ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
僕が高校生の頃、自分の席が窓際にあった時のこと。
僕は毎日窓を開けて授業も聞かず、空を見てぼーっとしていた。
そんなある日、ふと気がつくと、
隣の席の可愛いと想ってた女の子がこちらをチラチラと見ている。
なんだろうと思っていたが、あまり気にしなかった。
すると彼女は僕に手紙を渡してきた。
僕はそれがラヴレターであると直感的に感じた。
顔を真っ赤にしてその手紙を読むと、こう書かれてあった。
「寒いから窓閉めて」
僕の姉がスーパーでバイトしてた頃。
果物コーナーでパックしたリンゴを積む作業をしていた姉に、
とても素敵な青年が近寄ってきて、囁くように
「ねえ、次の休みいつ?」と聞いてきました。
姉は顔を赤らめ、しどろもどろになりながら
「バッ、バイトしてんのは土日だけですっ!」と答えました。
すると青年は3秒ほど考え込んだ後、
口調を正して申し訳なさそうに
「すいません、お店の定休日を聞いてるんですが....」
授業中、なにかしら僕はぼんやり外の景色を眺めるのが好きだった。
帰ったら何して遊ぼうかとか、どこか遠くに行きたいとか、
いろんなことを思いながら、窓の外ばかり見てた。
午後の授業なんかだと、暖かな日差しでついつい寝てしまうことも。
隣の男子校で体育をやってたりすると、それはもう大変!
何も考えられずに食い入るように見てしまう。
はちきれそうな筋肉質な太もも、のびやかな肢体、
見てるだけで鼓動が高鳴ってくる。
長身なあの子が好いとか、ガッチリしたこの子も好いとか、
もう授業中だってことなんて完全に忘れてずっと見てた。
楽しかった。
でもそんなことしてると、いつも必ず邪魔が入るんだ。
「先生、授業してください」
必死に告白メールを作って好きな人に送信したはずだが、
間違って父に送信してしまったようだ。
しかもすぐに返信が来た。
「実は父さんもお前が1番好きだぞ」
実家の父に逢うために高速道路を北に向かって走っていた僕は、
ふいにトイレ行きたくなったので、サービスエリアに立ち寄ることに。
手前の個室はふさがっていたので、その隣に入った。
便器に腰を下ろそうとしたその時、隣から「やあ、元気?」と声が。
男は皆そうですが、トイレで見知らぬ人と話をすることはありません。
どうしていいかわからなかったので、
ためらいがちに「まあまあだよ」と答えてみた。
すると隣人は「そうか....それで、今何してるの?」と言ったんだ。
妙だなと思いつつも、僕はバカみたいにこう答えた。
「パンツを脱いで君と同じことをしようとしてるんだ」
やがて隣の男は、声をひそめてこう言った。
「おい、後でかけ直すよ。隣の個室に、俺の話にいちいち答えるアホがいるんだ」
僕が幼い頃、住んでいた団地の近くに、銀色の壁に囲まれた建物があった。
建物が平屋ぐらいの高さしかないから、ぐるりと囲んだ塀から屋根が覗くだけなので
何の建物なのかわからずに謎だった。
そこで父とその建物の前を通った時、一体これは何の工場なのかと聞いたんだ。
そしたら父曰く、「あぁ、これは子供を作る工場なんだよ」と、教えられた。
もちろん、成長して、子供は工場で作られるモノではないと判ったんだが。
最近、子供時代を過ごしたその町に行く機会があり、
僕はそこで例の工場の真実を知り、
20年越しに父の冗談の真意に気づいた。
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プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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