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ポテチの水彩絵の世界にようこそ! 気分でコメントや画像とか、恐いのや面白い毒ある話とか、 現実の花の色と違ったりとか、妙な感じです。
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http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1323621430

上京した青年が独り暮らしするためにアパートを探してた。
数々の不動産屋を見回った結果、ある3階建てのアパートを見つけた。
築年数は古いが、最近リフォームしたばかりらしく、まるで新築した様だ。
家賃も手ごろだったので、さっそく彼はラッキーとばかりに此処に決めた。

引越しが無事完了した後、
手伝ってくれた同じ同郷の友人たちとその部屋で酒を飲み始めた。
すると1人の友人が
「なんかさ、コリコリって壁から音がしないか?」といった。
しかし何も聞こえず、お酒のせいだと思った。

次の日の夜、青年が寝ようと布団に入ると、
友人が言っていた様な音が聞こえた。
音の元を探ってみると北側の壁からだ。
その壁に面した隣に部屋はないから、
これはきっとネズミでもいるのだろうと思い寝ることにした。
しかし、それが毎晩続くことに。

ある夜、我慢できなくなった彼は管理人にネズミの駆除を頼むことにした。
次の日、管理人のところにいくと申し訳なさそうにこういった。
「ごめんなさいねぇ。あそこ、小さなクローゼットがあったんだけど、
前に住んでた人が気に入らなかった様で、自費でただの壁にしたのよ。
確かにネズミが住み着いたのかもしれないねぇ」

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1323621504

後日、青年も立ち会いのもと、
業者にネズミの駆除をすることになった。
作業員がその壁を壊す前に壁紙を剥がすと、
その場にいた者たちは、みな愕然とした。

そこには何かを隠す様に、
何枚もの板が何百何千という釘で打ち付けられていたのだ。
業者からの電話でそれを知った管理人も駆けつけ、
その板を取り外す作業が始まった。
日が沈みかけた頃にようやく、ほぼ全ての板が外され、
スペースきっちりに填め込まれた薄い板が最後になった。
何かとても嫌な予感がしそうな雰囲気。
息をのみつつも、作業員がそれを剥がした。

案の定、中から死体が見つかった。

その死体はすっかり干涸びていて異臭すらしなかった。
薄暗くとも、着ている服や背格好からして、
小学生ぐらいの女の子だとわかった。
そして、その子の全ての指先の骨が剥き出しになっていた。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1323621597

しばらく呆然とするものの、ハッと気付いた管理人は警察に電話するため、
カバンから携帯電話を取り出そうとするのだが、
部屋は思いのほか暗く、見つからない。
苛立ちつつ、この部屋の電気のスイッチを付けた瞬間、
全員が悲鳴をあげた。
その小さなクローゼット一面いっぱいに赤黒い字でこう書かれてあったからだ。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1323621850

おとうさん ごめんなさい おねがい
ここからだして だしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだして



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http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1323182022

俺が大校生の時、剣道部の合宿で海の傍の民宿に泊まり込んだことがあった。
厳つい怖い顔をした親父が経営する民宿で、ボロボロで今にも倒れそうな木造だった。

夜、板張りの広い部屋にて、皆で雑魚寝していると、突然俺は揺り起こされた。
俺は寝ぼけ眼でぼんやりと起こした奴を眺めると、
彼が「トイレに行きたいけど、1人じゃ怖い」と俺に囁くように言った。
俺は練習疲れで眠くてしょうがなかったが、
「頼むよ、お願いだよ」としつこく頼むので、
「分かった分かった」と言って布団から抜け出し、
皆を起こさない様に、そいつと抜き足差し足で部屋を出た。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1323182055

「トイレは何処にあるんだよ」と俺が聞くと、
「海の家の外にあるんだが、臭いし汚いし、何より明かりが無いから暗くて怖い」と
彼は情けない声を出した。
俺はやれやれと思いながら彼と長くて暗い廊下を抜け、海の家の玄関までやってきた。
玄関の戸に手を掛けようとした時、突然「何しよんかあぁ!!」と大声が響いた。
心臓から口が飛び出しそうになった俺が慌てて振り向くと、
民宿の親父が懐中電灯をこちらに向けながら、憤怒の形相をしていた。

「.....こんばんは。じ、自分たちはトイレに.....」と俺が言い繕うとすると、
親父が「出て行けぇ!!」と言いながら何かの粉を俺らにぶつけてきた。
「っしょっぱっ!」これは塩だ。
俺はわけも分からず「は、はい。すんませんでした!」と言いながら
出て行こうと戸に手を掛けると、「お前じゃない!!そいつだ!!」と親父は叫んだ。
俺が混乱しながら突っ立っていると、突然パチンと音がして辺りが明るくなった。
親父が電器を点けたのだった。

すると、隣にいたはずの友人がいなくなっていた。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1323182126

代わりに、俺と彼が歩いて来た道筋に、濡れた足跡が点々とこちらまで続いていた。
「お前、危なかったな。沈められるとこだったぞ」と親父は言った。
「もう寝ろ」と言われ、全身鳥肌を立てながら部屋に戻ると、
俺以外の全員の部員が布団で寝ていた。

抜け出していたのは俺だけだった。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1323182177

TONY DURAN : PHOTOGRAPHY: D.I.F
http://www.tonyduran.net/index2.php?v=v1


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1323098810

1週間ほど前のこと、私は寝ていると金縛りにあった。
"霊媒体質" ということで金縛りは結構高頻度であったので、
いつものか...みたいな感じで特に気にせず、そのまま眠ろうとしたんだけど、
その日は勝手が違って、何かベッドサイドから気配を感じた。

恐る恐る目を開けると、白ワンピース姿で長い黒髪で顔面蒼白という
ベタな出で立ちの娘がベッドサイドにいた。
少ししゃがんで枕元を覗き込む様にして私を思いっきり睨んでいた。

「え、ちょっ、やばくね?」と思うも、体が動かないのでどうにもできない。
すると彼女がある一点を指差した。
そして「何よアレ....外してよ....外してよ」と囁いてきた。
私は何とか目玉だけ動かして彼女の指差した方向を見ると、
そこにはカーテンレールにかけられて部屋干した私のブラジャーが。

ちなみに、私の胸は家系的に他の人よりも大きい。
普通の下着屋ではなかなか合うサイズが売っていないため、
一度買ったものは他の洗濯物と分けて手洗いをし、
型崩れしないように形を整えてハンガーにかけて手入れをし、
長く使えるよう大切に扱っていた。

それを指差して「外してよ.....」と訴えてくる彼女。
よくよく彼女の胸部を見ると
「あらあら。貧乳こじらせて死んだのかしら」と思えるくらい凹凸がなかった。

私の心中を察したのか、彼女が至極不機嫌というか、
妬ましそうな顔で私の首に手を伸ばしてきた。
これはマズいと思い、「ちょ、ごめん! マジごめん! 今のはなかったことに!
あ、そうだ! ねぇ、知ってる? マシュマロ。
マシュマロ食べると胸大きくなるよ!
マシュマロの成分はオッパイの成分と同じなんだって!
後はHの時にたくさん揉んでもらってね...ってそんなことは置いといて、
私もね、マシュマロかなりハマって食べてた時期に一気に大きくなったんだよ!
あなた、家族がいるならお供えしてもらえる様に頼んでみなよ!」
と、頭の中で一気にまくし立てた。

すると彼女は掴んだ私の首から手を引くと、
少し何か考えごとする様な顔をした後、私の頬をペロッと舐めてからスッと立ち上がり、
音もなく消え去っていった。
それと同時に金縛りも解けたので、取り合えず、
干してあるブラジャーが乾いていることを確認してクローゼットにしまった。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1323098964

次の日の午後、同居している父方の祖母とお墓参りにいった。
朝食中に祖母が突然、そこに行きたいと言い出したからだ。
タイミングが良いと言うか、昨夜のことがあったので、私も同行することにした。

墓地に着いてから、早速、私のご先祖が眠る墓の掃除するための水を汲みに行くと、
水場に行き着くその途中に、
ついさっき墓参りされたと思しき線香が炊かれた墓があった。
私は何となくそちらに目をやると、墓石の前にマシュマロの袋がお供えしてあった。
「まさか....」と思って墓石の後の方を見ると、
昨夜の私を覗き込んでいたあの彼女が凄い笑顔で佇んでいた。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1323098922

衝動的に出た言葉とはいえ、余計なことを言わなければ良かったと、
今は後悔してる。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322665558

もうかれこれ25年も前、たしか小学6年生の時のことです。
クラスメートにサッカーが得意な加藤くんと長島くんがいました。
2人はとても仲が良く、いつもまるで双子の様につるんでました。
学年での体力テストで1位と2位はいつもこの2人のどちらかでした。
当然2人はクラスの人気者で、彼らが学校を休んだ時は、
まるで火が消えた様に寂しかったものです。

私は加藤くんとは幼なじみで家が近かったこともあり、
この2人とはよく一緒に遊びました。
当時、私自身それがとても誇らしかったのを覚えています。
私は2人と違って背が低く、体もさほど丈夫でもなく、
絵ばかり描いているネクラ気味だった私には、
この2人と一緒にいられるというだけで、他の人たちに対して優越感に浸れたからです。


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12月にしては温かな昼下がり、私たちは近所の小川に釣りに出かけました。
当時、私は誕生日の時、母にねだみ倒して買ってもらったインスタントのカメラを
いつも肌身離さず持っていました。
そのカメラで私は2人を撮ることになりました。
今思えばあの時、写真なんて撮らなければ、カメラなんて持ってこなければ、
あんなことにはならなかったのに....


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322665842

家に帰って撮った写真を見ていると、あることに気がつきました。
それは加藤くんと長島くんがいつもの仲良く並んでいるところを撮ったのですが、
長島くんの右腕の少し下にみえる川の水面に人の目の様なモノが写っていたのです。
私は "心霊写真" という言葉は知っていましたが、
まさか自分にそんなものが撮れるとは思っていなかったので
「気味が悪いな」とは思ったものの、特に気にも止めませんでした。

長島くんが右腕を怪我したのはそれから何日か経った時でした。
市内の少年サッカーチームで行われる大会に向けての練習の最中にボールが腕に当たり、
骨折してしまったのです。
彼は近くの病院に入院することになりました。

私は妙な胸騒ぎを覚え、家の机の引き出しからあの写真を出して見てみたのです。
すると写真は前に見た時とは全く様子が違っていました。
人の目の様なモノから水面から顔を出した幼い男の子の姿へ。
確かにその目は水の中から伺っていたあの目でした。
そしてその男の子の手は長島くんの右腕を掴んでいたのです。
怖くなった私は加藤くんの家に電話し、家に来てもらうことにしました。
その写真を見た加藤くんは、
「長島に見せたらショックを受けると思う」ということで、
このことを彼に言わないことを私に約束させ、その写真を持っていきました。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322665750

加藤くんが写真を持って行ってから3日後だったと思います。
長島くんが亡くなりました。
病室から飛び降りたのです。

飛び降りた日に長島くんのところへお見舞いにいったクラスメートがいました。
そのクラスメートはこんなことを言っていました。
彼はしきりに「あいつが来る」と呟いていたとのこと。
後日、担任の先生や長島くんのお母さんから
「入院生活のストレスのせい」と説明されました。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322665713

ある日、加藤くんの家に呼び出された私はあの写真を見せてもらいました。
と言っても写真は鋏で半分に切られ、写っているのは加藤くんだけでした。
「自分の方にもあいつが来そうだったから」とばつが悪そうに加藤くんは説明しました。
長島くんが飛び降りた日。
この写真にはあの男の子が彼の体に覆い被さる様になっていたとのこと。
「何でもっと早くにこの写真を切ってあげなかったんだよ!? そうすれば長島は....」
私は思わず声を荒げてしまいました。
すると加藤くんはこう言いました。
「だって、あいつがいると.....俺は1番にはなれなかったから」


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今は私も加藤の名字になって、息子が小学1年生になりました。
ふと息子をみると似てるのです。
あの写真の男の子に。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322665979

Damien Blottiere
http://damienblottiere.tumblr.com/


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322394863

居酒屋でバイトしてた頃、深夜残業してたらいつもの電車に間に合わなくて、
途中の寂れた駅までしか帰れなかった時があった。
その日は給料日前日で、困ったことに俺全然金なくて、
だから仕方なく始発の電車が出るまで近くの公園のベンチで寝てたんだけど、
寒さで腹壊しちゃったみたいで、そこにあるトイレに行ったの。

少ししてから俺のいる隣の個室に人が来た。
何か電話しながら入って来たみたいで、話が聴こえてくる。
外から時折、車の音とかするんだけど、
トイレの中はかなり静かだから、隣で話してる奴の声はもちろん、
電話の相手側の声も微妙に聴こえたんだ。

「ん? うん、分かってるって。あはは! あ、ごめんごめん。何?」
『.........なった......い つか........』
「あぁ、そーだなー。大丈夫だって。気にすんなよ。え? おう。あははっ!」
『.....おたしか........かけ....し....』
「そうだっけ? おう....あー、そうかもしんね。あ、わりぃ!ちょっと待ってて」

そこで俺は用も済んだので、そそくさとトイレから出ようとした時、
隣からライターを擦る音と同時に、はっきり、相手側の声が聴き取れた。

『....ったでんわばんごうは げんざい つかわれておりません ばんごうをおたしかめのうえ おかけなおしください おかけになったでんわばんごうは....』
「あ、もしもし? わりぃ。タバコ。で、何だって? ああ、そうだな....」

寒いからじゃない。
急に背筋がゾッとして、急いで駅まで走って、
駅前で震えながらシャッターが開くのを待ってた。
ただ物凄く気味が悪くて怖かった。
思い出すとまだ夜が怖い。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322386557

売れっ子のお笑い芸人を目指して、このガッチリした相方と組んでから今年で5年。
ある日、バイク事故により、相方の脳死が確認され、
無数のチューブと人工呼吸器や点滴により、しばらく生き続けた後、
昨日、息を引き取った。
「手を尽くしたのですが」
担当の医師はとても悲しげな顔で俺にそう告げた。
彼の亡き骸を抱いた時、とても軽くて、涙が溢れてきた。
よっぽど苦しかったんだと思った。

「治療費は結構です」
決して裕福とは言えない俺の状況を察したようだ。
なんて優しい医者なのだろう。
「もう遺体を見るのはお辛いでしょう」と医師がシーツを被せた。
「思い出は彼と共に焼いて忘れなさい」
この一言で私は立ち直れることができた。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322386653

心機一転して、俺は仕事を変えた。
アパートからその会社まで割と近い距離なんで、基本は自転車だが、
ストレスでか太り気味というのもあって、最近の通勤は主に徒歩。
その通勤時、取り壊し予定の無人マンションの近くを通るのだが、
そこは飛び降り自殺が多く、自殺者の霊の目撃情報も多い曰くつきマンション。
周りに街灯も少ないし、夜はかなり不気味で怖い。

先日、帰りが23時頃になった時、ガクブルしながらそこを通ったのだが、
一瞬、マンションの屋上に人影が見えた気がした。
「あれ!?」
心臓止まるかと思った。
あいつかと思ったからだ。
目を凝らしてよく見てみると、やはり屋上に誰かが立っている。
まさか....と思った瞬間、その人が飛び降りた。
コンクリートに打ち付けられる嫌な音。
マンションの前に女の子が倒れてるのが見えた。
慌てて携帯で救急車を呼んでから、その子に駆け寄った。
血まみれで足は変な方向向いてるし、幽霊ではなかったが、かなり恐怖だった。
落ちた音を聞いてか、マンションのベランダから何人かこっちを見てる。
すぐに救急車が搬送していったけど、
家に帰っても現場を思い出してしまい、その夜は全く眠れなかった。

次の日聞いたら、あの女の子、重症だったけど命の別状はなかったらしい。
ああ、未遂に終わって良かった。
もし亡くなってたらと思うと


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322386441

ある年上の女と知り合った。
40歳になったばかりというが、20代後半に見えるくらい若々しく
美人で妖艶でいい女だった。
何度か会う内に俺の部屋に来る様になった。

部屋で映画見てたら、彼女が「トイレ借りていい?」と。
トイレに行った彼女が悲鳴をあげたので急いで駆けつけたら、
「用をたそうと思って便座上げたら縁にゴギブリがいたの!」

ゴギブリにこんな悲鳴あげるとは、まだまだ可愛い女の子じゃんって思ったよ。
その時は。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7170818ba3679a9c8a30a9deff30364e/1322386748

俺はまた仕事を変えた。
深夜23時過ぎ、バスの中は俺だけかと思っていた。
すると後ろから女の子たちの話し声が聞こえた。
そうか、まだ他にも乗客がいたのか。
女の子2人は怪談話をしていた。

「振り向くとあの世につれて行っちゃうんだって」
「じゃあ、振り向かなければいいんだね。簡単なことじゃない?」
「それがね、絶対振り向いちゃうんだって。
あれも振り向かせるために色々な方法を使うらしいんだ」

ああ、そういえば、1人は良く帰りが一緒になる塾帰りの子だ。
もうすぐこの子たちが降りるバス停だ。
しかし2人は話に夢中で全く気づいていない様。
降り過ごして帰りが遅くなるのは可哀想だと思い、俺は振り向いて声をかけた。
「君たち、ここで降りるんだろ?」

「ほらね」




プロフィール
HN:
ポテチ/ラダ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/04/11
職業:
会社員
趣味:
単館系映画鑑賞、音楽や絵画鑑賞、そして絵を描くことと...
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