ポテチの水彩絵の世界にようこそ!
気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、
現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
僕はいつも学校に行くためにバスに乗ってるんですけど、
そのバスは右に曲がった。
そのいつも乗ってるバスで、ある日おかしな事があったんです。
だって、いつものような、おばあさんもがいるから、
最後まで行ったんです。痛いから。
それで、そこまでは別に良かったんですけど、
めちゃくちゃ大きい紙袋の紙じゃない版みたいなのがあって、
ボールみたいなのもあって、シルクハットをかぶってる人もいっぱいいたんです。
おかしいですよね? 普通の道を通ってるのに。
それでもバスはずうっと普通に進んでたんですけど、
ある道を左に曲がったところで、いきなり急ブレーキをしたんですよ。
それで、本当に急に "キーーーー" って止まったんで、
中に乗ってた人が、バランスを崩してこけそうになったんです。
僕は席に座ってたんで大丈夫だったんですけど。
でも、本当におかしい事は、学校に行く直前に起こったんです。
そのバスはいつも、大きな公園の横を通って行くんですけど、
その頃、ちょうどそのいつもの道は工事してたんで、
ちょっと遠回りして、トンネルがある方の道から行ってたんです。
それで、そのトンネルのちょうど真中ぐらいまで通ったところで、
そのバスが ”ガチャ” とか言いながら止まったんです。
僕はもちろんおかしいな、と思いました。
で、気づくと、バスは既に学校前のバス停に着いてました。
僕は、あれ? おかしいなぁ? とか思いながらバスを降りて、
その日も普通に学校に行きました。
そのバスに乗ってた人はもうみんな死んだんですけど。
友人から聞いた話です。
彼は神奈川のある高校にバスで通っていたんですけど、
そのバスによく乗ってくる奇妙なおばあさんがいたそうです。
別に見た目が奇妙とか、気が狂っているとか、そういう奇妙さじゃなくて、
なんというか、不気味な気配が漂っているけど何が変なのかはわからない、
そんな感じのおばあさんだったそうです。
見た目は良家の未亡人風というか、品があって毅然とした感じの寡黙なタイプで、
でもこの世の人ではない様な、そんなおばあさんだったそうです。
彼は霊感があるわけでもなく、
それまでに怪談めいた体験をしたわけでもないのですが、
このおばあさんがバスに乗ってくると、
いつも「これから何かあるんじゃないか」という言い知れぬ恐怖感に襲われたと
以前からよく言っていました。
冬のある日、いつものようにバスで高校に行く途中、おばあさんが乗ってくると
既にバスに乗っていた乗客の1人がおばあさんに話しかけました。
話しかけたのは帽子をかぶってシルバーシートに座った "老紳士" といった感じの人で、
その人の連れらしい、同じ様な黒いスーツを着た40代くらいの男性が2人が
大きな鞄を持ってそばに立っていました。
老紳士とおばあさんが何を話したのかは、彼には聞こえませんでしたが、
二言、三言と会話を交わしていたようです。そして突然、
老紳士が「それだけはさせません!!」とバスの中で大きな声をあげました。
見ていた友人だけでなく、周りの人たちも何があったのかと
そっちを一斉に振り向きましたが、その時には、
老紳士の連れの人が鞄から何か丸いボールの様なものを取り出していました。
それが何なのかは分からなかったそうですが、
とっさに彼は、自爆テロでバスが爆破されるというようなニュースを思い出し、
まさか、そんな恐ろしいことが起きるのかと固唾を飲み込みましたが、
しばらくは何も起きず、老紳士とおばあさんは睨み合いをしたまま、
黙っていたそうです。
それが何分か何秒かはわかりませんが、
バスの中で気まずい沈黙が流れていたところに突然、バスが急ブレーキをかけました。
運転手さんがアナウンスにて、
「急ブレーキで大変ご迷惑様です。この先緊急工事ですので迂回いたします」
みたいなことを言って、いつもと違う道に入りました。
しばらく行くと急に外が暗くなって、「あれ、トンネルかな?」と思ったところで
ふと記憶が途切れ、
気がつくと病院のベッドだったそうです。
実のところ友人は、道で倒れているのを通行人に通報され、
彼は意識のないまま病院に運ばれた様なのですが、友人が入院したのは小さな病院で、
バスに乗っていた他の客が入院したらしい様子もなく、
結局バスはどうなったのか、僕にも彼にもよく分からないままでした。
翌日の新聞でそれらしい事故が載っていないか探したのですが、
特に見当たらず、それっきりになってしまい、無理に探すのはあきらめました。
というのも、実は意識のもどった友人は脳に障害が残ったのか、
ちょっと何を言ってるかわからないような感じになっていて、
この事故のエピソードも2日に分けて根気よく聞きだし、
判ったものを僕がまとめたもので、
本人の口から聞いただけでは何がなんだか分からずじまいでした。
直後にいったんは退院して、
あちこちにこの話をすることで、彼なりに詳細を確かめようとしたみたいですが、
「インターネットでも相手にされなかった」というようなことを言っていました。
その後また日に日に具合は悪くなり、去年の夏くらいに亡くなりました。
僕が大学で、オカルト好きの別のある友人にこの話をしたら
おばあさんが悪霊とかで老紳士たちは拝み屋の類だったんじゃないかと言ってましたが、
それもまた考えすぎな気もします。
さっき帰ってきました。
確かに、彼担当の看護士に聞くってのは思いつかなかったわけですが、
当時、彼の家族には状況を聞こうとしたのです。
彼があの状態(何言ってるか不明)でしたので。
でも私は彼とは兄弟同然に育った幼馴染とか言うならともかく、
高校になってから知り合った連れでして、
彼の親の顔を見たのはその病院で初めてだったのです。
それでしかも、今にもこの世から消え入りそうな感じの母親ときたら、
泣きはらした真っ赤な目でオロオロしてる状態。
....さすがに根掘り葉掘りは聞けませんでしたよ、とても悪い気がして。
学校に刑事が来たりした様子がないところを見ると、警察の出した結論は:
彼が登校中に昏倒→意識錯乱、というだけで事件性は無し。
言ってることは全部でたらめで混乱してるだけとされている事でしょう。
僕が刑事でも普通はそう考えると思います。
思い出せない.....学校にいくバスに乗ってて、おばあさんが出てきて、
チグハグな上に落ちがない理解不能な怪談めいた話。
.....絶対見た気がするんだけどデジャヴュかな.....
それ、2001年のことだから時間的にはありうるよな、と思って
"2001 バス 事故" で検索かけたら出てきたよ。
この事故記事によると、"湘南高校" って書いてるけど、
確か "神奈川のある高校" って書いてあったよな.....
現実なのか虚実なのか、謎の投稿から始まったこの連鎖は何だったのか。
ただ読んだ者を不穏にさせるのは言うまでもない。
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プロフィール
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ポテチ/ラダ
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50
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誕生日:
1974/04/11
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会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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