忍者ブログ
ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



今年成人した男が誘拐され、閉じこめられていた。
部屋には男の他に5、10、30、40、75、80歳の人が縛られている。
その時、スピーカーから声が。
「その部屋にいる人間の年齢を足して100歳になるように殺せ。
 残った人間は助けてやる」

彼は声の主の真意に気づき、自殺した。




私は風呂でシャワーを浴びようとした時、
リビングの方から1つの悲鳴が聞こえた。
私はすぐに風呂から上がり、素っ裸でリビングに向かった。
するとそこには、覆面を被った兄と
体から血を流した父と母の死体が床に横たわっていた。
兄は私を見た途端、すぐさま窓から逃げ出し、
私は顔を真っ青に染めながらその場に座り込んだ。




1ヵ月前からとあるアパートにてひとり暮しを始めた俺。
トイレが汚いので "ブルーレットおくだけ" を設置して
そのまま寝た。

次の日、起きてトイレで小便した後に流したら、
青色の水が便器の中に流れてとても綺麗になった。
良い匂いもするし、やっぱ買って正解だったな。




今日、友だちからメールが来た。
添付ファイルの動画を見ると、
友だちがロープを首に巻き付けて首を吊る内容だった。
急いで警察に連絡した後、突然チャイムが鳴った。
警察だと思ってドアを開けに行く途中、
ふと、この動画のおかしな点に気付いた。
……俺もどうやらここまでのようだ。




お父さんと、お母さんと、女の子と、赤ちゃんが暮らしていました。
とある休日、お母さんはお風呂に浸かりっぱなし、
女の子は台所でミキサーを使ってお料理をして、
お父さんは庭の木でブランコでゆらゆら、
赤ちゃんは丸くなって日に当てられています。
さて、問題です。
この中で生きているのは誰でしょう?




とあるサイコパステスト回答、テスト自体に全く意味はない。
肖像画に描かれていた軍人は未解決事件の被害者であり、
テストしていた彼の父親。
テストと称して犯人を捜していたところ、
この服役囚は異常性を示す答えばかりに気を取られ、
犯人しか知りえない事実を口走ってしまったため、復讐されたという。




何を食べるの? と聞くとその子はいつも数字で答えた。
性的なことも踏まえて興味が沸いた私はその子を1日だけ引き取った。
肉を食べさせると『18』、野菜は『24』と答えた。
意味がわからなかった私はある程度に調教してその子を家に帰した。
後日その家を尋ねると、その子が出てきたので何を食べたの? と聞くと、
『64』と答えた。




反対していた両親を押し切り、兄ともうまいことやって
今日から晴れてひとり暮らし。
1人で起き、朝食を食べ、大きな生ゴミを出して支度を整えた。
憧れのひとり暮らしを実現できたことで私は満ち足りていた。
家に鍵をかけ、毎朝花に水をやっている近所のお婆さんに挨拶をして、
私は学校に向かった。



PR


私は昔、国選弁護人としてある殺人事件を扱った。
わずか数千円の金を奪うためにある女性を絞殺した事件だった。
どうしてそんな少額のために人を殺したのか、
何度もいろいろな角度から尋ねるも、
当の本人が頭を抱えて「よくわからない」と繰り返すばかりだった。

ある面会日、
私は捜査記録(関係者調書)のコピーを被告人に渡した。
それを読んだ彼は、
「母親の調書に書かれていることは本当ですか」
と思い詰めた顔で尋ねてきた。
その調書に書かれていたのは、
彼の父親は若い時にわずかの金欲しさに人を殺し、
刑務所で死亡したと書かれていた。
「本当のことだと思いますよ」と答えたところ、
彼はブルブルと震え、泣き崩れた。
彼は、母親から「父親は若くして病気で死んだ」と聞かされていたとのこと。

早いうちに父親の真実を知らされていたら、彼の人生は変わっただろうか。
それとも、変わらなかっただろうか。
どちらにせよ、おこしてしまったことには変わらない。



俺が大学生の頃、裸でグッタリした相方が酒を飲みたいというので、
次なる戦術を考えつつ、国道沿いにあるコンビニまで自転車を走らせた。
ほんの5分くらいの道のり。
駅とスーパーしか目ぼしいものの無い様なシケた町だ。
真夜中ともなればよりいっそう閑散としている。
ただし、道は広い。
酒を買った帰り、車の1台も通らない国道を横切って渡ろうとした時、
路面の真ん中辺りに小さな黒い何かが蠢いているのが見えた。
サイズは犬猫くらいか。
しかし、動物にしては動きが妙だ。
街灯さえ薄暗いもんだから、何だかわからない。
気になった俺は近くまできてみると、それは赤ちゃんだった。

思わず転びそうになり、幽霊かもと面倒をさけるべく逃げようと思ったが、
目を凝らしてその顔を視ると、赤ちゃん、生きてる。
もう本当に赤ちゃん。可愛い……霊じゃねえ!

向こうから車が来たので、俺は恐る恐るも慌てて抱え、歩道に退避。
それにしても服が黒づくめってどういうことだよ!ってまあ、それはさておき、
問題はその後だ。どうすりゃいいものか。
警察か? しかし強面な俺の風貌からして誘拐犯扱いされそうだし……って、
大体、この子の親とかどこ行ったんだ?

泣いたりされなかったのが救いといえば救いか。
アブアブ言ってる赤ちゃんを抱いたまま、俺はマゴマゴしていると、
向こうから真っ赤な服を着た中年の女が歩いてきた。
俺はなんとなく、あやしてる風に振る舞い、
赤ちゃんがみえない様に背中を向けてやり過ごそうと思った。
その通行人が背後を通り過ぎようとした時だ。
いきなりそいつは「ああ――――――――――!」と絶叫した。

俺は思わず赤ちゃんを強く抱きしめ、それに反応して泣き出したんだが、
突然、その女が俺からその子をひったくった。
「ああ――――――――――、ああ――――――――――、
 良かったあ――――――、探してたあ――――――
 ありがと―ございます―――、探してたからあ――――――
 良かったあ――――――、探してたんですう―――――
 目を離したら×××(聞き取れなかった)からあ――――
 目を離したらあ――――、探してたあ――――――」
赤ちゃんを抱きかかえたまま、そう、うわ言の様にまくしてると、
呆然とした俺の横を何事もなかったかの様に歩いていってしまった。
一体全体、なんなんだよ!
死ぬほど怖かったのは、声量は大きいのに抑揚一切無かったことと、
薄暗いながらみえた女の顔に表情が一切無かったことだった。
赤ちゃんはひたすらに泣きじゃくっている。

ハッと我に返って警察に電話しようとも思ったが、
母親以外の人間があのタイミングで現れて子供をさらうとも思えないのと、
何より怖かったから出来る限りの速さで家に帰った。

まあ、話はここで終わりなんだけど、
今考えても不自然な点が多く後味が悪い。
彼女の抑揚も感情も無い語尾の延ばし方と、
赤い姿が見えなくなっても、
遠くからずっと響いてきていた赤ちゃんの泣き声が
今でも耳に残ってるし……
ああ、罪悪感。



イスラエルの公用語であるヘブライ語は、
二千年以上も前から既に使われなくなっていました。
しかし、現在では見事に復活を遂げ、一般の生活で使われ、
スラングも発生する生きた言葉に変貌しています。
これはある1人の親による子供への残酷な実験の結果であります。

ある日、リトアニア生まれのユダヤ人、
エリエゼル・ベン・イェフダーは賭けに出ました。
当時、20世紀初頭は、「シオニズム」。
つまり、ユダヤ人のユダヤ人による
ユダヤ人のための国作りを目指す運動が大いに盛り上がっていました。
そんな中、パレスチナに移住した彼は、ヘブライ語復活のために、
息子のベン・ツィオンをヘブライ語のみで育てたのでした。

そんなベン・ツィオンの主な遊び相手は、
アラブ人(パレスチナ人と同一とみなされることが多い)でした。
アラビア語はヘブライ語と同じ、セム語族に属し、
良く似ているからということで、
例えば「平和」という意味の言葉は、
ヘブライ語では「シャローム」、
アラビア語では「サラーム」という風に。

イスラエルが建国されてから後に、
ベン・ツィオンは幼馴染のアラブ人に事情を話すと、
こう返事が返ってきました。
「あの時に君を殺しておくべきだった」

この建国後、940万ものパレスチナ人のうち、540万が難民として国外に流出。
今だに現地で戦争とテロが絶えたことは無いという。



今年9月の下旬、出張で都内のビジネスホテルに泊まった。
翌朝、同僚と一緒にホテル1階のレストランで朝食を食べていると、
ホテルの前にパトカーが止まり、警察官が駆け込んでくるのが見えた。
何だろ? と思っている間にパトカーがどんどん増え、レスキューまで来たので、
俺は「ちょっと見てくる」といって、同僚を残してホテルの前の道路に出た。

外ではレストランの窓からは見えなかったが、
救急車や覆面パトカーなどが列を作っていて、
多くの通行人が立ち止まってホテルを見上げていた。
俺もつられて見てみると、ホテルの屋上に手をかけて、
人間がぶらさがっているのが見えた。

外壁を足で蹴り、這上がろうとしているのか、バタバタと動いている。
ちなみにホテルは十数階建てだった。
俺はびっくりしてしばらく見ていたが、
このままだと嫌なものを見るハメになると気付き、
レストランに戻ることにした。
席に着いた俺に同僚が「何だったんだ?」と聞いてきたので、
「屋上から人がぶらさがってる」とだけ答えた。

同僚は驚いた様子だったが、外に見に行こうとはせず、
なんとなく会話もなくなって、2人で食事を続けた。
そのまま5分くらい経って、
何の動きも無かったので助かったのかな、と思った瞬間、
「バーン!」という大きな音が聞こえた。
思わず同僚と顔を見合わせる。
「落ちたね……」と同僚が呟く様に言い、
俺も頷きながらそのまま無言で食事を続けた。

しばらくして、
警察官がレストランの窓の外に青いビニールシートを貼り付けだした。
しかし一面全てがガラスであったため、シートでは全て隠すことはできず、
隙間から外を見ることができた。
俺は窓の横の席だったが、なるべく気にしない様にしてコーヒーを飲んでいたが、
間もなくして消防隊員がタンカを持って窓の横を通るのが見えた。
俺は見たくなかった筈なのに、自然と目が吸い付けられる。
タンカに乗せられ、白いシーツを被せられた人型の盛り上がりが目に入った。
顔まで被せられてるのは死んでいるからだろうか?
時間にすれば一瞬だったが、
シーツの白さがやけに瞼に残って気持ち悪かった。



2日後、出張を終えて会社に戻り、
週末と重なったので月曜日に久しぶりに出社したところ、
同僚が休んでいた。
体調が悪いとのことで、同期の女の子に
「東京で悪い病気貰ってきたんじゃない? 君は大丈夫?」
とからかわれたが、出張中は特に調子の悪そうな様子は無かったので、
不思議に思った。

仕事が終わり、見舞いがてら様子を見に行こうと、
俺は同僚が住むマンションに立ち寄った。
エレベーターで7階に上がり、同僚の部屋を訪ねると、
目の下にクマをつくった、異様に疲れた表情の同僚が迎えてくれた。
「大丈夫か? 飯は食べてるか」
と俺が聞くと、同僚は軽く笑った。
「ああ。外に出れないから、買い置きのインスタントばかり食べる」
「そんな悪いのか? じゃあ何か買ってくるよ。何がいい?」
と尋ねる俺に、同僚は泣き笑いみたいな何ともいえない表情を見せた。
……そうとう精神的に参ってるようだ。
「……出れないんだよ。エレベーターでも、階段でも、アイツがいるんだ」
「何? アイツって誰だよ? もしかして、借金取りか何かか?」
「そんなんじゃないっ!!うう、何で俺なんだよ、何で……」
同僚はそのまま泣き出してしまった。

ラチがあかないと思った俺は、取りあえず飯でも食おうと外に誘ったが、
同僚は外に出ることを激しく嫌がった。
冷蔵庫の中身はほとんど空で、買い置きも無い様子。
仕方なく俺は買い出しにいってくると告げて、玄関の外に出た。
同僚の様子を会社に連絡するか、それとも両親に知らせるか。
俺は考えながらエレベーターを待っていると、
下から上がってきたエレベーターが目の前を通り過ぎていった。
 


エレベーターは扉がガラスになっていて、外からでも中をみることが出来た。
通り過ぎていくエレベーターの中に、子供の様な低い姿が一瞬みえた。
それからエレベーターは最上階に止まったまま、なかなか降りてこなかった。
5分くらいしても降りてくる気配のないエレベーターに嫌気がさした俺は、
階段で降りることにした。

7階だが、下りならそれほど苦でもない。
階段のドアを開けると、
普段あまり使う人がいないためか、空気が淀み、埃がたまっていた。
しばらく降りていくと、下から誰かが上がってくる音が聞こえた。

階段使う人もいるんだな、と少し驚きながら降りていくと、
下から上がってきたモノとすれ違った。
それは、子供ほどの身長だった。
顔は中年の女。どこにでもいそうな顔だが、位置が違う。
顔は本来あるべき場所より遥か下の、ミゾオチのあたりにあった。
強い力で頭を押し込んだような感じといえばいいのか?
腕はやや上向きに開いており、歩くたびにユラユラ揺れていた。
俺はあまりのことに息を呑んだ。叫ぶこともできなかった。
足が固まり、悪夢でも見ているかの様な思いだった。
女は硬直した俺の横を、ヒョコヒョコと階段を登っていき、
やがて音も聞こえなくなった。
俺は金縛りが解けた様に大声で叫ぶと、
無我夢中で階段を降り、マンションから逃げ出した。



コンビニまで走り、明るい場所で同僚に電話した。
俺は慌てまくっていたが、同僚は以外に冷静だった。
「……お前もみたんだ。
あれ、飛び降りた女だよ。あの時タンカなんか見るんじゃなかった。
運ばれていくアイツと目が合ったんだ。
潰れて、めり込んだ顔で目だけがやたら大きく見えて……
あんなに警察や消防がいたのに、何で俺なんだよ」
そう言って同僚は大きくため息をついた。

しばらくして同僚は会社を辞め、田舎に帰った。
実家は平屋なので安心すると言っていた。
不思議なのは、同僚はタンカに乗せられた女をみたと言っていたが、
俺の記憶ではタンカには確かにシーツが被せられ、
人はみえなかった筈なのだが。

俺はあの日以来、なるべく階段は使わない様にしている。
またアイツとすれ違ったらと思うと、怖くて使えないからだ。



プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
ブログ内検索
アクセス解析
忍者アド
忍者AD-MAX
フリーエリア
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]