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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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信じようと、信じまいと―

インドのある街に「黒羊の行者」と呼ばれる男がいた。
彼は数十年の間伸ばし続けた髪でその身を覆い隠し、
市場の片隅にある木の下で夜明けから日の沈むまでの間、
身動き1つせず瞑想を続けるという修業を行っていた。
ある日、1人の子どもが悪戯のつもりで木の枝を投げつけると、
それまで人の形を保っていた髪の塊は崩れ、
中から干からびた老人のミイラが現れたとのこと。
彼は、いつからそうだったのだろうか。



1986年、
埼玉のとある団地の一室で男性のもとのと見られる白骨死体が発見された。
第一発見者は、その団地の管理人。
1ヵ月後に入居したいという若い夫婦のために、
建設以来誰も入居したことのないその部屋の鍵を
初めて開けたて見せた時のことであったとのこと。



とあるレンジャーがセレンゲティ国立公園を巡回中、
水辺で1匹の雄ライオンが死んでいるのを見つけた。
特に外傷はなかったものの、腹部が異様に膨れていたため、
市街の病院に運びそこで解剖してみることにした。
解剖の結果、死因は溺死だと判明したが、なぜかその胃からは
約20,000ドル相当ものダイヤモンドが摘出されたとのこと。
このライオンは、いつどの様にして、
これだけのダイヤモンドを飲み込んだのだろうか。



静岡に住むある老婆は、「三毛猫おばあちゃん」と呼ばれている。
幼少時代から半月も欠かさずに猫を飼い続けており、
その猫がみな三毛猫であるからだ。
何故必ず三毛なのかと尋ねると、
三毛が死ぬと、まるで入れ替わるかの様に新しい三毛がやってくるのだと言う。
猫の死因は様々で、病気であったり、交通事故だったりしたが、
死んだ数日後には必ず三毛の子猫がやってくる。
老婆は現在飼っている猫の前に10匹以上の猫を飼ってきたが、
写真を見返してもいつ飼っていた三毛なのか全く見分けがつかないとのこと。



1984年4月、ベル・マクレガー婦人の葬儀に約400匹の蜂が参列した。
蜂たちは、葬送の讃美歌が歌われ始めると
その歌声に惹かれるかの様に集まりだし、
棺が墓穴に降ろされる時には、
別れを惜しむかの様に墓穴の上に留まっていたという。
婦人をはじめ、参列した人々の中に養蜂関係の仕事をしている人物は
1人もいなかったとのこと。



1989年、北海道沖で操業していた漁船が奇妙な箱を引き上げた。
その箱は、一尺四方ほどの黒い漆塗りの箱で、
赤い縄で幾重にも縛られていたという。
もしや、沈没船の財宝か何かかもしれないと、
漁師たちが縄を切り漆の封を剥がしてみると、
中からは墨汁の様な黒い水と、小さな子どものものと思われる
左腕の骨が7本出てきたそうであったとのこと。



南米アマゾン流域の小さな村に、
ひび割れ、赤茶けた土が露出した窪地が存在する。
そこは、現地の言葉で「乾きの門」と呼ばれており、
旱魃をもたらす悪霊が住まう場所とされ、一種の禁足地として扱われている。
同地は、雨季には増水したアマゾン川によって、村全体が水浸しになるのだが、
その窪地の周りだけは、
まるで風呂の栓を抜いたかの様に水が渦を巻いているとのこと。



1998年夏、アントニオ・モンタネール博士の調査隊は、
パン屋の跡と見られるローマ時代の遺跡から、壊れた素焼きの壺を発掘した。
壺は金庫の様に使われていたらしく、
破片の周囲からは、100枚以上のコインも発見されたのだが、
その中に1枚だけ四角い穴のあいたものがあった。
洗浄作業と年代測定の後、
それが江戸時代末期に日本で鋳造された
寛永通宝であることが判明したとのこと。



カナダのアルバータ州に住んでいたロック・フィッシャーマン氏は、
その名に反して生涯魚介類を口にしなかった。
彼は、生魚やフライはもちろん、
アンチョビやオイスターソースを少しでも使った料理であれば
匂いを嗅ぐだけで吐き気を催し、
スーパーの魚売り場には近づくこともできなかった。
そんな彼は、43歳の時、突如口から8リットルもの水と20匹近い小魚、
そして7つの貝を吐き出して亡くなった。
解剖した医師によれば、
彼の胃袋には無数の噛み傷の様な潰瘍があったとのこと。

信じようと、信じまいと―

The Tutu Project | Raising Awareness for Breast Cancer.
Images by Bob Carey.



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僕のクラスに新しく転入してきた、ポチャとした男の子。
彼はいつも机に突っ伏して塞ぎ込んでいて、未だに友人はいない様。
きっとクラスに馴染めずに大変なんだと考えた僕は、
意を決して彼に話しかけることに。
「君、いつも浮かない顔をしているね。何か嫌なことでもあったの?」
僕の突然の問いかけに彼は動揺した様だったが、
やがて重い口を開いて話しだした。
彼の話によると、自分が塞ぎ込んでいる原因は、
転入してくる以前の1ヵ月ほど前の出来事にあるという。
彼は当時、住んでいた家の自分の部屋でゲームなどをして過ごしていたが、
ふと気付くと、彼の部屋の天井板が少しずれているのを見つけたという。

彼は椅子を使って天井を這い上がると、
懐中電灯で辺りを照らして原因を探したそうだ。
天井の上は意外にも広々とした空間になっていて、
何処までも先が続いている様に見えた。
彼は天井が外れた原因探しよりも、
冒険心から天井裏をどんどんと先に進んで行った。
すると電池が切れたのか、突如として電灯の明かりが消え、
辺りは一面の闇となった。
彼は怖くなって部屋に戻ろうとするも、あまりにも進みすぎたせいか、
元いた部屋の明かりは既に見えなくなっていて、
彼は天井裏で完全に迷子になってしまった。
途方に暮れた彼は、元の部屋を探して歩き回ったが、
闇の中で方向感覚を失い、
しだいに自分がどの方向に向かっているのかも分からなくなった。
そのまま宛も無く歩き回るうち、
彼はだいぶ先に何か光りを放っているものを見つけた。
それを自分の部屋の明かりと考えた彼は、
夢中になって、その明かりに向かって歩き続けた。
しかし、段々と近づくうちに、明かりの正体は、
自分の部屋の明かりではないことが分かった。
それは何と、見たことも無い街の明かりであったと言う。
不思議なことに、天井裏に1つの大きな街があり、
その明かりが遠くから見えていたのだ。
彼は宛も無いので、その街の中に勇気を出して入って行ったとのこと。



そこまで話をすると、彼はため息をついて、しだいにボロボロと涙を落とした。
僕は突然の彼の涙に戸惑いつつも、
とりあえず彼を慰めようと、彼に言葉をかけた。
「大変だったね。でも、結局は部屋に戻れたんだろ。泣くことは無いよ」
すると彼はゆっくりと首を振って、こう答えた。

「まだ、その街から出られていないんだ」





とある海の見えるレストランにて、
ある男が「ウミガメのスープ」を注文した。
しかし彼は、その「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、
シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい、ウミガメのスープに間違いありません」
青ざめた男は勘定をすませ、帰宅した後、自殺した。


 
男は昔、水夫として船に乗っていた。
ある日、船が遭難し、数人の男と共に救難ボートで難を逃れたが、
漂流の憂き目に。
食料に瀕した一行は体力のない者から死んでいく。
やがて、生き残っている者は、死体の肉を活きるために食べ始めるも、
男はコレを固辞した。
当然、その男はみるみる衰弱していく。
見かねた他の者が「これはウミガメのスープだから」と偽り、
男にスープを飲ませた。
そのおかげで彼は救難まで生き延びた。
遭難中に食べたウミガメのスープのおいしさが忘れられず、
レストランで同じ料理を注文した男。
しかし、本物のウミガメのスープを口にした彼は全てを悟ることに。
そして、人肉をおいしいと感じてしまった自分がいたたまれなくなり、
自ら命を絶ってしまったというわけである。





パニックして電話してきた女友だち・マキコ。
彼女は仕事帰りに寄った私の部屋から、駅から家までの帰路を
マックシェイク(イチゴ味)を飲みながら歩いていた。
近所の小さい公園そばに来た頃、それを飲み干したので、
空のカップを持って歩くのも嫌だからと
公園内のゴミ箱へ捨てに入った。
それは金網で出来てる蓋のないシンプルなもので、
彼女がいざ捨てようと見ると……
ゴミに埋もれる様にして男の生首があった。
固まるマキコ。

するとその顔が目を剥いて、
にぱぁ~っという感じに息吐きながら
大きく口を開いて笑い顔を作った。
悲鳴も出ずして心臓が止まりそうになるマキコ。

途端に、スボッと勢いよく生首が立ち上がった。
竦む彼女を尻目にその生首、もとい、その男はゴミ箱から這い出し、
一目散に走り去った。
何が起こったのかわからないマキコ。

ようやく硬直が解け、
「あやかしの類いではなくて、悪趣味な悪戯だった」
と頭で理解しつつも、やっぱり怖いので足早にそこを去ろうとしたその時。
ゴミ箱から気配が……
思わず振り返ると、再びゴミに埋もれる様にしてあの男の生首があった。
すると、それはこんなことを話し出した。
「あ、驚かせてすみません。
 あなたは波長が合う様で、私を視ることができるのですね。
 そこでお願いがあります。
 全てを終らせるために、私に触れてもらえないでしょうか。
 ここと、ここと、ここと……」

自宅の玄関に飛び込んで鍵を閉めて、
初めて足が震えまくってるのに気づいて座り込んだマキコ。
後は怖くて怖くて、泣きながら私の携帯に電話したということだが、
彼女はパニックに陥ってるせいか、
いまいち何を言っているのか解らない。
とにかく、彼女を落ち着かせなくてはと、私は諭す様に淡々と話を進めた。
確かに、私たちの関係は世間からみたら奇妙なことだと思う。
私が他の男と結婚するにいたっては、
以前から納得していたものだと思っていたのだけど、
どうやら実際は違ったみたい。
だからとはいえ、あなたはこんなことをして、しかも、
そうでもないことに置き換えてパニックに陥って、
切り離された私としてはどうかと思うのだけど。
マキコ。





とある日の昼下がり、俺は駅のホームで電車を待っていた。
ホームにほとんど人はいなく、俺のすぐ横にはカップルがいた。
俺もカップルもホームの黄色い線内側ギリギリに立っている感じ。
カップルは楽しそうに話をしていた。
彼らを見ると女の子が別れたばかりのやつに似ていた感じだったので、
俺は複雑な心境反面、うらやましいなと思った。
通過列車が来たので、俺は自然と電車の方を向いた。
電車が来る方向に彼らがいたので自然と視界に入っていた。
電車が彼らの前にさしかかろうとした時、
女の子が彼氏を見ながら満面の笑みで電車に飛び込んだ。

ガツンって感じな硬い物に何か当たる音がして、
その後、ものすごいブレーキ音を放ちつつ、電車が止まった。
止まったといっても、完全に駅は通過した後に止まったんだが。
ここを通過する列車だったからかなりスピード出てたし、
まあ、よくこの距離で止まれたもんだ。
線路には女の子の残骸らしきものがあったけど、
まじまじと見る気持ちにはならなかった。
彼氏はその場でへたりこんで放心。
彼ほどでないにしても、俺も完全にフリーズ状態で、
あら、なんで? さっきまで楽しそうにしてのに?
ていうか、飛び込む瞬間も楽しそうだったし?
?の連続。

俺はわけがわからないで佇んでいたら、駅員が数名走ってきて、
そのうちの1人が俺に話しかけてきた。
「すいません、事故、目撃されましたか?」
俺は混乱していたのもあって、しどろもどろにも「うす」と答えた。
すると駅員が、
「そうですか。あの、お急ぎのところ大変申し訳ありませんが、
 これから警察の方が来ますので、
 事故の状況を説明していただけませんでしょうか?」
と言われた。
後で聞いた話によると、電車での人身事故の場合、
自殺・事故の他に殺人の可能性もあるため、
警察の現場検証を行い、目撃者に状況を聞くことがあるそうだ。
ふと横を見ると彼氏にも駅員が話しかけている。
彼氏はまだへたりこんで放心したままだった。

俺は駅の事務所に案内された。
警察が来るまで待って下さいと言われ、椅子に座らされた。
少しして、駅員2人に両脇を抱えられた
顔面蒼白の彼氏が事務所に入ってきた。
彼はそのまま事務所の奥の方に連れて行かれ、
俺からは見えない位置に座らされてた。
しばらくすると、担当の警察官が来て
「お手間掛けますが、状況を説明して下さい」と言われた。
俺は正直に見たままのことを話した。
女の子は自分から飛び込んだから、事故ではなく自殺なんだろう。
彼氏も誰も突き落したりしてないし、殺人でもない。
しかし、飛び込んだ時の女の子の満面の笑みは理解不能のまま。
そんなだったが、俺は女の子が笑顔のまま飛び込んだと説明した。
警察官は特にひっかかった様子もない感じで素直に聞いてくれた。
そして奥から彼氏の呻き声。

俺は警察官があまりに冷静だったので、
「自殺って皆だいたいこんな感じなんですか?」
と聞いてみた。
警察官いはく、
「皆ではないですけど、たまにありますよ。こういうことは」
と言った。
彼が言うには、自殺する気配がないのに
いきなり飛び降りたりする人がいるとのこと。
そういう人たちは明朗活発な感じで、まるで散歩でも行くかの様に
自殺してしまうから防ぎ様がないらしい。
死ぬと決めたから気持ち的に楽になってハイになるのだろうか。
それとも、何かに引っ張られてしまうのだろうか。
俺が見た感じだと、あの電車に飛び込む神がかり的なタイミングは、
何かに引っ張られたと言われた方が
説得力がある様な気がした。




プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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