前だと思う。
ある朝、目を覚ますと隣で寝ている兄以外、家に人の気配がなかった。
家中を見て回るが、誰もいない。
不安になって兄を起こそうと声をかけ、肩をゆするも、
目を覚まさない。
どんなに激しく揺り動かしてもぐにゃり、ぐにゃりとするばかりで
死んでいるかの様だった。
私は怖くなって家の外に出た。
雨が降っていて薄暗かった。
家の周りを泣きながら歩き回ったが、
家の外にもまったく人の気配はなかった。
泣きながらまた家に帰りぐずぐずしていると、ふいと両親が現れた。
「どこにいってたの?」と聞いても答えてくれず、
「お父さんはここにいるよ」「お母さんはここにいるよ」
と答えるばかりである。
わけが分からなかったが、とにかく両親は戻ってきて私は安心した。
すると、そこに兄が現れた。
兄の顔を見た私は息を飲んだ。
そこにいた兄は兄ではなかった。
背格好は似ている。
しかし昨日までの兄、さっきまで隣で寝ていた兄と顔が全然違う。
目つきがきつい。鼻が細く高い。ほほがこけている。髪がぺたんとしている。
あの不思議な朝の様なことはあれが最初で最後だったが、
兄自体はそれからもずっと、兄とは思えないままだ。
プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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